急増するバイク女子!人気の要因と現役女性ライダーへのインタビュー!
「バイク女子」というワードがトレンドになり、現在も勢いは衰えずに空前のブームが起こっています。
バイク女子とは名前の通りバイクに乗る女性の総称ですが、最近では女性だけのツーリングチームが増加していて、SNSの大手コミュニティでは2,000人を超えるメンバーが在籍しています。
今回の記事では、バイク女子ブームが加速した理由と魅力に迫ってみました。
また、SNSなどを通じて複数のバイク女子限定ツーリングチームに参加した現役女性ライダーからのインタビューも紹介しています。
今回のインタビューではバイク女子の悪い部分の話も聞けたので、バイクデビューしようとしている女性の方やバイク女子サークルへの加入を検討している方は参考にしてみてください。
ブームのキッカケはSNS
バイク女子の交流の輪はSNSで広がっています。
SNSが流行する前は掲示板や雑誌の仲間募集コーナーなどで女性限定のツーリングチームの募集が散見されましたが、文章のみの募集では不安を感じるものです。
SNSが普及してからは、サークルやツーリングチームが活動する様子を写真や動画で確認できるため、安心して参加できる環境に変わっていきました。
ツーリングチームの募集だけではなく、バイク好きの人のSNSをフォローすることから始まり、そこからDMなどのやり取りをする関係に発展して、一緒に走りに行ったり情報交換をする事例も多いようです。
また、バイク女子部というFacebookのグループによるバイク女子サークルも存在します。
2019年には参加メンバーが2,000人を突破して、記念ミーティングが開催されました。
バイク女子部は2013年より活動する老舗サークルですが、近年のバイク女子ブームによってメンバーが急増しています。
定期的にオフ会やミーティングが開催されているほか、SNS上で活動している方やバイク女子部のコミュニティを通じて、地域限定の小規模ツーリングチームを立ち上げる事例もあるようです。
(バイク女子部:https://www.facebook.com/groups/bike.joshibu/)
リターンライダーと大型バイクオーナーが増加
バイク女子ブームによってリターンライダーや大型バイクに乗るバイク女子が増えています。
バイクは昔から女性にも人気の趣味でした。歳を取って結婚や育児など環境の変化でバイクを降りるのは男女ともに共通ですが、昨今はバイク女子ブームでリターンライダーになる女性が増えています。
昔はバイク女子の交流は少なかったけど、手軽に女性限定ツーリングに参加できたり、SNSを通じて交流できる環境になったことで再びバイクに乗ろうとする女性が多いのでしょう。
ここ数年すっかり自転車派になってる私ですが、インスタグラムでバイク女子の写真をオススメされてどんどん見ていってたら、久しぶりにバイク乗りたくなってきた(動機が不純)。
てか、免許、限定解除したいなあ。— Mitsuyasu Sakai/堺三保 (@Sakai_Sampo) June 19, 2019
また、昨今は軽量で足着き性が高い大型バイクが増えているため、大型バイクに乗る女性ライダーが増えています。
乗りやすいバイクが増えたほか、大型自動二輪免許を取得する際の不安や大型バイク購入後のインプレッションなど、ネット上で不安を解消するための情報が充実して大型バイクを乗る人が増えています。
10年程前までは女性ライダーの大半は250ccに乗っている印象でしたが、最近はアメリカンやスポーツバイクなど幅広いジャンルのバイクに乗るバイク女子を見る機会が増えました。
バイク女子の魅力
バイク女子の魅力は、カッコイイことと女性同士の交流は気の合う仲間を見つけやすいことです。
バイクに乗る女性がかっこよく見えるのは昔から変わらないですが、空前のバイク女子ブームでカッコイイバイク女子を見かける機会が増え、それに憧れる女性が増える好循環が生まれています。
大型バイク女子マジでカッコイイ
(バルカンドリフター800ぽかった— あいぼう (@aibou) September 30, 2019
バイク女子いいなあ、、、、かっこいい
— あかさん (@___zzw_30) December 5, 2019
バイク女子かっこいい。かっこよすぎる、、
— okashimo (@okashimo6) November 14, 2019
女性は男性よりもSNSをやっている方の比率が高く、バイクに乗ってSNSで自慢したい理由でバイクに乗る方もいるようです。
また、男女混合のツーリングチームでは、色恋沙汰のトラブルになったり、男性からしつこいアプローチを受ける事例が多いですが、バイク女子限定のツーリングチームやサークルなら、男性とのトラブルリスクがなく思う存分バイクを楽しむことができます。
バイク女子にインタビュー
40代からバイクに乗り始めたバイク女子の方から話を聞くことができました。
バイクに乗り始めたキッカケは知人の誘いで行ったバイクレース観戦。
若い頃にもバイクに乗ろうとしたけど親に反対された過去があり、親の目から離れたことや子供が就職したことで免許を取得したとのことです。
レース観戦に誘ってくれた男性の知人はいましたが、周囲にバイク女子はいなかったため、バイクに興味を持つ前から利用していたInstagramで情報収集を行い、購入するバイク選びの参考にされました。
ちなみに、大学生のバイク乗りから話を聞いた時もインスタを通じて仲間を見つけたり、部品を譲ってもらっていました。このように性別や年代を問わずバイクのSNS交流はInstagramがもっとも活発のようです。
バイク女子の方はインスタを通じてバイク女子の輪を広げていき、SNSで募集していた女性限定のツーリングチームにも何度か参加されています。
しかし、女性限定のツーリングチームには合わず、現在は男性中心のツーリングチームに移籍したとのことでした。
女性限定ツーリングチームでの活動を辞めた理由については、「メンバーはみんな良い人で男性がいない雰囲気も悪くなかったのですが、私の場合はバイクに乗るのが大好きで、ツーリングはなるべく長い時間バイクに乗っていたいです。だけど、女性限定のツーリングチームは何カ所か参加したけど、どこも休憩で長時間トークすることが多いのが私には合いませんでした」とのことです。
ツーリングチームによって活動方針やスタイルが異なりますが、男女混合のツーリングチームに比べて、女性限定の所はまったりツーリングをする傾向が強いようです。また、景色や食事などインスタ映えを重視して目的地を決めることが多く、インタビューしてくれたバイク女子は、「インスタ映えは良いけど私の場合は写真を撮って少し休憩したら、すぐにバイクに乗って走り出したい」とおっしゃってました。
話を聞かせてくれたバイク女子の方は少数派のタイプかもしれませんが、女性ツーリングチームならではの楽しみ方やスタイルがあるようです。
女性限定のツーリングチームに興味がある方は参考にしてみてください。
おわりに
バイク女子というワードが定着し、男女問わずバイク女子は良いイメージが浸透しているように感じます。
著者は男性で、女性だけのツーリングチームを見かけると華やかに感じる存在でしたが、インタビューに応じてくれた女性ライダーからの話を聞いて、バイク女子ならではの難しさもあるのだと思いました。
それでも人口の増加やネットやSNS上での情報および女性ライダー向けのイベントが充実したことによって、一昔前よりも女性がバイクに乗りやすい環境になったのは事実です。
現行モデルのバイクラインナップを見ても、メーカー純正でローダウン仕様を用意したり、パワーはあるけど電子制御で安全性を確保した魅力的な車種が増えてきています。
ネット通販の需要拡大によって、女性向けのバイクウェアの種類が豊富になったほか、バイク用品店でもレディースコーナーの売り場を拡張する店舗が増えました。
バイクに興味を持っている女性の方がいたら、Instagramを中心にSNSやブログで情報収集したり、相談できる先輩ライダーを探してみてください。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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