リアルタイムでバイクの空気圧をチェックできるモニターシステム
複数のメーカーから空気圧監視モニターを販売していて、仕組みは共通してタイヤのエアバルブキャップを電池とセンサー、Bluetooth内蔵の専用品に交換をして、ハンドル付近に専用モニターを装着するのみです。
バイクから電源を取る必要がなく、整備の苦手な方でも簡単に装着できて、空気圧の異常や変化を走行中にリアルタイム監視できます。
このページの目次です
主な空気圧モニターシステム
①タイヤドッグ TPMS タイヤ空気圧温度測定センサー バイク用
電源供給方式:エアバルブキャップ、モニターともに電池式
価格:18,400円
→「タイヤドッグ TPMS タイヤ空気圧温度測定センサー バイク用」のAmazonページ
②zmart CAREUD ワイヤレス オートバイ TPMS タイヤ空気圧監視システム
電源供給方式:エアバルブキャップ電池式、モニター充電式
価格:9,895円
→「zmart CAREUD ワイヤレス オートバイ TPMS タイヤ空気圧監視システム」のAmazonページ
③TPMS タイヤ空気圧監視システム モーターオートタイヤアラーム
電源供給方式:エアバルブキャップ電池式、モニター充電式
価格:5,366円
→「TPMS タイヤ空気圧監視システム モーターオートタイヤアラーム」のAmazonページ
④バイク専用ワイヤレスタイヤ空気圧モニターAirmoni(エアモニ)バイク
電源供給方式:エアバルブキャップ電池式、モニター充電式
価格:19,440円
→「バイク専用ワイヤレスタイヤ空気圧モニターAirmoni(エアモニ)バイク」のAmazonページ
※価格はAmazon.co.jpの2018年8月12日時点(セール価格含む)
まだ普及して間もない商品なので耐久性に不安はありますが、ネットレビューを見る限り、1万円を切る安い商品でも評価は高く、故障や誤作動を起こす口コミはほとんど見られません。
2万円前後で売られている商品はメーカーの実績が高いです。
空気圧の重要性
バイクは2本のタイヤで走る特性上、タイヤトラブルによって重大な事故に発展する可能性が高いです。空気圧の上昇によるバーストや、少しずつ空気の抜けていくパンクなどは、日常的な空気圧点検で早期発見または回避できます。
バイクに乗る都度、日常点検として空気圧チェックをするのが理想ですが、なかなか頻繁に空気圧チェックをできないものです。手軽に空気圧チェックできる場所ではガソリンスタンドが定番です。
しかしフルサービスのお店だと、バイクは少量しかガソリンが入らないのでスタッフに申し訳ない気持ちになりますし、セルフのスタンドも空気入れを探すのが面倒です。
実際に私もサーキットを走るときは小まめに空気圧チェックしますが、ツーリングや街乗りでは1年近く空気圧チェックしないことがありました。
リアルタイムでモニター監視できれば、空気圧を小まめに調整するモチベーションにも繋がります。
空気圧は温度や気圧で変化する
空気は温度の上昇や気圧が低くなると膨張します。菓子パンを袋を開けずに電子レンジで温めれば袋が膨らんで破裂しますし、峠など標高の高い場所に行くと登山でポテトチップスの袋が膨らむのと同じ仕組みでタイヤの空気圧は高くなります。
温度は季節など外気温の影響も受けますが、バイクが走ることで熱を帯びます。特にバイク用のハイグリップタイヤ(スポーツ用タイヤ)は、グリップ力を高くするために柔らかいコンパウンドを使っています。タイヤが柔らかいと走った時にタイヤ温度が上がって空気圧は高まります。
高速走行とサーキットや峠でコーナーを攻めて急加速・急減速する乗り方では、タイヤ温度が上昇しやすいので注意してください。
バイクは走行前に空気圧をチェックすることが大切ですが、走行中に空気圧は変化しています。平地でバイクに乗り始めて間もない時間帯に空気圧を測れば、走行状況によって空気圧が下がることはありません。
空気圧が高くなる分には安心だと思うかもしれないですが、バイクのタイヤは空気圧が高いほどグリップ力は低くなります。空気圧が高くなるとタイヤが潰れにくくなって地面との設置面積が少なくなります。ロードレースやオフロード競技をしている人は、規定値よりもタイヤの空気圧を下げて地面との設置面積を高くしています。
たとえば峠でワインディングをする時は市街地よりもバイクをバンクさせて曲がるなどアクティブな乗り方をする場合、タイヤの空気圧を上昇させる条件が揃っています。結果的に街乗りよりも危険な乗り方をするのに、タイヤはスリップしやすい状態になってしまいます。
理想は乗り方を変える場面に応じて空気圧調整を行うことですが、山道はガソリンスタンドが少なくて手軽に空気圧チェックはできません。空気圧モニターは空気圧を表示するだけで、調整はできません。
それでも、走行状況によって空気圧が高まっていることを数字で見れれば、危機感を持って乗れるので、安全性は高まります。
おわりに
タイヤの空気圧は構造上、有線でセンサーをつけることができないので、2〜3年以上前には存在しなかった装備です。空気圧は走行状態によって変化して、異常があると事故に繋がるのでリアルタイム監視をする必要性が高いです。
レースなどモータースポーツ向けの需要も期待できますし、街乗りやコーナーは攻めないツーリングをする人など、幅広い方にオススメしたいアイテムです。車用パーツも多数出ていますが、2輪で走るバイクは車以上に空気圧モニターをつけるメリットが大きいです。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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