バイク離れはアメリカでも深刻

日本は若者のバイク離れが深刻で、国内販売が落ち込んでいるのは聞かれた方も多いのではないでしょうか。

日本は人口そのものが減少しているので、バイク販売も伸びシロが少ないですが、実は人口増加と経済成長を続けているアメリカでもバイク人口の減少が目立っています。

統計によると、2017年上半期の米国大型バイク登録台数は、前年比7%減少しました。アメリカの大型バイクメーカーといえばハーレー・ダビッドソンが有名ですが、同社も2017年度の売上高を下方修正し、工場労働者のリストラ計画を発表しています。大型バイクだけではなく、オフロードバイクや日本メーカーの苦戦も目立っています。

アメリカ市場も日本と同様に若者のバイク離れが深刻で、ベビーブーマー世代(日本でいう団塊世代)の高齢化によって、従来人気が高い大型アメリカンバイクの人気が下降しています。日本と違う点では、ドクカティやBMWなど欧州メーカーのバイクの人気は高まり、販売台数とシェアは年々拡大傾向にあります。

アメリカでも若者がバイクを所有することにステータスを感じなくなった

アメリカでハーレーダビッドソンが苦戦している一番の要因は、ハーレーダビッドソンのようなブランドバイクを所有する価値を若者が感じなくなっています。

本国生産といえ、ハーレーはアメリカでも高級バイクとして定着していて、ランニングコストも高額です。高いお金を費やしてハーレーを所有するのであれば、シェアバイクや安い小型・中型バイクでいいといった考えを持つ若者が増えています。

また、バイクでアメリカを横断するなど、長距離ツアラーの人口自体が減少しています。若者は所有する喜びやブランド力にお金を払うことを嫌がり、現実志向が強まっているといえます。

バイ・アメリカン主義も影響?

アメリカ人は、バイ・アメリカン主義で、アメリカ製品しか買おうとしない方がいます。アメリカのバイク情報誌のアンケートでは、信頼できるバイクとして日本メーカーの車種が高い評価を得ていますが、日本や欧州のバイクの性能がどうであれ、そういう方はアメリカメーカーのバイクしか買いません。

バイ・アメリカン主義は年配に多い傾向があり、従来は他社と比較せずにハーレー・ダビッドソンを購入する方が多かったです。ベビーブーマー世代がバイクを引退して、ハーレーを買わなくなったことや、それより若い20代〜50代の一部のバイ・アメリカン主義の方は、アメリカ製で良いバイクがないので、そもそもバイクは買わないという方が増えています。

ハーレー・ダビッドソンは市場の変化を受けて、低価格・低排気量の車種を増やしたり、ドラッグレースに力を入れてスポーツ性能を高めたバイク開発に力を入れています。

まとめ

アメリカのバイク離れは、日本と共通して若者の現実志向が強まっている部分もありますが、ヘビーユーザー世代が日本よりも上の世代で、体力的にバイクに乗れない年齢になっている背景もあります。

日本のヘビーユーザー世代は団塊世代より下の現在40代〜50代の方です。アメリカの現状を見ていると、日本も現在のヘビーユーザー世代が還暦を超える10年〜20年後は今よりもバイク市場が冷え込む懸念がありそうです。

バイ・アメリカ主義が強いアメリカに対して、日本は世界トップのバイクメーカー大国である一方、国民のバイクへの関心が低さが気になります。今後も、世界のバイク市場は先進国が衰退して東南アジアをはじめとした発展途上国が成長することが予想されます。

いずれは、2009年に施行された四輪車向けのエコカー補助金のような制度を、バイクでも実施するなど、国策で日本のバイクメーカーを助ける取り組みが必要になるのではないでしょうか?

補助金については、現時点では何も案はなく、直近で出ている案は125ccバイクを車の免許で乗れるようにすることです。日本や世界のバイク市場の現状や未来予測を考えると、何かしらの国策を打ち出さないとバイク市場低迷を打開できないのではないかと思います。

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