台風の日はバイク盗難被害が増加するので注意

2017年8月4日〜9日にかけて、台風5号が日本を縦断して日本全国で甚大な被害をもたらしました。強い勢力を保ったまま、極端にスピードが遅く、記録的な大雨になる地域が相次ぎ、被害に遭われた方は心よりお見舞い申し上げます。

この台風で全国各地の天気が大荒れになっている中で、全国でバイクの盗難被害も相次ぎました。テレビや新聞等で大きな報道はされないものの、例年台風が来ると、バイクや車、重機、資材の盗難が相次ぐ傾向があります。

台風の日はバイク盗難被害が増加するのはなぜ?

台風が直撃すると、家の中でも風や雨の音がうるさく、雨戸を閉めて外の状況は何もチェックしない人が増えます。台風で雑音がかき消されて、屋外に出る人が少なくなる台風の日は、バイクを派手な手口で盗難してもバレにくいため、窃盗団の行動が活発になります。
台風の暴風域に入る時間が深夜にかかっている時は、より注意が必要です。

台風の日にバイクを盗む犯人のほとんどは、外人を中心にしたプロの窃盗団です。鍵やU字ロックを電動工具でカットしたり、前輪を台車に乗せるなど、あらゆる手法で防犯対策を突破してきます。さらにシャッター付きガレージ保管のバイクでも、台風の日だとシャッターをこじ開けて犯行に及ぶケースがあります。

バイクを盗まれないようにするには、自分の保管環境であれば盗まれないと過信するのではなく、危機感を持って台風の日はロックを多くかけたり、寝室やリビングの近くでバイクを保管するなど厳重な対策を取りましょう。

台風の日は手口が派手になる

台風が夜に直撃するなど、窃盗団から見て盗みやすい条件が揃っている日は、複数名でトラックを用意して犯行を行うなど、派手な手口が目立ちます。ガレージのシャッター破壊や、U字ロック・チェーンロックの切断をはじめ、保管している複数台のバイクを同時に盗む大胆な犯行比率が高いです。

一部では、警報装置が鳴ってもそのまま犯行を続けたり、警報装置を一度鳴らして短時間で作業してアラーム解除をした後、少し様子を見てから犯行を続けるケースもあります。つまり、台風の日は、ガレージ保管や、外付けロック、警報装置をつけていてもプロの窃盗団は簡単に突破してきます。

バイクの台風対策

台風が来る前には、バイクの雨風と盗難防止双方の対策を取る必要があります。

雨風対策

台風による強風だと、バイクカバーが飛んだり、バイクが倒れてしまうことがあります。私もGSXーR750の大型バイクを所有していた頃に、台風の翌日バイクが倒れていた経験がありました。軽いバイクになるほど強風でバイクが倒れやすくなりますが、台風の日は大型バイクでも油断せずに対策をとっておきましょう。

バイクの転倒防止対策は、砂利や砂など未舗装道路でバイクを保管している場合は、スタンドを立てる地面が雨で陥没しないように、鉄板や木など、何かしら地面の間に板をかませておきましょう。なるべく大きくて、スタンドにかかる力を分散できるものが望ましいです。

また、雨の日は厳重にバイクカバーをかけて、さらに麻紐などを使って入念にカバーを結んで固定しておきましょう。

盗難対策

盗難対策は、保管環境の中で少しでも厳重な対策を取れるように心がけましょう。最低でも、U字ロックやチェーンロックなどの定番の外付けロックと、ディスクブレーキロックを併用しておきたいところです。
片輪のみ動かせないようにロックをかけても、台車に乗せて運ばれてしまうこともあるので、タイヤは前後何かしらのロックをかけることが望ましいです。

戸建住宅やガレージ保管の場合は、なるべくロックをたくさん厳重にかけて、なおかつ人感式のライトでバイクの近くに行くと照明で照らすなど盗まれにくい環境作りを心がけましょう。

マンション・アパートなどの集合住宅や、住宅街の密集した戸建の場合は、盗難対策できることが限られますが、家や生活する人が密集している環境では、盗難防止アラームが効果的になります。台風だと、雨風で謝操作することもあるので、感度調整機能が付いているものや、アラーム付きディスクロックなど鍵を解除するとアラームが鳴る商品を選びましょう。

最新の盗難防止グッズは、近所迷惑にはならない配慮がされて警報アラームの音量は小さくて、異常を感知すると所有者のスマホや遠隔リモコンに知らせてくれるタイプもあります。

台風が来ると、音が出るような大胆な犯行でバイクを盗まれるかもしれないリスクを把握して、保管環境に応じてできる限りの対策を取っておきましょう。

バイク盗難被害の口コミ

甚大な被害をもたらした台風5号が日本を縦断した、2017年8月4日〜9日にかけてのバイク盗難被害や、台風に関連したバイク盗難のTwitter投稿情報を集めました。また、著作権の関係上紹介できませんが、SNSのコミュニティによる、バイク盗難情報拡散コンテンツでも、台風が来た後は盗難被害の報告が増えています。

まとめ

台風で世間が混乱する騒動に便乗して犯行に及ぶ手口は卑劣です。犯人も、台風が直撃している中で屋外で作業するのは身の危険がありますが、犯罪者は過酷な環境でもお金になることを最優先に考えているものです。

台風が来ているからといって、ずっとバイクの近くで見張ったり、一晩中寝ないで音に警戒することは困難です。自分の保管環境に応じて、できる限りの対策をとって、それでも不安なときは盗難保険に加入したり、GPS追跡装置を付けておくようにしましょう。

対策を講じておけば、台風の日でも少なからずバイクを盗まれるリスクを緩和できます。

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