スズキブースレポート【東京モーターサイクルショー2019】
スズキブースの画像
スズキは東京モーターサイクルショー2019で、国内導入予定の新型カタナを国内初公開しました。新型のカタナにまたがれる展示車両を2台用意して、特別公開日から長蛇の列が出きていました。今年の東京モーターサイクルショーの中で、もっとも大きな注目を集めたバイク(車種単体)は、間違いなくスズキのカタナでした。
カタナ以外に目立った新型モデルはありませんでしたが、昨年のモーターサイクルショーに引き続き、Moto-GPの体験ブースが盛り上がっていました。展示車両の画像や体験ブースの動画などを幅広く紹介しています。
このページの目次です
新型カタナレポート
新型カタナ横画像1
注目度抜群の新型カタナです。伝統のデザインと最新モデルのスタイリングを見事に融合させています。
新型カタナ正面画像1
大型ヘッドレンズを採用したことによって、フロントマスクは旧型カタナの印象を強く残したデザインです。
新型カタナ正面画像2
東京モーターサイクルショーではシルバーとブラックの2色のカタナを展示していました。
新型カタナ横画像2
カタナといえばシルバーが定番ですが、新型カタナはブラックの印象が良かったです。サイドに赤を取り入れたシートと、燃料タンクにプリントしたスズキのロゴ、フロントブレーキのキャリパーが良いアクセントを与えています。
新型カタナ横画像3
旧型カタナは長いシートが特徴ですが、新型カタナはショートシートレールにリアマウントのナンバープレートとウインカーを装着しています。斜め後ろから見るとネオレトロな印象が一気に強まります。
旧型カタナ正面・旧型カタナ横画像
東京モーターサイクルショー2019では、初代カタナの展示も行っていました。名車と呼ばれる車種だけあって、新型と比べてもスタイリングの魅力を感じます。
ヨシムラ−カタナの画像
すでに多くの社外メーカーがカタナ用のカスタムコンセプトを展示していました。スズキやカタナに合わせる社外メーカーといえばヨシムラです。こちらの画像はヨシムラブースで展示された車両です。
今年の体験ブースはレースクイーン付き
モーターサイクルショーのスズキブースで定番になりつつあるのが、Moto-GPライダー気分を味わえる体験ブースです。昨年の東京モーターサイクルショーはVRによる体験コーナーを用意していましたが、今年は前後に表示された液晶パネルの映像でサーキット走行気分を味わえる内容です。
昨年に比べて嬉しかったのが、レースクイーンと記念写真を撮れるサービスです。会場内にはキャンペーンガールがたくさんいますが、パラソルを持ったレースクイーンと2ショット写真を撮れるのでレーサー気分を味わえます。
スズキ体験コーナーの画像
体験コーナーの内容は、固定されたMoto-GPマシン(GSX-RR)にまたがって、映像に合わせてハングオン(ヒザ擦りのポーズ)や前傾姿勢を取っていきます。バイクが傾いたり動作によって結果が変わるワケではないのでゲーム性はありませんが、スタッフが声援を送って盛り上げてくれました。
参加するライダーが見える映像の動画を撮ってきました。
スズキ体験コーナーの動画
その他の展示車両
バーグマン200の画像
バーグマン200です。250ccクラスと同じくらいの迫力を感じます。シートのクッション性が高いので、長距離運転も快適です。
バーグマン200シート下の画像
写真では少し分かりにくいですが、シート下収納はヘルメットを入れる丸形のスペースだけではなく、前方に窪んだ小物入れの空間が用意されています。グローブやネックウォーマー、ボディバックなどを収納するのに便利です。
バーグマン400の画像
バーグマン400は2019年モデルの新色「マットステラブルーメタリック」を展示しています。私服からスーツまでライダーの服装を選ばないオシャレなカラーリングです。小傷や日焼けをしにくそうな塗料で、実用性を求めるスクーターと相性抜群です。マットステラブルーメタリックは是非、小排気量のスクーターにも導入してもらいたいです。
バーグマン400シート下の画像
シート下収納は浅いですが面積が広いのでビジネスバックなど大きな物でも楽々収納できます。
GSX-S1000の画像
GSX-S1000は、カラーチェンジで定番のブルメタと黒の配置を換えています。黒の比率を高めたことで、車体全体をシャープに見せつつ、ブルメタによるスポーツ性も両立しています。
SV650の画像1
じわじわと人気を高めているSV650です。王道のネイキッドスタイルですが、2019年モデルよりパイプフレームの塗装色が変更され、オシャレな印象を強めました。3色のカラーラインナップを用意していて、私は展示車両の車体白×フレーム青の組み合わせが1番好きです。
SV650の画像2
他社メーカーを含めて個性的なスタイリングのバイクが増えたことで、オーソドックスなネイキッドバイクの魅力が高まってきた印象を受けます。
SV650Xの画像
ネオレトロなカフェレーサースタイルにしたSV650Xです。ファクトリーカスタムの派生モデルで印象がガラリと変わります。STDのフレーム色が変わったことで、ガンメタ塗装に黒フレーム、茶色シートでまとめたSV650Xはタダ者ではない雰囲気を演出します。
SWISHの画像
2018年発売の125ccスクーターのSWISHは、オプションパーツを搭載した展示車両を用意していました。
Vストローム1000オプション装着の画像
フルパニア仕様にしたVストローム1000です。各メーカーともにアウトドア向けバイク(オプション)の展示に力を入れています。
Vストローム650 の画像
Vストローム650です。今年はVストローム250の展示がなく、V型エンジンを搭載したモデルをアピールしました。
ジグサーの画像
低価格が売りの150ccミッションバイクのジグサーです。GSX-Sに近いスタイリングは青のカラーリングとよく似合います。
ジグサーのタンデムバーの画像
リアシートの両脇にはクワガタの角のような形状でタンデムバーが伸びていました。見た目以上にタンデム走行も快適そうです。
おわりに
新型カタナの実物を見て、型落ちのカタナや、同じ名車を復活させるコンセプトで大成功したカワサキ・Z900RSとは違う魅力を感じました。GSX-S1000系統のシャーシと足回りによってスポーティーで近代的な印象を与えています。フロントマスクは伝統を強く残し、リアマスクは流行をふんだんに取り入れたことで、最新モデルと往年の名車の良い所を両取りした印象です。
スズキはスクーター、ミッションバイクともにラインナップが充実するなど勢いがあります。2019年は新型カタナの大ヒットでさらなる飛躍を遂げるかもしれません。発売予定時期は2019年7〜8月を予定していますが、社外メーカーにも車両を提供していることを見ると、発売に向けて順調に開発が進んでいる様子です。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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