ヤマハブースレポート【東京モーターサイクルショー2019】


ヤマハブースの様子

東京モーターサイクルショー2019のヤマハブースは、モデルチェンジしたYZF-R25やNIKENーGTなどの新作モデルを一挙公開しました。2019年春の新型はフロント倒立フォークに換装したYZF-R25のみで、新しいコンセプトモデルの発表もありませんでした。

新作発表の点では、国内メーカーの中でもインパクトに欠ける印象を受けました。その中で大きな展示スペースを用意して賑わっていたのが、キャンプやアウトドアを意識したツーリングトリシティとツーリングセローの参考出品です。


トリシティアウトドアの画像


ツーリングトリシティの全体を確認できる動画

ツーリングトリシティのコンセプトモデルは、迷彩にカラーリングした車体に、アウトドアならではのオプションを多数搭載しています。流行のアクションカメラをフロントサイドカウルに装着しています。荷物をたくさん積むだけではなく、楽しく長距離ツーリングをできるコンセプトです。


セローアウトドアの画像

ツーリングセローの参考出品車です。オフロードバイクだけあって迷彩カラーがよく似合います。自衛隊に導入しているオフロードバイクのような、深い色(オリーブドラムの緑)とは違い、明るい緑を使った迷彩カラーなのでオシャレでスポーティーです。リアキャリアに大型バックを搭載して荷物の積載性をアピールしています。


YZF-R25の画像1


YZF-R25の画像2

2019年3月28日発売の新型YZF-R25です。展示車両は新色のマットレッドです。グレーと赤のツートンによるツヤなしカラーは、写真で見るよりもカッコ良かったです。

モデルチェンジで目玉になるのはフロント倒立フォークです。アウターチューブがゴールドに施され、スタイリングにも良い影響を与えています。倒立フォーク採用によって、CBR250RRに追随するスポーティーな250ccバイクになりました。

コーナリングのヤマハらしく、パワーではなくコーナリング性能で他社と差別化を図っています。


TMAXの正面画像


T-MAXの横画像

2019年モデルのTMAXです。2018年からの変更点はカラーリングのみですが、デイライトを付けた展示車両を用意していました。ヤマハに限らず最新バイクのスタイリングは車のようなLEDのデイライトを付けたスタイルがトレンドです。

ヤマハのハイエンドスクーターだけあって、車体の大きさだけではなく、色々なことができそうな雰囲気を外観から感じられます。


T-MAXのメーター

メーターはスピードとタコの2眼と中央に設置したマルチインフォメーションです。液晶はモノクロですがブラックアウトした左右のアナログメーターによって質感を高めています。


X-MAXの正面画像


X-MAXの横画像

こちらは250ccクラスのXMAXです。TMAX同様にLEDのデイライトが個性的なフロントマスクを際立たせています。XMAXの展示車両は社外パーツを取り入れたカスタムモデルの展示でした。


YZF-M1の画像

ヤマハブースの入り口にはMoto-GPの2019年参戦モデル「YZF-M1」を展示しています。2019年モデルのカラーリングは冠スポンサーのモンスターによる3本ラインのインパクトが強まりました。個人的には、ヤマハのMoto-GP(4スト)以降のワークスマシンで1番カッコイイデザインです。


YZF-M1ウィング

レギュレーションを巡る議論を起こしているウイングレット風のエアロダイナミクスフェアリングです。


MT-10の正面画像


MT-10の横画像

MTシリーズのフラッグシップモデル「MT-10」です。2019年モデルは軽微なカラー変更のみ行っていますが、インパクトの大きいフロントマスクのため、ここ最近の展示会では必ず登場する存在です。

2019年モデルの特徴は蛍光レッドに塗装されたホイールです。オプションのコンフォートシートを装着しています。


FJR1300の正面画像


FJR1300の横画像

FJR1300ASです。2016年のモデルチェンジからフルLED化をされていて、最新バイクの印象を強く与えます。ASにはLEDのコーナリングランプが搭載されています。

展示車両はサイドパニアとリアキャリアを装着しています。シートも大型なので、キャンプツーリングでも抜群の積載性があります。国産の大型ツアラーの中でも、もっとも王道スタイルを貫いている車種だけあって、オーソドックスなミッションバイクでも見た目から高い快適性が伝わってきます。


SR400の画像-1


SR400の画像-2

ロングセラーを続けるSR400。ハロゲンウインカーなど伝統を残したスタイリングは今でも鉄板です。現行モデルとは思えないオーソドックスな灯火類です。バイクはどの車種でもLED化すれば良いものではありません。

おわりに

ヤマハブースでは、2018年11月に発表した新型YZF-R125の展示を期待しましたが、国内モデル以外の展示はありませんでした。YZF-R25のモデルチェンジは魅力的な内容ですが、2019年はフルモデルチェンジや新導入する予定の車種がありません。

このように、東京モーターサイクルショー2019では新たな発表を期待していましたが、大きなニュースはありませんでした。主力ラインナップのMTシリーズも、拡充が一段落して成熟してきたので、これからヤマハがどのような方向性を示すのか注目です。

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