東京モーターフェス2018のファミリー向けイベントレポート
東京モーターフェス2018に参加して感じたのは、子供連れのファミリーが多く、魅力的なイベントを多数開催していたことです。入場料・参加料無料で、これだけ充実したイベントはなかなかありません。
車やバイクが好きな小学生以下のお子さんのいる家庭に強くオススメします。ここでは、東京モーターフェスで開催していたファミリー向けイベントをまとめました。
なりきりコーナー
東京モーターショー、東京モーターサイクルショーをはじめ、車・バイク関連のイベントでは定番になっている、モトGPライダーになりきる写真撮影コーナーです。バイクはフルバンクした状態で固定していて、またがるだけでスピード感のある写真を取れます。
ほかのイベントでは大人の参加比率が高かったですが、東京モーターフェスでは家族連れの参加が目立ちました。子供とお父さんで交代で写真を撮っている方も多かったです。使っているマシンは本物のモトGP用車両です。
トライアルライダーになりきれるコーナーです。バイクに乗るとスタッフがバイクの角度を動かして、ウィリーやヒルクライムをしているような写真を撮れます。トライアルバイクはボディサイズが小さいので、小さいお子さんでもバイクの大きさとマッチします。
前輪を下げて崖や急坂を下るような姿の写真を撮ることもできます。子供サイズのヘルメットとグローブも無料貸出を行っています。
親子バイク教室
親子バイク教室では、子供用ミニバイクを使って、実際に小さいお子さんがガソリンエンジン搭載のバイクの運転を体験することができます。ヘルメット、グローブ、ウエア、脊髄パットなど装備一式を全て無料貸出しています。
実際にエンジンのかかるバイクを子供が単独で運転できる機会はそうそうありません。最初は親も寄り添って数メートル程度の移動から始めていきます。
慣れてくると、親のサポートがなくなって、隊列を組んでコース内を走っていきます。丁寧に教えてくれるので、自転車に乗れるお子さんであれば、すぐにバイクの基本動作をマスターできます。バイクの危険性もわかっているのか、参加している子供はみんな集中した表情をしていました。
アクセルとブレーキ操作で車間距離を調整しながら安全に走っています。学校に行ったらバイクを運転したことを自慢すること間違いなしですね。
1、2歳児には立ち乗りストライダー
東京モーターフェスの子供向けイベントの多くは、3歳から4歳以上の年齢制限があります。3歳未満のお子様向けには、立ち乗り型パーソナルモビリティ試乗体験コーナーを用意していました。俗に言う、ストライダーの体験コースです。芝生を使った広いコースを用意していて、参加無料。混雑はなく何度でも参加できます。
親も一緒にコース内を歩けるので安心です。「サーキット」と題して、コース外には表彰台で記念写真を取れるサービスも用意していました。
キッズカート
SUBARUキッズカートブースでは、子供を対象にガソリンエンジンを搭載した本格カートの体験教室を行っていました。最初は父親やスタッフが手で押して、ペダル操作でブレーキをかける練習から始めます。
慣れてくると1台ずつコース内をゆっくりと走ります。車の運転は子供が憧れを抱くものです。実際に自分でアクセルとハンドルを操作してカートを動かすのは、子供のちょっとした夢を叶えていることでしょう。
後ろからは父親がヒモを持っているので、アクセルを強く踏んで暴走したり事故を起こすことを防止する安全対策が行われています。狭いブースでスピードを出すことはできませんが、エンジン付きカートを自分で操ることに意味があります。
競技でも使う本格的なカートなので、遊園地などにあるアトラクション向けカートとはエンジン音の迫力が違います。
その他のファミリー(キッズ)向けブース
ホンダの用意したトランポリンコーナーです。大きいものではないですが、トランポリンは子供の喜ぶ定番ツールのひとつです。
また、トラックの運転席などに乗れる体験コーナーも大盛況でした。街中で走っている姿を見ることはあっても、運転席の中に乗れる機会は滅多にありません。大型トラックは運転席が高いので、乗用車とは違った景色が見えます。
トラックやバスなどの大型車展示コーナーは子供だけではなく大人も多かったです。大人も大型車の運転席に興味を持っているものです。東京モーターショーでも毎回トラックの展示と運転席の体験コーナーを用意しています。
トミカのブースも大盛況でした。限定アイテムの販売も行っていたのですが、早期完売になってしまったようです。「なにか一つだけ買っていい?」とおねだりする声が色々な所から聞こえてきました。また、販売だけではなく体験コーナーも用意しています。
TOYOTA GAZOO RACINGのブースでは、子供向けにタイヤチャレンジを行っていました。タイヤの取り付け体験を行うものですが、グローブの貸出はもちろん、作業スタッフの着るツナギの貸出も行い、本格的なメカニック気分を味わえます。同様のイベントをダンロップブースでも開催していました。
車のタイヤは、真っ直ぐ差し込んでナットを対角線に締めていくなどコツがあります。ちょっとした工作気分で味わえる、お仕事体験です。
おわりに
東京モーターフェス2018は入場無料で、周辺にはダイバーシティ、フジテレビ、ヴィーナスフォートなど観光スポットがたくさんあります。家族サービスをする場所としては最高の環境で、車やバイク好きの人なら親も思いっきり楽しむことができます。
大盛況だったミニバイクやカートの体験コーナーでは、運転している姿を見て子供以上にテンションを上げている親もたくさんいました。2年に1回しかないのは残念ですが、今後も規模を拡大して続けていってもらいたいです。
親子バイクコーナーは東京モーターサイクルショーでも開催する見込みです。(次回は2019年3月)。子供向けコーナーだけではなく、バイクや乗用車の展示。トライアルショーやドリフトショーなど大人向けイベントでも子供の楽しめるものがたくさんありました。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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