カワサキブースレポート|東京モーターサイクルショー2018
東京モーターサイクルショー2018のカワサキブースでは、国内販売を開始した「NinjaH2 SX」が目玉でした。
昨年末発売以降、注文殺到していて、2018年には派生モデルのカフェも発売した「Z900RS」や、2018年春にフルモデルチェンジする「Ninnja250/400」など見所満載でした。
カワサキレポート〜会場の雰囲気とH2 SX SEの動画付き〜
昨秋の東京モーターショーではZ900RSを全面に出していましたが、東京モーターサイクルショー2018ではメインをH2 SX SEにしていて、フルモデルチェンジしたNinja250/400やZ900RSの、触れられる展示車両を多数用意して人気を集めていました。
カワサキブースの様子をご覧ください。
国内仕様を投入したH2 SX
注目を集めていたのは、2018年3月1日より国内販売されたスーパーチャージャー搭載バイクの「NinjaH2 SX」です。H2は海外で販売されていて、国内でも逆輸入車として一部で流通していましたが、国内正規販売によって大幅値下げされました。
(参考:カワサキ Ninja H2 SXの買う時・売る時のポイント)
外観も一新されて、フロントマスクは迫力満点です。来場客からも「もはやツアラーではない」といった声が聞こえてきました。
(↓動画もご覧ください↓)。
海外仕様で人気のH2カーボンの展示も行っていました。国内仕様とスペックは同じですが、先代のH2の方がスーパーチャージャーはパワフルな設定になっています。
Z900RS CAFEの存在感は抜群
2018年3月1日に発売した「Z900RS CAFE(写真上)」は、現物を見るとカスタム感を強く感じられました。特に、シングルシート風シルエットになる専用シートは、STDと並ぶとインパクトが大きいです。
ビキニカウルもしっかり風を防げるサイズで、タンクへ繋がる太めのラインもGoodです。
Z900RSはモノサスになることから、旧車好きの方からは否定的な意見もありますが、発表当初に比べて見慣れてきたせいか、モノサスでも自然なリアフォルムに感じられました。
Ninjaシリーズは質感が高い
Ninjaシリーズは2017年8月にNija650を投入し、2018年2月1日にNinja250とNinja400がフルモデルチェンジをしました。
スタンダートなNinjaシリーズは、1000/650/400/250の4つの排気量をラインナップしています。
2018年モデルの注目はNinja400です。先代では650ベースだった車体を、250ベースに変更して大幅な軽量化を行いました。乗り味は先代とは別物になっています。
250と400は、KRTエディションを含めて2種類のグラフィックカラーを用意しています。車体サイズは小さくなりましたが、立地的なカウルとカラーリングで小さい印象は受けません。
Ninja650の2018年モデルはカラーリング変更のみ。要望の多いKRTエディションも2017年10月に追加されました。
Ninja250は、エンジン出力をクラス最高水準の37馬力にパワーアップ(先代より4PSアップ)させて、軽量化や質感の向上など大幅なパワーアップを行いました。2018年の250ccスポーツバイクでは唯一の新モデルで、ライバルメーカーからシェアを奪うことになるでしょう。
250、400、650のNinjaシリーズを見て感じたのは質感が高いことです。フレームの存在感が大きく、外装とフレームの隙間を狭くするデザインで、細部まで手を抜かずしっかり造り込んでいる印象を受けます。
シリーズのフラッグシップにあたる1000になると、タイヤサイズも含めて迫力が一気にまして、2本出しマフラーなど外観の差別化も行っています。
その他のバイク
2017年に発売して人気を集めている、本格250アドベンチャーバイクのVERSYS-X 250 TOURERです。オプションを多数装着したモデルで、LEDフォグランプの存在感も大きいです。
エストレアは生産終了が決まっていて、Final Editionが出品されました。27年のロングセラー車種でしたが、排ガス規制の影響で生産終了になります。今のカワサキの流れだと復活も難しいでしょう。新型ではなく生産終了モデルを展示したのは、メーカー側のエストレアに対する功績を称えてのことだと思います。
おわりに
カワサキはKLX250を生産終了にするなど、ロードバイクへの一極化が進んでいます。ラインナップを絞り込んで、利益や生産コストを重視するのではなく、ラインナップを少なくしている分、重点車種の開発に予算をかけているように見えます。
モーターサイクルショーの展示車両を見ると、どのバイクも質感と完成度が高く、カワサキらしさも出ています。スポーツバイクだけではなく、Z900RSの登場でネイキッドバイクも復活を遂げて、2018年以降も注目度が増していきそうなメーカーです。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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