スズキブースレポート|東京モーターサイクルショー2018

●スズキブース

東京モーターサイクルショー2018のスズキブースレポートをまとめました。スズキは2018年にGSX-R125、SWISH(年内発売予定)など新型モデルもありますが、昨秋の東京モーターショーの出店内容から大きな変化はありませんでした。

フルモデルチェンジの噂がある隼(ハヤブサ)の新型展示を期待していましたが、モーターサイクルショーでの登場は見送られたようです。

スズキブースでは、VRを使ったサーキット走行体験コーナーが人気でした。

スズキブース注目車種とVRコーナーの動画と体験談

スズキブースの様子はコチラです。

入口付近には広いスペースにSV650を展示していました。派生車種のSV650Xを発売して、2018年モデルはカラーラインナップも拡充するなど、メーカーが力を入れて販売活動している印象を受けました。

ほどよい大きさとパワーでバランスの良さそうなバイクです。王道デザインに液晶メーター、フレームとホイールのカラーリングなどに目を惹かれます。ノーマルのままでも注目度は高く、カスタムベースの需要も高そうなスタイリングです。

スズキのフラッグシップスポーツのGSX-R1000は2017年にフルモデルチェンジを行い、2018年モデルはグラフィックの変更を行っています。東京モーターサイクルショー2018では、メーカーブースにリッタークラススーパースポーツを展示しているところは少なく、実際に触れられる展示車両として注目を集めていました。

GSX-R1000の兄弟車にあたるGSX-S1000です。初めて現車を見ましたが迫力あって面白そうなバイクです。ツアラー扱いですがスポーツ性能も高く、ワインディングも存分に楽しめそうです。GSX-R1000の国内販売がなかった時に、スズキのフラッグシップモデルとして牽引していた時代もあったバイクです。

バーハンドルなので、ポジションも楽ですが、適度な前傾姿勢にも対応でき使い勝手は良さそうです。

GSX-R125、GSX-S125を重点レポート

スズキブースの目玉は、昨秋に発売されて好評を得ている「GSX-S125」と、2018年1月26日に発売された「GSX-R125」です。

国内の排ガス規制に適用させつつ、ユーロ規格の上限でもある15馬力は、初めて国内販売させた国産車となりました。水冷単気筒エンジンはパワフルでフルサイズの車体でもよく走ります。

現物を改めて見るとタイヤは太くて、タンクも立体的なデザインで本格的なロードバイクに見えます。フロントフォークは正立式を採用するなど、価格もリーズナブルにまとめているのが特徴です。

ライバルにあたるホンダノCB125Rが、東京モーターサイクルショーに出品されて注目を集めましたが、GSX-S125の方が13万円ほど安くてパワーもあります。

フルカウルのGSX-R125はさらに迫力があり、ピンクナンバーが付かなければ125ccクラスには見えません。
GSX-R125の外観1周を動画撮影しました。

スズキVRコーナー

スズキブースで注目を集めていたのは、実際のレーシング車両にまたがって乗れるVRコーナーです。車体は体重移動で左右に傾けることも可能です。

乗る車体はGSX-R1000Rですが、内容は1993年のロードレース世界選手権500ccクラス、オーストラリアGP(フィリップ・アイランド・サーキット)での、ケビンシュワンツが操るバイクの映像になっています。実際に私もやってみたところ、最新のVRは迫力満点で、本当に乗っているような感覚になります。

私はGSX-R750で富士スピードウェイの本コースに通っていた時期がありましたが、本当に国際規格のサーキットを走っている気分になれます。VRは奥行があるので、サーキットを走る時に感じるスピード感覚が鈍るところも再現されていました。

映像は決まっていて、アクセルやブレーキ操作と映像が連動しない(ゲームではない)点は物足りなく感じましたが、最新VR技術の高さに関心しました。本物のレース車両にまたがってVR体験できるのは、とても贅沢なことです。

スズキのスクーター

早ければ2018年中に新発売を予定している、125ccスクーターのSWISH(スウィッシュ)です。スポーツ性も高くて実用性も高そうなデザインです。

昨秋に登場したアドレス125です。新開発エンジンを搭載して、軽量コンパクトで、パワフルな乗り味が特徴です。アドレスV125シリーズよりも料金をリーズナブルにまとめられた新しい125ccのエントリーモデルです。

50ccスクーターのLet’sです。特に大きな変更はしていません。

2018年モデルのスクーターは、ヤマハがホンダからのOEMモデルでもあるジョグとビーノを公開するなど、大手2社が原付スクーターで協力体制を見せています。実質、ホンダ&ヤマハ連合とスズキのみが、国内で原付スクーターを作るメーカーになりました。(ホンダ、ヤマハも独自車種は多数残っています)。

スズキの実績はホンダ、ヤマハに劣る面もありますが、通勤快速で人気を集めたアドレスシリーズを筆頭に、スズキのスクーターは耐久性に定評があります。新開発のエンジンも評判が良く、SWISHの開発などスズキは、市場全体が低迷する原付スクータークラスでの復権を目指しています。

おわりに

写真紹介はしていませんが、スズキブースはVストロームシリーズやジグサーなど、幅広い車種を並べていて、面白そうなバイクの多い印象をもちました。GSX-125シリーズなど、他社では実現しなかった15馬力での125cc国内販売を可能にするなど、スズキの開発力はここ数年で大きく成長しています。

2018年は小排気量バイクの新型が目立っていますが、夏から秋にかけて公開を予定されている新型の隼の情報を楽しみに待ちたいです。スズキ関連のイベントでVRコーナーの用意があれば、体験をオススメします。(回転は悪いので長時間並ぶかもしれません)

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