新型スーパーカブシリーズの東京モーターショー2017レポート

東京モーターショー2017のホンダブースでは、カブシリーズの展示に力を入れていました。11月10日に発売される新型スーパーカブの影響だけではなく、生産1億台突破を記念して大きなプロモーションを行っていました。

会場には歴代のカブや、参考出品になったスーパーカブC125など、カブシリーズを多数展示する特設コーナーを設けていました。

生産1億台記念車

スーパーカブは世界で1番燃費の良いガソリンエンジン車です。新聞配達をはじめ商業用イメージの強い車種ですが、新型はオシャレな外観に変身して、生産終了になったリトルカブのような雰囲気も感じられました。

大幅アップデートした「新型スーパーカブ50/110」の、特徴・スペック情報をまとめました。

新型スーパーカブは見た目・性能など幅広い面で魅力的なパワーアップ!!

スーパーカブは、オシャレで使い勝手の良さそうな印象を受けました。先代の角目も悪くないのですが、新型は伝統の丸目ヘッドライトに戻して懐かしさもあり、外装とシートのカラーリングでオシャレな印象を併せ持っています。

女性や若者でも乗りやすいデザインで、燃費や耐久性を踏まえれば、スクーターのようなシート下収納が不要な方や、2人乗りしない方は、カブを選ぶ価値もあると感じました。

さらに、新型では熊本工場による国内生産に戻るようです。海外生産化が進む中で、伝統的で販売台数も多い人気車種が国内生産に戻るのは明るいニュースです。一度海外生産に移行した車種が国産に戻ってくるのは珍しいケースです。おそらく日本産の信頼性をアピールして国内外でのブランド力を強化する狙いもあるのでしょう。

ただし、排ガス規制に適合させるためのコストも含めて4万円ほどの値上げとなりました。

見た目はレトロなデザインですが、丸目の中にはLEDヘッドランプを搭載して、先進性と流行を取り入れています。
外観だけではなく、中身も大幅にアップデートされました。平成28年排出ガス規制をクリアして、生産終了になったリトルカブの需要も吸収する見込なので、新型は先代以上にヒットする可能性が高いでしょう。

今買うべきかスーパーカブC125を待つべきか?

東京モーターショー2017では発売決定した新型スーパーカブ50/110のほかに、参考出品車両として、開発中のスーパーカブC125も併せて展示されました。スーパーカブC125は、プレミアムカブをコンセプトにしていて、早ければ2018年に発売されると噂されています。

「モデルチェンジしたスーパーカブを発表したばかりなのに、もうエンジンそのものが違う新型??」と思ってしまいますが、スーパーカブC125は通常モデルの110と住み分けをすることになるでしょう。

現車を見れば、質感もデザイン性もスーパーカブC125の方が一歩上をいっています。基本デザインは共通点が多いですが、カラーリングと縦長のLEDブレーキランプあたりに魅力を感じます。

新発売されるスーパーカブ110の値段は275,400円ですので、30万円プラスアルファくらいであればスーパーカブC125を欲しいと思いますが、装備を見る限り40万円以上になる可能性もある豪華仕様になっています。

スーパーカブC125はディスクブレーキ、キャストホイール、ABSを装備します。カブにABSはいるのか疑問を感じる部分もありますが、コアなカブファンでなければ、手軽に購入できるバイクにはならないでしょう。

40万円オーバーになれば原付2種ではなく、250ccクラスの新車購入も視野に入ってくる価格設定です。うまく40万円以下に価格をまとめてくる可能性もありますが、相応の購入予算をかける決意がなければスーパーカブC125の発売を待たずに、すぐに新型スーパーカブ110を購入するべきです。

カラーリングで印象が変わる

東京モーターショーでは、黄色やベージュなどのオシャレなカラーリングの展示車両が並べられて、昔ながらのカブブランドからの変化を感じました。しかし、伝統の青のスーパーカブの写真を見ると、昔ながらの伝統的なカブの印象が強く、色によって個性が大きく変わると感じました。

50と110でそれぞれ5色を用意していて、全てのカラーリングで価格は一律設定になっています。メーカーからは伝統の青よりも、オシャレなベージュや黄色を推しているように感じました。なお、明るい印象を与えられる黄色については50限定カラーになっています。

スーパーカブ110のスペック

車種名 SuperCub110 (スーパーカブ110)
メーカー HONDA (ホンダ)
排気量 109cc
発売時期 2017/11/10
エンジン形式 空冷4ストローク単気筒/OHC2バルブ
燃費 国土交通省届出値62.0km
トランスミッション形式 常時噛合式4段リターン
クラッチ形式 湿式多板ダイヤフラムスプリング式
燃料供給方式 電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
フレーム形式 バックボーン
車両重量 99kg
乗車定員 2名
最高出力 5.9kW(8.0PS)/7,500rpm
最大トルク 8.5Nm(0.87kgm)/5,500rpm
新車価格 275,400円
中古車相場 15万円〜20万円(2012年式)

スーパーカブ50のスペック

車種名 SuperCub50 (スーパーカブ50)
メーカー HONDA (ホンダ)
排気量 49cc
発売時期 2017/11/10
エンジン形式 空冷4ストローク単気筒/OHC2バルブ
燃費 国土交通省届出値105.0km
トランスミッション形式 常時噛合式4段リターン
クラッチ形式 湿式多板ダイヤフラムスプリング式
燃料供給方式 電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI))
フレーム形式 バックボーン
車両重量 96kg
乗車定員 2名
最高出力 2.7kW(3.7PS)/7,500rpm
最大トルク 3.8Nm(0.39kgm)/5,500rpm
新車価格 232,200円
中古車相場 10万円〜15万円(2012年式)

ホンダ スーパーカブ50/110の評価


※スーパーカブ50は1人乗りのため、タンデムは星0評価

外見と生産拠点に大幅な変更がありましたが、先代よりも評価ポイントはかなり大きいです。エンジン、シャーシの基本構造は同じですが、国内生産になったことで質感と信頼性が高まりました。

エンジンは初代スーパーカブ50/110シリーズをより熟成させて、ミッションも大幅な改良をしました。交換式のオイルフィルターも採用し、より長く使えるタフなマシンにパワーアップしています。

私は古いスーパーカブ90しか乗ったことがありませんが、ミッションの変速ショックが大きい点をネックに感じていました。ノークラッチ式なので多少の変速ショックはありますが、従来モデルよりもスムーズなシフトチェンジを可能にしています。

スタイリングと乗り心地が向上したことで、業務使用だけではなく、個人のプライベート用原付バイクとしての需要拡大を見込めます。

燃費・耐久性については、もはやスーパーカブの信頼性は説明不要でしょう。世界で一番ランニングコストの安いバイクだと断言できます。

おわりに

私の周りにはプライベート用にスーパーカブを乗っている方が5〜6名はいますが、いずれも古い型の90ccモデルや、キャブ時代の50ccモデルです。スーパーカブは耐久性に定評があり、メンテナンスも容易なので、古い中古を購入するメリットもあります。

しかし、東京モーターショー2017で新型スーパーカブ50/110を見て新車もありだなと感じました。超ロングセラーモデルだけあって、2012年のフルモデルチェンジから、僅か5年で大幅なモデルチェンジを行った点は驚きがありました。やはり中国生産にしたことで売上と評判が落ちていたのかもしれません。

短いモデルチェンジ周期で新型を出したのは、先代に比べて大幅なパワーアップをした自信があったからでしょう。実際に見た目も中身も魅力的な進化を遂げています。

原付バイクは排ガス規制の影響で、新車価格に割高感を感じられるようになってきましたが、進化した耐久性、LEDヘッドライトや大幅改良をしたミッションを評価すれば、30万円近い価格でも購入価値はあると感じました。

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