BMW K1600Bの東京モーターショー2017レポート

東京モーターショーBMWブースの中でも、キャンペーンガールがいるせいか、賑わっていたのが2017年10月8日に新発売した「K1600B」です。2016年に公開されたニューモデルで、日本仕様導入待望の声も多かった注目車種です。

重たい車体でも扱いやすいように、日本仕様ではシート高750mmのローダウンシートを搭載してリリースされました。アメリカン?クルーザー?とカテゴリーから迷ってしまいますが、高級感と快適性は一目見るだけで伝わってきます。

東京モーターショー2017の展示車両レポートと、特徴・価格・スペック情報をまとめました。

BMWのフラッグシップモデルがバガースタイルで日本上陸!!

K1600Bは、BMWのフラグシップモデルのK1600を、バガースタイルに進化させています。バガースタイルとは、大型バッグを搭載したアメリカンカスタムを意味していて、カテゴリー的にはアメリカンバイクに分類されます。

しかし、通常のK1600シリーズはロードツアラーのため、スペックは馬力重視のロードバイクそのものです。私がモーターショーで現車を見て、アメリカンなのかクルーザーなのか区別が付かなかったのは、車種の立ち位置が関係していました。

標準のK1600GTに比べてシートが低く、ステップにはフロアボードを装備しているので、アメリカンバイクに乗ったようなライディングポジションになります。K1600GTも大型サイドボックスを装備していますが、K1600Bはアメリカンカスタム仕様なので重厚感があり、快適性を重視した仕上がりです。

乗ってみると思っている以上に車体を軽く感じることができます。エンジンは並列6気筒でアメリカンバイクのドコドコした排気音はなく、レスポンスの良いフィーリングでアメリカンバイクらしさはありません。つまり、アメリカンスタイルのクルーザーとロードツアラーの中間のような存在です

四輪乗用車に強いBMWのノウハウが詰まったバイクで、高級感ある外観とBMWのロゴはよく似合います。

あくまでも私の主観ですが、K1600GT/Lよりも、K1600Bの方がスタイリッシュにまとまっていて、アメリカンテイストながらもスポーティーな雰囲気が出ていてBMWらしさが出ているように感じます。

バックレスト付きリアボックスがついたメガークルーザー系では、ハーレーダビッドソンや、ホンダ、ヤマハの国産メーカーが強いので、バガースタイルにすることでBMWのフラッグシップモデルにぴったりハマっています。

BMW K1600Bの実力・特徴・スペックを徹底解説

車種名 K1600B
メーカー BMW(ビーエムダブリュー)
排気量 1,649cc
発売時期 2017年10月8日
エンジン形式 水冷4ストローク並列6気筒/DOHC4バルブ
燃費 17.5km/(WMTCモード値 2・クラス3・1名乗車時)
トランスミッション形式 6速
クラッチ形式 湿式多板、アンチホッピング
燃料供給方式 電子制御エンジンマネージメントシステム(DME)、燃料カットオフ機能付(フューエルインジェクション)
フレーム形式 アルミ合金製ブリッジフレーム
車両重量 336kg
乗車定員 2名
最高出力 118kW(160PS)/7,750rpm
最大トルク 175Nm/5,250rpm
新車価格 3,449,000円
中古車相場
160PSのハイパワーが魅力

世界的にも珍しい並列6気筒の横長エンジンを搭載し、最大出力はスポーツバイク並の160馬力を誇ります。大排気量を活かして中低速域から太いトルクを発揮しているため、ライバルとは比べ物にならないほどのハイパワーを体感できます

比較対象に最適なのは、水平対向6気筒1,832ccエンジンを搭載するホンダのゴールドウィングでしょう。東京モーターショー2017ではモデルチェンジした新型を展示していましたが、スペックは非公開のため、生産終了になった2017年モデルのスペックを参考に比較してみます。

ゴールドウィング1800は最高出力119PS/5,500rpm、最大トルク16NM/4,000rpmです。ゴールドウィングは排気量が大きい分、ピークパワーの回転域は低いですが、パワー、トルクともにK1600Bが大きくリードしています。特に馬力は40PS以上の差が出ています。

アメリカンバイクはトルクで走るものですが、K1600シリーズはベースがロードツアラーだけあって、レスポンスの良いエンジンフィーリングを感じられます。時速40kmで巡航する場合、6速に入れて1,000回転ほどで安定して走ることができて、そこからスロットルを開けると心地よく加速していきます。

MT車ですがクイックシフトも付いているため、発進時を除いてクラッチ不要でギア操作もできます。つまり、一度発進でクラッチを離したあとは、フロアボードに足を乗せてオートマのような感覚で運転することができます。

シート高も低く、トルクとパワーの両方で走ってくれるので車体の重さを感じないほど、軽快な走りをしてくれます。

BMW K1600Bの評価

重量300kg超えバイクの中では扱いやすく、街乗りでもライバル車種より楽にこなせます。6発のエンジンに、多彩な電子制御装備を持った海外メーカーのバイクなので、相応の維持費はかかりますが、陽気の良い日に通勤でも使いたくなるバイクです。

ローダウン化されたシートに、ハンドルはライダーから近い位置にあるのでライディングポジションは楽です。電子制御のサスペンションとスクリーンをボタン操作で調整すれば、どのような場面でも快適なライディングが可能になります。

トップケースを削ぎ落とした装備ですが、K1699GTLより高い価格設定は割高感を感じます。しかし、現車を見ただけで伝わってくるワクワク感や、K1600GTなどシリーズ車種と比べても高級感を感じられるので価格設定も妥当です。

国内では、ハーレーやゴールドウィングに人気が集中して、BMWのK1600シリーズは購入候補にすら挙がらないケースも多いですが、K1600Bは国内のメガクルーザーファンも検討の価値がある車種です

スタイリングとハイパワーかつ車を運転するような安定感あるエンジンフィーリングが特徴です。

おわりに

東京モーターショーでK1600Bの現車を見て、快適そうなイメージと同時に楽しそうなバイクだと感じました。もちろんコーナーを攻めるバイクではないですが、電子制御で調整できる機能を多数装備して、スポーツバイクらしさを感じられるフロントマスクはワクワクする感情が湧いてきます。

もともとBMWは大型ツアラーに強いメーカーで、長年のノウハウがあるからこそ実現できた、究極のツアラーバイクだと表現できます。ハーレー系の本格アメリカンやゴールドウィングとは個性が違うので甲乙つけがたい部分もありますが、スポーツバイク好きで快適性と実用性を求める私としては、ライバル車種より強い興味を持った大型ツアラーでした。

クルーズ用フットボードと通常のステップとシフトチェンジレバー、クイックシフトの組み合わせで、アメリカンのメガクルーザーとロードツアラーそれぞれの良い所を併せ持った総合力の高い1台でした。BMWのラインナップの中でも、予算さえ許せばオススメ度の高い車種です。

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