バイク用のヘルメットは、ARAI、SHOEI、OGK、SIMPSONなどの一流メーカーを中心に、3〜10万円以上の高価な商品があります。
購入価格が高いので、業者に売れば高価買取が期待できると思う方もいますが、残念ながら中古ヘルメットは再販価値が非常に低いです。

ここでは、バイク用ヘルメットの買取情報についてまとめました。

バイク用ヘルメットの買取情報

バイク用ヘルメットの買取を行っている業者は少ないです。
ネット検索をすると、バイクヘルメット買取専門業者が出てきますが、基本的に高価買取してくれるのは新品のヘルメットのみです。
新品であれば、ヘルメットの買取に強い業者に一度相談してみるとよいでしょう。

ヘルメットには寿命があるから中古需要が低い

ヘルメットはバイクを乗る上で、オシャレの観点でも重要なツールです。しかし、あくまでもヘルメットの目的はライダーの身体を守るためで、古い中古ではヘルメット本来の役割を果たせません。

ヘルメットには寿命があり、事故や転倒時の頭への衝撃から人を守る役割があるため、中古の需要は低いです。そのため、一度使用したヘルメットは外見が綺麗な状態だったり、一流ブランドの製品でも、価値が低くなってしまいます。

バイク用ヘルメットを買取してくれる業者

バイク用ヘルメットの買取を行っている業者は以下の通りです。

・郵送型買取店
・リサイクルショップ
・中古部品販売店

ヘルメットの買取は郵送型買取店の人気が上昇しています。郵送型買取店はヘルメットを郵送で業者に送り、そこで検品を行い価格に納得すれば銀行振込で買取代金が支払われます。送料は業者負担で、中古ヘルメットでも積極的に買取している業者が多いです。

そのほか、リサイクルショップや中古部品販売店でも店頭買取を行っていますが、中古の場合、買取価格は二束三文です。

郵送型買取店の実態

バイクのヘルメットは本来、中古販売で再利用することは、安全上望ましくありません。そのため、中古バイク販売店などは、ヘルメットの中古販売を一切しない方針を取っている事が多いです。中古ヘルメット販売や買取を行っている時点で、業者の信頼に影響が出る事もあるからです。

そこで注目されたのが、郵送型買取店です。店頭ではなく、ネットを通じた買取を行うため、中古製品を扱うことへのモラルは関係ありません。

中古のバイク用ヘルメットは需要自体が少なく店頭販売しても、簡単に売れません。そのため、郵送型買取店は買取したヘルメットを、通販やヤフオクなどのネットオークションで転売しています。中古品に関しては、郵送型買取店のほとんどはヤフオク等のネットオークションで売却しているのが現状です。

中古ヘルメットを再販するにあたって、インナーパットを交換したり、外装をクリーニングして磨くなどの処置を行っていますが、自分自身でヤフオクで出品した方が手間はかかりますが、高く売れます。郵送型買取店は、中古ヘルメットをお金に変えたいけど、自分でネットオークションに出品する手間はかけたくない方に向いています。

郵送型買取店のヘルメット買取相場

バイク用ヘルメットの買取価格は、利用する業者やモデル、状態によって変わります。
おおよそのヘルメット買取相場は次の通りです。

・一流メーカーの人気モデル(新品)：定価の50%前後
・一流メーカーの通常モデル(新品)：定価の30〜50%
・一流メーカーの人気モデル(中古極上品)：3千円〜1万円
・その他：0円〜1,000円もしくは買取拒否

郵送型買取店合は、送料を業者負担にしているため、再販価値が低いヘルメットは買取自体を拒否される事もあります。
まずはヘルメットのモデルや状態を添えて、メールや電話で問い合わせをしてみるとよいでしょう。

最新モデルは早めに売却する

最新モデルのヘルメットは、早めに売却した方が高価買取を期待できます。ヘルメットは流行やモデルの入れ替えがあるので、新品未使用など使っていない場合でも、時間が経過すると価値が下がっていく場合があります。

また、ヘルメットには耐用年数(基本的に10年)があり、未使用品でも時間が経過するとメーカーがサポートしてくれなくなります。つまり、ヘルメットの買取は最新モデルほど高く売れやすく、時間の経過とともに価値が下がっていきます。

使っていない新品や極上のヘルメットを処分したい場合は、早めの売却を検討するとよいでしょう。

ライター：ブルさん

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。