バイク駐車場検索は日本二輪車普及安全協会のWebサイトが最強
主要都市ではバイク駐輪場の整備が進んで、バイクで駅周辺のショッピングや食事を楽しめる環境が整ってきました。
バイク駐車場検索サービスはスマホアプリをはじめ、複数のものがあります。
民間が提供しているものでは、以下の2つが有名です。
①バイク駐車場&ツーリングスポット検索アプリ
・Googleマップと連動
・全国15万台以上のバイク用駐車場と提携
・iOS版ダウンロードはこちらから
②NAVITIME(ナビタイム)
・バイク専用ナビアプリを提供(有料)
・Webサイトでバイク駐車場情報を無料公開
・iOS版ダウンロードはこちらから
・Android版ダウンロードはこちらから
この記事を作成する当初のコンセプトは、「バイク駐車場&ツーリングスポット検索アプリ VS NAVITAIME」でした。しかし、調査をしてみたところ、どちらも欠点が多く、日本二輪車普及安全協会のWebサイトで調べた方が、バイク駐車場登録件数が豊富で詳細情報も信頼できることが分かりました。
執筆者のブルが、土地勘を持つ藤沢駅周辺(神奈川県)のバイク置き場情報を見ながら、検証してみました。
バイク駐車場&ツーリングスポット検索アプリ
■評価
表示された駐車場の数:×
駐車場情報の正確性:△
使い勝手:〇
時間貸しにチェックを入れたところ、4件のバイク駐車場がヒットしました。私のよく使う、ダイエー藤沢店にある125cc以下の駐車場情報をチェックしました。
料金は正しいですがバイク制限なしになっています。公式情報では、125cc以下のバイクに限定したバイク置き場です。実際のところ、大型バイクを違法に停めている人もいるので、投稿者によって情報が書き換えられた可能性もあります。情報が誤っているときはユーザーが手軽に修正依頼できるサービスが搭載されていました。
このバイク駐車場はダイエー藤沢店に併設されていますが、住所の番地表示のみで駐車場の施設名は表示されませんでした。せめて、ダイエー藤沢店の情報だけでもわかると、利用しやすいように感じます。
ナビを起動すれば、Googleマップに切り替わる仕組みは使いやすかったです。時間貸しの検索条件をなくすと、駅周辺の月極駐車場情報は1件も表示されませんでした。
NAVITIMEのバイク駐車場検索
■評価
表示された駐車場の数:〇
駐車場情報の正確性:△
使い勝手:△
NAVITIMEの地図アプリは有料ですが、Webサイトによる駐車場検索は無料利用できます。藤沢駅周辺のバイク駐車場を検索してみました。
7件のバイク用駐車場情報が出てきました。全て時間貸しの駐車場のみですが、予約不要で利用できる手軽なところは全てカバーしていました。
次に、バイク駐車場&ツーリングスポット検索アプリで確認した、ダイエー藤沢店のバイク駐車場の詳細情報を確認してみました。
ダイエー藤沢店に関する登録は2件あり、05番の情報が正しくて06番の情報は間違っています。ナビタイムは複数の提携業者から情報提供を募っていて、情報提供先が異なる重複した情報が表示されています。
また、ダイエー藤沢店の下にあるイトーヨーカードー藤沢店のバイク置き場は、最初の2時間まで無料、その後3時間ごとに200円が正しい情報です。
このようにナビタイムも一部で謝った情報があるようです。Web上でのルート検索はできますが、スマホの地図アプリで案内してもらうには月額制の有料会員にならないといけません。
日本二輪車普及安全協会
■評価
表示された駐車場の数:◎
駐車場情報の正確性:〇
使い勝手:×
バイク駐車場情報は日本二輪車普及安全協会の「全国バイク駐車場案内」で確認できます。
ここまで検証したダイエー藤沢店の駐車場情報は正しい内容でした。イトーヨーカドー藤沢店のバイク置き場情報は表示されなかったので完璧ではないようです。それでも、表示されるバイク駐車場の数は非常に多く、月極め駐車場情報も充実しています。
地図上での駐車場一覧表示機能やルート検索機能はないので使い勝手はいま一つでした。目的にする駐車場を絞りこめば、Googleマップと連動した場所やルート、ストリートビューの確認ができます。
利便性に改善の余地はありますが、一番重要な駐車場情報の数と精度は類似サービスを大きくリードしていました。特に公営のバイク駐車場情報に強い印象を受けました。
おわりに
ツーリングや買い物先でのバイク置き場情報を調べたい場合は、現時点で日本二輪車普及安全協会の利用をオススメします。おおよその情報を絞り混んだら、バイク駐車場&ツーリングスポット検索アプリ、NAVITIME,駐車場運営者による公式情報などで2重、3重のチェックをしてみてください。
まだまだ車の駐車場(コインパーキング)検索に比べると、バイク駐車場の検索サービスは弱いです。それでも、民間や公的機関ともに切磋琢磨して品質向上に努めていて、実用性は年々向上してきています。
今後もさらに品質向上する見込みで、バイクは買い物や食事、レジャーなど日常的に活用する都心部での移動手段の適正が高まっていくでしょう。まずは気になるサービスを土地勘のあるエリアで参照して、情報の精度を確認することから始めてみてください。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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