バイクツーリングの装備を選ぶ極意

バイクツーリングを快適にするためには、装備選びが重要です。
私は15年のバイクライフの中で、装備品を購入したけど使い勝手が悪く買い直したり、ツーリングに行って装備のチョイスを間違えたと後悔したことが何度もあります。

私の経験を中心にバイクツーリングの装備選びのポイントを解説します。

まず、バイクツーリングの装備には次の3つの目的があります。

  • 安全性
  • 快適性
  • 利便性

ライダーの技量やツーリングの目的地によって、重視する項目が異なってきます。私の場合は、失敗を繰り返しながら装備品を増やしていき、ツーリングの内容や気候によって装備品を使い分けるようにしています。

ツーリングの装備を選ぶときのポイントをまとめました。

ヘルメットのシールドはクリアorスモーク?

ヘルメットは一般的に純正のクリアシールドが付属します。シールド付きのジェットヘルメットの場合は、色付きシールドが付属することもありますが、透明度が高いものになっています。フルフェイスを中心に、車のスモークガラス(プライバシーガラス)のように、黒やミラーの色が付いたシールドが別売りで売られています。

スモーク系シールドは、サングラスをつけているような役割で、太陽の逆光時でも視界を確保できるメリットがあります。しかし、夜間や曇りなど外が暗いときをはじめ、雨が降ったときに視界が悪くなるデメリットがあります。結果的にスモークシールドでツーリングに出かけて、夜や雨が降るとシールドを開けて走ることになり、雨や虫が顔面に当たって痛い思いをした経験が何度もあります。

安全性や快適性を重視するならクリアシールドがオススメで、日差し対策でサングラスを持ち歩くとよいでしょう。私は晴天時の日差し対策というよりは、顔が外から見えない方がカッコイイと思って好んでスモークシールドを使っていました。シールドは脱着可能なので、ツーリングの時間帯や天気予報に応じて、スモークシールドとクリアシールドを使い分けています。

ライダースジャケット、パンツの選び方

ツーリング用のジャケット、パンツは次の機能が揃っているものが理想です。

・風を通さない
・撥水機能がある
・風でなびいたり、めくれたりしない
・肩、肘、膝などの関節にパットが入っている
・動きやすい

私は夏場にTシャツやボタン付きのシャツでバイクに乗ったことがありますが、高速走行などスピードが出ると、お腹が丸出しになるほど服がめくれてしまった経験があります。ツーリングに行くときはバイク用のライダースジャケットを選ぶと安心です。

ただし、私の場合はプラスチックパットが入っているライダースジャケットや、ピチピチの革製ライダースパンツを購入しましたが、ジャケットがごついと疲れやすく、細いライダースパンツはポケットの収納力が少なく使い勝手が悪く感じました。

ジャケット、パンツは転倒時の安全性確保が重要ですが、私の場合は峠のワインディング時は革ツナギを着用して、軽いツーリングは私服をベースにしたジーパンにジャンパーを着用していました。軽装だと、防風機能が少ないので、ウインドストッパータイプのインナーやヒートテック素材のモモヒキなど、インナーウエアで防風・防寒対策を取っていました。

ジャケットやパンツは大型バイク用品店で試着して選び、長時間バイクを運転する気持ちになって選ぶようにしましょう。

靴はシフトチェンジ対策をしっかり取る

バイクツーリングは靴選びが重要です。シフトチェンジ操作がしやすく、耐久性に優れた靴を用意しつつ、疲れにくいものを選ぶ必要があります。

私はこれまで、革製のレーシングブーツ、ツーリング向けのバイク用スニーカー、平凡なスニーカーでツーリングに出かけた経験があります。初心者のころは、普段使いのために買ったスニーカーでツーリングに出かけたら、シフトアップの操作で左足のスニーカーの甲の部分がボロボロになって後悔したことを覚えています。

その後、バイクツーリング用の足の甲が強化されたスニーカーとシフトチェンジ対策のシフトパットを購入しました。ゴツいバイク用スニーカーと外付けのシフトパットを合わせたら、足の甲の部分が大きくなりすぎて、今度はシフトペダルの下に足を入れるのが窮屈になってしまいました。

レーシングブーツを使用すると、操作性と耐久性をクリアできましたが、夏場は蒸れてしまう難点が発生しました。バイクツーリングで使う靴は、なるべく足先が細くて通気性がありつつ、甲の部分が強化されているものを選ぶとよいでしょう。

レインウエアは良いものを選ぶ

レインウエアの値段はピンキリで、安いものでは2千円〜3千円。高いものは3万円以上します。

私は最初に予算の都合で安物を買いましたが、初回利用や2回目利用はある程度防水機能がありましたが、すぐに水が浸透して内側に入ってくるようになりました。その後、防水スプレーを購入してメンテナンスしましたが、新品の状態に戻るほどの効果はありませんでした。

長距離ツーリングや、雨の可能性がある日の日帰りツーリングを継続的に行くなら、購入費用は高くても良いものを買いましょう。おすすめは「ゴアテックス」という縫い目からの浸水防止機能が優れた製造法を取り入れたレインウエアです。

グローブはレーシンググローブが基本

バイクツーリングの場合も、革製で手の甲にはプロテクターが付いているレーシンググローブを使用するのが一般的です。バイクの運転はスロットルやレバー操作を頻繁に行うため、手のひらにダメージを受けやすいです。

転倒時には、身体を保護するために手を地面に出してしまうので、革製で手の甲にはプロテクターが付いた安全性が高いものが理想です。ツーリング用のグローブは、登山用やタウン用での代用はせずに、バイク用のレーシンググローブを選びましょう。

私は春と秋は本格的なレーシンググローブ、冬は厚手でプロテクター付きの革製ツーリンググローブ、夏はバイク用の手の甲が布、手のひらが革(合皮)で補強されたサマーグローブを利用しています。

まとめ

バイクツーリングの装備選びのコツは以下の通りです。

・ヘルメット → 一流メーカーのモノを選んで、できれば晴れ用と雨用に2種類を用意する
・グローブ → バイク用のレーシンググローブがおすすめ
・ブーツ → 快適性と安全性を重視しつつ、シフトアップ時の耐久性と操作性を兼ね備えたものを選ぶ
・ジャケット、パンツ、インナー → 安全面を考慮すればパット付きのバイク専用のものがオススメですが登山用やスキー・スノボー用でも代用可能
・その他付属品 → ネックウォーマーや厚手の靴下など、登山、スキー、スノボー用などのアウトドア商品から良いものが見つかることが多い

装備品は好みや相性もあるので、試着を繰り返すなどして、自分にあったものを見つけるようにしましょう。安物ばかり買うと、ツーリングで不便に感じて結果的に買いなおすことも多いです。主要な装備は一流メーカーの商品を選ぶと長く使えます。

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