バイクツーリング動画を始めるための基礎知識
ツーリングスポット、試乗会、サーキットなどでウェアラブルカメラを付けている人をよく見かけるようになり、YOUTUBEやSNSなどバイクツーリング中に撮影した動画をアップする方が増えています。ツーリングの思い出を残したり、他の人と共有するためにツーリング動画を撮影したいと興味を持っている方も多いでしょう。
バイクツーリングで動画を撮影するときは、以下のステップで準備を進めていきます。
カメラの機種選びや、動画編集の方法を検討する前に、まずはツーリング動画を撮る目的や求めるクオリティを明確にすることが大切です。
このページではツーリング動画撮影の基礎知識について解説しています。
- 動画撮影の目的、求める品質を明確にする
- カメラを選ぶ
- 動画編集ツールを選ぶ
このページの目次です
動画撮影の目的を明確にする
ツーリング中に動画を撮影する目的は以下のものがあるでしょう。
・車のドライブレコーダーのように、バイク運転中は常時撮影して、万一の事故時の証拠確保をしたい
・走り方の分析や景色など思い出に浸る目的で、撮影した動画を見返したい
・撮影した動画のデータをツーリング仲間にも渡したい
・SNSやYouTunbeなどを使って多くの方にツーリング動画を見てもらいたい
このような目的に応じてカメラのスペックや機能、編集作業の必要性が変わってきます。
まずはその目的をどうするかを決めましょう。
動画撮影に必要な機材を選ぶ
必ず必要な機材
カメラ
ツーリング動画では、ウェアラブルカメラ(アクションカメラ)の使用が一般的です。
カメラの選び方はコチラ↓
バイクツーリング用カメラの選び方(オススメ機種情報)
SDカード
撮影した動画の保存媒体が別途必要です。一般的なウェアラブルカメラはマイクロSDカードを使用しています。カメラによってマイクロSDカードの最大容量が異なりますし、撮影モード(4K、フルHD、HD)によって保存容量に対しての録画可能時間が異なります。
まずは使用するカメラを先に決めてカメラに対応しているSDカードの中から、希望録画時間にあった容量のSDカードを購入しましょう。長時間録画したい場合は、複数枚のマイクロSDカードをストックしておくといいです。
マウント
マウントとはカメラを固定する土台です。通常はウェアラブルカメラに付属のマウントが付いています。マウントが付いていない一般的なビデオカメラを使用する場合は、別途マウントを用意しましょう。
そのほか、付属のマウントでは対応できない取り付け場所を希望している方は、汎用品のマウントを別途購入ください。汎用品のマウントは次の「用途に応じて必要な機材」の中で紹介しています。
用途に応じて必要な機材
防水ケース
カメラに防水機能が付いていない場合や、雨の日でも動画撮影をする可能性がある場合に必要です。
雨の日やマリンスポーツなど違う目的でアクティブに使うなら、正規オプションの防水ケースがついているカメラがオススメです。
予備バッテリー/モバイルバッテリー
ウェアラブルカメラの平均的なバッテリーフル充電時の録画可能時間は1.5時間〜2.5時間です。長時間の撮影をしたい場合は、バッテリーが切れた時に交換したり、外部から電源を取って充電しながら使用できる環境を作りましょう。
ウェアラブルカメラにはバッテリーの脱着可能な商品と内蔵式のタイプがあります。配線をゴチャゴチャさせたくない方は、バッテリー脱着可能式のカメラと予備バッテリーを傾向するとよいでしょう。
外付けマイク
ウェアラブルカメラ内蔵マイクを使用して撮影すると、風切り音などノイズが大量に入ってしまいます。YouTubeにアップされているツーリング動画は、雑音対策として音楽をBGMに入れて、撮影時の生の音声を切り捨てる編集が主流です。エンジン音など生の音声で動画に臨場感を出したい場合や、実況しながら運転する動画を撮る場合は外付けマイクを利用します。
実況するなら、ヘルメットの中の口の近く、風切り音対策ならポケットやカバンの中やバイクの車体の風が当たりにくい場所にマスキングテープで貼り付ける方法があります。
バイク用カメラの取り付け方、取り付け器具の選び方
汎用品のマウント
撮影用のウェアラブルカメラは、ヘルメットやバイクにマウントを取り付けて、その上にカメラを設置します。ツーリング動画で人気のウェアラブルカメラは、ヘルメット側面用や、吸盤や粘着テープで貼り付けられる幅広い用途で使えるマウントが付属されています。よほどカメラの取り付け場所にこだわりがなければ、付属品のマウントで十分でしょう。
バイクの車体に工具を使ってガッチリ固定したい場合や、ヘルメット以外の身体(主に胸元など)にカメラを設置したい場合は、別売りの汎用品マウントを購入しましょう。
バイク用カメラの取り付け方、取り付け器具の選び方
編集ツール
ツーリング動画は、同じ場所での撮影場所を繰り返す単調なものもありますが、録画と停止ボタンを繰り返した、突然画面が変わるカメラで保存したままの状態よりも、ちょっとした編集をするとクオリティが上がります。さらに、コメントやBGMを挿入して短い動画にまとめると、他の人が閲覧しても飽きずに楽しめる動画になります。
ツーリング動画撮影をこれから始める方は、YouTubeなどで参考にしたい動画を見つけて、どんな動画にするか編集のイメージを付けてから撮影するとスムーズです。
バイクツーリング動画の編集方法、ソフトの選び方
撮影した動画を公開するなら、高画質と編集スキルも必要
撮影した動画を自分だけで楽しむのであれば、多少画質が荒くて、永遠に走行中の映像が流れる単調な動画でも自分が我慢できれば問題ありません。しかし、第三者に見てもらう場合は、画質もそれなりの水準で、見ていて飽きない内容に編集する必要が出てきます。
画質は最低限でも解像度1080p1920×108)のフルハイビジョン対応のものが望ましいです。編集については、ポイント別に動画を切り取り、見ていて飽きないように短時間の動画にまとめることと、テロップやコメントを挿入して、どこを走っているかや、走っている時の感想を加えていくとよいでしょう。
まとめ
ツーリング動画撮影の基礎知識では次のことを覚えておきましょう。
・動画撮影する目的によって、カメラのスペックや動画編集ツールの必要性が変わる
・最低限カメラのマイクロSDカード、マウントさえあれば、動画撮影が可能
・必要に応じて、防水ケース、外付けマイク、汎用マウント、予備バッテリーもしくはモバイルバッテリー、編集ツールなどが必要になる

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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