バイク用カメラの取り付け方、取り付け器具の選び方

ツーリング動画の撮影はカメラの取り付け方で、映像の質が決まります。
一般的には付属のマウントをヘルメットに付けます。バイクに積載する方法もありますが、ヘルメットの方が視点が高く、首を動かせば景色も撮れるのでツーリング動画には向いています。

ここでは、バイクツーリングを撮るためのカメラの取り付け方、取り付け器具の選び方についてまとめました。

まずは車体に取り付けるか?ヘルメットに取り付けるか?を決める

バイク走行撮影用のカメラは、バイクの車体ヘルメットに取り付ける必要があります。

ツーリングで使用する際のカメラは、ヘルメットに装着するタイプが人気です。さらにカメラの設置場所は頭頂部の上(取り付けるとタケコプターのような感じになる)と、耳の横の側面、アゴ付近の3パターンがあります。ヘルメットに取り付ける場合、粘着テープでの固定が一般的で、一度カメラマウントを貼ると簡単に剥がせないので注意しましょう。ハンドル付近などバイクに直接取り付けた場合に比べて、ヘルメットに付けたカメラの視点は高いので、ライダーと同じ目線の動画を撮影できて景色も撮影しやすいメリットがあります。

バイクに固定する場合、カウルが付いているバイクだと、カメラの一角が外装で隠れてしまうなど、綺麗に撮れる設置場所を探すのに苦労します。YouTubeの投稿動画を見ていると、バイクに積載する場合、ある程度バイクのパーツがカメラの角に入りっぱなしになってしまう点は妥協していることが多いです。

バイクへの固定方法としては、ハンドル以外にも、タンク、フロントカウル、タンク、テールカウル、サイドカウルなど様々な設置方法があります。一番綺麗に撮れるのは、フロントカウルの前に取り付ける方法ですが、ヘルメット装着に比べても飛び石の影響を受けやすく、安定して設置できる車種が限られています。一般的にはハンドル付近の装着が主流で、それ以外の場所を検討している方は、YouTubeなどを参考に、実際の映像でイメージを確認しながら検討しましょう。

サーキット走行など、ライダーが激しく体重移動しながら乗る場合は、ヘルメットに付けるよりもバイクに固定した方が映像が見やすくなります。特にサイドカウルやテールカウルにカメラを取り付ける方は、大半がサーキット走行目的です。また、ドライブレコーダーのような感覚で、電源供給をしながら長時間連続使用する場合も、ハンドルに固定した方が配線や電力源をスマートにまとめられます。

バイクやヘルメットへの機材取り付け方法

バイク動画を撮影するカメラは、基本的にマウントをヘルメットやバイクに固定して、そこにカメラを設置します。マウントの装着方法は主に、「吸盤式」と「粘着テープ式」、「ボルトオンや工具によって挟み込んで固定するタイプ」があります。また、カメラ付属でヘルメット用マウントが用意されているものや、汎用品のマウントが売られています。

バイクツーリングで使用するなら、走行中にカメラが落下しないように、固定強度や信頼性を重視しましょう。ヘルメットであれば粘着テープ式、バイクにつける場合はボルトオンや工具を使ってガッチリ固定できるものがオススメです。吸盤式など不安定なマウントを使う場合は、カメラに紐をつけるなど、マウントが外れてもカメラが地面に落ちないような工夫をしましょう。

収め方をスッキリさせるためにも、小型タイプがオススメです。カメラ本体が大きいと落下リスクも大きくなりますし、空気抵抗の影響を受けてカメラの視点がズレたり、ヘルメットに付けると肩が凝ってしまうデメリットがあります。

また、車種や用途によって最適な取り付け場所は変わってきます。マウントの固定状況や設置場所に応じてカメラも適切な大きさのものを選びましょう。たとえば、ヘルメット横なら小型タイプか細長いタイプ。フロントカウル前面などにガッチリマウントを固定できるなら、カメラは多少大きめのものでも問題ありません。

バイクツーリング用カメラの選び方(オススメ機種情報)

機材取り付け時のポイント

カメラやマウントを取り付けるときのポイントは次のことがあります。

・マウント取り付け場所は、平坦で粘着テープの接地面積が確保できる安定できる場所を選ぶ
・粘着テープや吸盤で固定するタイプのマウントは、中性洗剤やパーツクリーナーを使って汚れと油脂を綺麗に落としてした処理をしておく
・マウントやカメラの装着が不安定なときは、カメラに紐をつけて、落下防止処置をしておく
・マウントとカメラは運転時に邪魔にならないように取り付け、ツーリングに出かける前に試乗して安全性を確認しておく
・充電しながら使う場合や外付けマイクなど付属品を併用するときは、配線を綺麗にまとめておく
・バイクに取り付ける場合は振動対策で衝撃吸収粘着テープやアブソーバーを使用して対策を取る

正しいカメラやマウントの取り付け方法は、カメラの取扱説明書にも記載しています。取り付け場所の脱脂作業を行い、丁寧な作業をすればしっかり固定できます。

ヘルメットよりも、バイクの車体に取り付ける方が、取り付け作業や綺麗な動画を撮影するハードルが高いです。まずは、付属マウントでヘルメットに取り付けをして始めてみて、経験を積みながら、使いやすいように改善していくとよいでしょう。

取り付け器具の選び方

カメラマウントは、「カメラ付属のものを使う方法」と「汎用品を使う方法」があります。使用するカメラの大きさや取り付け場所によって、最適な取り付け器具は異なります。ヘルメットやタンクなど、定番の場所に粘着テープ等で固定するときは、付属のマウントで十分です。中華製のカメラで純正マウントの信頼性に不安があれば、汎用品のマウントを使ってもいいでしょう。

バイク積載用では、ハンドルやトップブリッジに挟み込むタイプや、グリップエンドやミラー取り付け穴にボルトオンする取付具もありますが、バイクとの相性が悪いと綺麗な動画になりません。どうしてもバイクの車体でこだわりがある位置につけたい場合は、ブログなどで同じ車種のバイクで実践している人の情報などを調べてみましょう。

取り付け位置によってはマウントだけではなく、カメラの形状も重要になってきます。
カメラとマウントなど付属品のオススメ機種情報はコチラのページで詳しく紹介しています。
バイクツーリング用カメラの選び方(オススメ機種情報)

まとめ

カメラが安定した撮影しやすい取り付け方法は、粘着テープ式のマウントでヘルメットに取り付けます。マウントの粘着テープはかなり強力で一度付ければ簡単に外れることはありません。ただし、一度付けてしまうと綺麗に剥がすのが困難になるデメリットもあります。

もし私がツーリング動画を撮影するなら、日常的にマウント付きのヘルメットを被るのは嫌なので、動画撮影用のヘルメットを用意したいと考えます。しかし、ウェアラブルカメラをバイクで使う需要が拡大していて、ヘルメットにマウントやカメラを付ける行為は当たり前になってきました。すでにツーリング動画を撮影している方は、マウントに対して何も抵抗を持っていないでしょう。

ヘルメットにマウントを付けることを嫌がって、チェストマウントで身体に取り付けたり、バイクの車体に取り付ける人がいますが、カメラの撮影角度やバイクの振動対策など苦労することが増えます。せっかくツーリング動画を撮るのであれば、動画の品質にはこだわった方がいいです。ヘルメット取り付けが一番無難という口コミが多数あるので、あまり難しいことをしようとせず、付属のマウントを使って定番の方法を取ることをオススメします。

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