一人のバイク ツーリングもあり?
ツーリングは大勢で隊列を組んで行うイメージが強いですが、1人で行くのも立派なツーリングです。私もよく1人でツーリングに出かけていました。
ちなみに、1人でツーリングに行くことを「ソロツーリング」、集団でツーリングに行くことを「マスツーリング」と呼びます。つまり、1人でツーリングに行くこともカテゴリーとして確立されています。
バイクの楽しみ方のひとつとして、ツーリングに興味を持ち始めた初心者の方や、普段はマスツーリングにも参加している方も、ソロツーリングを検討してみるとよいでしょう。
ここでは、ツーリングに1人で行くメリットと注意点をまとめました。
このページの目次です
ソロツーリングのメリット
ソロツーリングのメリットは次のことがあります。
・企画から出発、帰るタイミングなど全て自分のペースで決められる
・仲間のバイクの隊列を気にする必要がないので運転していて疲れにくい
・目的地に予定通り着きやすい
・帰るタイミングを自分で決められる
・1人で未開の地を開拓するワクワク感がある
・雨や体調不良、気分の問題など周囲に気を使わず中止にできる
・行きたいと思った時に、企画不要ですぐに行ける
マスツーリングの場合は、隊列を組んで走ることに楽しさがありますが、自分のペースで走れなく、自分の判断で気軽に欠席しにくいなど気を遣うことが色々あります。ソロツーリングは全てが自由なので、自分のペースで無理なくツーリングを楽しめます。
また、マスツーリングだとベテランライダーやチームリーダーが全てルートを企画して、チーム員は後ろを着いていくだけで、事前に見所なども教えてもらえます。
ソロツーリングで行った事のない未開の地を開拓しに行くと、マスツーリングでは味わえないワクワク感や、達成感を味わえます。
1人ツーリングに向いている方
・仕事が忙しい
・突発的に休みが決まることがある
・家庭持ちの方
・丸一日かけるツーリングだと疲れてしまう
・マスツーリングだと周りに迷惑をかけそうで不安
・マスツーリングだと遅い人のペースに合わせるのでイライラする
・ツーリングに行くときは、朝早く起きすぎたり、寝坊しそうになることがある
・天気さえよければ毎週バイクでどこかに出かけたい
・マスツーリングに行く仲間がいない
上記の項目に1つでも該当することがあればソロツーリングに向いています。普段はツーリングチームに加入してマスツーリングに行っている方も、たまにはソロツーリングをしてみるのもありです。
ツーリングスポットには、お一人さまがたくさんいる
私は神奈川在住で、よく箱根の大観山や、その先のワインディングスポットによくソロツーリングに行っていました。大観山はツーリング名所で、週末には多くのバイク乗りが集まりますが、一人でソロツーリングで来ているライダーもたくさんいます。
ゆっくり休憩をしていると、他のライダーに声をかけられることもあり、大勢のライダーがいる場所で1人だと寂しいと不安を持っている方でも楽しめるでしょう。
ソロツーリングで交流も楽しみたい方は、有名なツーリングスポットの休憩場所で自分から他のライダーに声をかけてみてもいいでしょう。共通の趣味があるので、誰とでも会話が盛り上がります。
ソロツーリングの注意点
ソロツーリングは手軽に行けるメリットがありますが、何かあった時に助けてくれる人がいないデメリットがあります。また、1人で長時間走ると気が緩んで交通違反を繰り返す危険運転をしてしまうことも多いです。
ソロツーリングは1人だからこそ、バイクの整備と計画を入念に行いましょう。また、マスツーリング以上に安全運転を心がけて、道路交通法の範囲内でゆったり走ることが大切です。
近場の行き慣れた場所が安心
ソロツーリングは朝から夕方までかかる本格的な1日ツーリングではなく、早朝出て昼前に帰ってきたり、片道1時間くらいで到着する場所など気軽に行ける場所を選ぶ方が多いです。
気分転換でちょっとバイクに乗りたいという方に適していて、決まったルートを時間ができたりバイクに乗りたいと思った時にソロツーリングで走ります。
いつも同じ場所で、なおかつ距離も短ければ安心感がありますし、集中力が切れて運転が雑になることもありません。バイクは乗るだけでストレス解消に繋がるので、近間のソロツーリングルートをいくつか作っておくとよいでしょう。
休憩が少なくなりがち
マスツーリングだと、休憩はゆとりを持ってとりますし、メンバーの誰かがトイレに行きたくなったら予定外の休憩が入ります。ソロツーリングの場合、ついつい疲れるまで限界運転をしてしまいがちです。
ツーリングは疲れる前にゆとりを持って休憩を取ることが大切です。1時間に1回は休憩を取るなど、計画的な休憩を心がけましょう。
ロードサービスに加入しておく
ソロツーリング最大のデメリットは、マシントラブルになった時に助けてくれる人がいないことです。ミラー調整や、緩んだネジの増し締めができる最低限の車載工具を持っておくことも大切ですが、1人ではどうしようもできないマシントラブルが発生することもあります。
ソロツーリングに行く場合は、必ずロードサービスに加入しておきましょう。JAFなどの有料サービスでなくても、任意保険に付いているロードサービスのみでも問題はありません。保険証券を持参するか、ロードサービス専用の電話窓口の番号を控えておきましょう。
まとめ
1人でツーリングに行くのはアリです。以前は、1人だと道に迷ったり周辺の観光スポットなど情報力が少ないと楽しめないデメリットもありましたが、現在はスマホの普及でデメリットが少なくなりました。
道に迷ったり、行き先や食事を取る場所で迷ったら一度安全な場所にバイクを停めて、スマホで地図や観光情報の確認をするとよいでしょう。
ソロツーリングは少しでも興味を持った時点で、挑戦してみる価値があります。マスツーリングとソロツーリングには違った魅力があるので、両方の楽しみ方をマスターすることをオススメします。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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