バイクツーリングでキャンプする
長距離ツーリングは、ホテル宿泊ではなく、キャンプをする方が多いです。キャンプツーリングをできる環境を作れば、宿泊費用が安くホテルが無いような場所にもツーリングに行けるメリットがあります。
最近は空前のキャンプツーリングブームで、荷物をたくさん積載して長距離ツーリングに出かける方が増えています。バイクツーリングの場合は、積載できる荷物が限られていることや、移動がメインの旅なので、車で行くキャンプを楽しむための旅ではなく、あくまでも遠い場所へ行く移動手段としてキャンプをします。
このページの目次です
キャンプツーリングに必要なもの
バイクツーリングの場合、荷物をできるだけ軽量・コンパクトにすることが大切です。もっともかさばるのはテントですが、バイクツーリングに適した機能性が高く持ち運びに便利な商品が増えています。
(参考)バイクツーリングに適したテントの選び方
最低限、テントと照明、タオルさえあればキャンプ場で宿泊できます。長距離ツーリングの場合は別途レインウェアも必須アイテムになります。気候によって防寒対策や暑さ対策のグッズや快適に寝るための装備を用意するとよいでしょう。テーブルがあると食事やコーヒーをはじめ、何をするにも便利です。
必ず必要なもの
・テント
・照明(ランタンなど)
・着替え
・レインウェア
・タオル
あると便利なもの
・ベッド
・テーブル
・椅子
・バーナー
・食材、飲料
・ブルーシート
・寝袋(シュラフ)
・クーラーバック
・エアークッション(枕)
・サンダル
キャンプツーリングの食事
キャンプといえば自炊というイメージを持っている方もいますが、バイクツーリングの場合は持っていける荷物が限られているため、自炊はあまりしません。ツーリングの道中でその地域の美味しいい食事をお店で食べて、キャンプ場に入るのがベターです。
食事処が無い場合や、食費を安くしたい方は、コンビニやスーパーで食事を買ってキャンプ場で食べる方もいます。
キャンプツーリングでは、バーナーや小さいヤカン、鍋を持ってお湯を沸かせる環境があると便利です。キャンプ場では、お湯を使ってコーヒーやインスタントラーメンを作れると快適性がアップします。キャンプでは何を食べて美味しく感じるので、ちょっとした軽食やコーヒーを作れる環境を作っておくとよいでしょう。
バイクにキャンプ道具を積載するコツ
キャンプツーリングは、いかに上手く荷物を積載させるかがポイントです。
キャンプツーリングに役立つ、荷物積載テクニックを紹介します。
滑り止めシートを敷く
ブレーキや発進時、コーナリング時にシートに載せた荷物が滑ってしまうことがよくあります。
100円均一などで売っている滑り止めのゴムマットを、荷物の下に敷いておくと荷崩れが起こりにくくなります。
ホームセンターでプラスチックの箱を買っておく
ホームセンターで安く売っているプラスチックの箱は、バイクツーリングの定番アイテムです。安くて雨風をしのげることや、荷物を重ねて積載するのにも優れています。
固定式のキャリアボックスをバイクに取り付ける方法もありますが、テントなどの荷物と重ねて積載したり必要最低限の大きさを選べる点では、ホームセンターの箱をロープで縛った方が利便性が高いです。
また、バイクにロープで縛るだけなので、小物を箱に入れたままテント内に持ち込めるメリットがあります。ホームセンターの箱は、積載性を重視して高さが低いものを選ぶのがセオリーですが、人によってはあえて少し大きめの箱を用意して、テーブルとして使用される方もいます。
サイドスタンドに敷く板を用意しておく
キャンプ場やツーリング先の休憩場所によっては、未舗装道路にバイクを停めるケースもあります。地面が柔らかいとサイドスタンドが地面にめり込んで安定して停車できなくなってしまいます。
重たい荷物を積んでいると、サイドスタンドでバイクを停める時に不安定になりやすいです。サイドスタンドが地面にめりこんだり、不安定な状態になることを防止するために、サイドスタンドの下に敷ける板を1枚持っておくと便利です。
サイドバックが便利
バイクに取り付ける積載グッズではサイドバックがオススメです。リアシートやリアカウルの上の載せていくだけの方法だと限界がありますが、サイドバックであればテントなど大きい荷物と独立して荷物を積載できます。
また、荷物を入れる場所の高さが低いので走行中の安定感も高く、サイドバックに入る大きさのもので、なるべく重量があるものを収納するのもひとつの手です。ロープで固定した荷物を崩さなくても、サイドバックの荷物の出し入れができるので利便性が高いです。
なるべく左右両方の荷物の重量を合わせると、走行時の安定性を確保できます。
まずは近場で一泊してみる
バイクツーリングでキャンプできる装備を揃えたら、いきなり長距離ツーリングに行くのではなく、まずは近場で一泊してみましょう。はじめてのキャンプツーリングでは、荷物の積載やテントの設営・解体など手間取ることもたくさんあります。
また、一度宿泊してみると、快適に睡眠できないなど何かしらの問題が浮き彫りになってきます。
日帰りツーリングでも行けるくらいの距離の場所に、日没よりも2〜3時間早い時間にキャンプ場に入ってテント設営を始めます。一泊してみて、ほかに必要な装備がないかリストアップして再度長距離ツーリングに行くための準備をしましょう。
快適に寝れて生活できる環境が確保できていないと、長い距離を走る本格的なキャンプツーリングは危険です。最初は荷物が少ない夏場から始めてみるとよいでしょう。
まとめ
バイクツーリングでのキャンプを快適に楽しむには装備が重要です。テントをはじめ、装備品は実績があるブランド品で揃えていくとよいでしょう。機能性や利便性だけではなく、軽量・コンパクトで積載性に優れた商品を選んでいくのがポイントです。
キャンプツーリングができる環境が揃うと、バイクで行ける行動範囲が日本全国に広がります。長距離ツーリングは、車や電車・飛行機で移動するのとは違う旅の魅力があります。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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