レンタル819以外のレンタルバイクショップの情報まとめ
レンタルバイクの最大手はレンタル819ですが、このほかにも同様のサービスは多数あります。
ここではレンタル819以外のレンタルバイク屋さんの情報をまとめています。
なお、業界最大手のレンタル819を基準に特徴、メリット・デメリットをまとめています。
(参考記事:全国に広がるレンタル819ネットワークの魅力と利用時の注意点)
レンタル819以外のレンタルバイク屋は以下のものがあります。
・モトオークレンタルバイク
・B-Renta(ビーレンタ)
・バイク王
・ヤマハ バイクレンタル(ヤマハ販売店YSP)
・ホンダドリーム
・レンタルBB
・ベストBike
・モトユニ
・その他、地域限定業者など(1〜3店舗)
このページの目次です
モトオークレンタルバイクの特徴
当サイト調べでは、レンタル819に次ぐ業界2番手で全国109店舗を展開しています。(2017年10月22日現在)。フランチャイズ運営で加盟店の中心は販売店です。ホンダドリーム、レッドバロンなどのディーラーや大手チェーンも多数加盟しています。
料金やサービスは大手だけあってレンタル819とほぼ同等の平均相場水準です。JAF優待15%OFFなど割引プランも用意されています。
特徴は型落ちや外装が劣化しているなど、状態が悪いけど料金は格安のアウトレットの用意もあることです。事故や修理の代車や一時的に長期間バイクをレンタルしたい場合、免許取得したばかりの方の練習用などにオススメです。
■モトオークレンタルバイクの特徴・メリット
・店舗数が多い
・お得で車両免責補償込のアウトレットの用意がある
・JAF会員は15%割引
・リピート割10%
・未成年者でも利用可能(親権者と同伴来店が必須)
・フリーダイヤルの電話窓口完備
・バイクのラインナップが豊富
・一部で最新モデルの取り扱いもある(新車でレンタル車両を仕入れるケースもある)
・国産or外車と排気量で料金が決まるのでシンプルで分かりやすい
・ナビゲーションのレンタルもある
■モトオークレンタルバイクのデメリット・注意点
・販売店中心なので朝の受け取り可能時間が10時以降の店舗が多い
・事故を起こすと修理でバイクが使えなくなった日数分(上限15日)の休車補償を払う必要がある
・バイク用品のレンタル料金が高い
B-Renta(ビーレンタ)の特徴
当サイト調べでは業界3番手のレンタルバイクサービスです。展開エリアは関東と関西のみです。
フランチャイズ運営で、加盟店はナップス、南海部品、ライコランドなど部品量販店の比率が高いです。
フランチャイズ加盟条件は運輸局認証二輪整備工場または国家整備士がいる店に限定されるのでレンタルバイクの整備状況は信頼性が高いです。
料金設定は短時間利用は若干高めですが、2日以上の利用ではレンタル819より安くなります。
ナップスなど大型店が多く台数が豊富で、スーパースポーツや最新モデルなど人気車種も豊富に扱っています。
車両補償も基本料金に含まれていますが、自損事故(立ちゴケ補償)と盗難補償は別途オプション加入が必要です。
■B-Rentaの特徴・メリット
・大型店舗が多い
・2日目以上の利用がお得
・全てのプランが車両補償込
・乗り捨ても可能(別途料金発生)
■B-Rentaのデメリット・注意点
・公式WEBページがシンプルで分かりにくい
・店舗によって車種のラインナップで差が大きい(レンタル車両が少ない店舗もある)
・割引サービスが少ない
・早期返却による返金サービスは一切ない
・立ちゴケ補償を受けるには別途オプション加入が必要
・東京、大阪以外は店舗数が少ない
バイク王レンタルバイクの特徴
中古バイク買取最大手のバイク王では、7店舗に限定してレンタルバイクサービスを提供しています。(2017年10月現在)。
規模は大きくはありませんが、直営のレンタルバイクサービスでは業界トップ規模です。
登録料、会費不要の会員制度を用意していて、会員になると平日半額などお得なプランを利用できます。
割引活用時の利用料金は業界最安水準で、無事故利用を続けると無事故利用割引が適用され、ほかの割引サービスと併用も可能です。
(無事故割引は他の割引サービス適用後の値段が対象)。
店舗数は少ないですが大手の直営なので低価格で充実のサポートが付いてきます。
補償も手厚いので、近くに利用可能店舗がある方にオススメです。
■バイク王レンタルバイクの特徴・メリット
・バイク買取最大手のバイク王が運営する安心感
・平日レンタル50%割引
・1週間レンタル50%割引
・無事故利用割引3回以上5%、5回以上10%
・WEBの予約フォームや空車確認が分かりやすい
・基本料金の設定も安い
・車両保険は通常価格に含まれている
・車両保険の免責費用はオプションの免責保証制度に加入すれば不要になる
・対物賠償も免責0円
・レッカー200kmまでのロードアシストサービスが付いてくる
■バイク王レンタルバイクのデメリット・注意点
・レンタルバイクの取り扱い店舗数が少ない
・お得な割引制度を活用するには、会員登録が必要
・6日以内のキャンセルは費用が発生
・用品レンタルがない
ヤマハバイクレンタル(ヤマハYSP販売店)
ヤマハバイクレンタルは、ヤマハの正規販売店のYSPが提供するレンタルバイクです。YSP店の中でも取り扱いがある店舗は限られていて、2019年9月現在全国で39店舗がヤマハバイクレンタルに加盟しています。
レンタル車両は全てヤマハのバイクで、YSP店が整備しているので安心です。利用するには会員登録が必要で、近くの店舗の取り扱い車種は会員にならないと店舗ごとの一覧表示を確認できません。
近くに加盟店がある場合は事前に問い合わせをして、在庫車両のラインナップなどを確認しておくとよいでしょう。お店によっては定休日もあるので注意しましょう。
■ヤマハバイクレンタルの特徴・メリット
・整備スタッフの質が高い
・最新モデルや海外モデルなど人気車種の比率が高い
・比較的予約を取りやすい
・普段からYSP店を利用している方はレンタルバイクの利用もしやすい
・未成年者でも利用可能(親権者と同伴来店が必須)
・距離無制限のロードサービス付き
■ヤマハバイクレンタルのデメリット・注意点
・ヤマハ車の取り扱いしかない
・割引やキャンペーンが少ない
・会員登録が必要
・用品のレンタル費用が高い
ホンダドリームのレンタルバイク
ホンダドリームは正規販売店ですが、運営会社は地域ごとに変わります。
レンタルバイクサービスを用意している店舗も多数ありますが、運営会社ごとにサービス内容は様々で、レンタル819やモトオークなどフランチャイズに加盟しているケースや、直営のみでレンタルバイクを提供している店舗もあります。
全ての店舗で国家資格を持った整備士が在籍しているので、整備状態の信頼性は高いです。店舗によってはホンダ車以外のバイクも扱っています。
■ホンダドリームレンタルバイクの特徴・メリット
・販売店によっては車種が豊富で料金が安い
・ディーラーなので信頼性が高い
・ホンダ車以外を扱っている店舗もある
■ホンダドリームレンタルバイクのデメリット・注意点
・料金や保険のルールが各店舗ごとに違う
・どこのフランチャイズに加盟しているのか分かりにくい店舗もある
・店舗によっては予約した時点で前金の支払いを求められることがある
レンタルBB
レンタルBBは全国16店舗を展開するフランチャイズのレンタルバイクサービスです。
レンタル車両のラインナップは少ないですが、お得な1週間レンタルプランや、店舗以外の場所からレンタルできるストレンジレンタルを用意しています。
代車利用や長距離ツーリングなどで長期間利用する方や、旅先でバイクに乗りたい方にオススメです。
店舗によってはリッタークラスの人気車種の用意もあり、料金設定も割安です。
レンタルバイク業界では後発組ですが、今後の成長に期待です。
■レンタルBBの特徴・メリット
・原付レンタルは1週間7,560円〜
・通常料金よりお得な代車プランあり
・1週間以上の利用料金は業界最安水準
・1ヶ月プランもあり
・店舗以外での貸出、乗り捨て可能(店舗によって対応範囲、料金が異なる)
■レンタルBBのデメリット・注意点
・支払いはクレジットカードのみ
・未成年者も親権者が契約することで利用可能
・店舗数が少ない
・店舗によっては取り扱い車種が少ない
・車両保険なし(店舗ごとに独自の補償サービスを用意)
・関東は店舗が少ない
ベストBikeの特徴
ベストBikeは空港や駅前の好立地に拠点が多いレンタルバイクサービスです。セルフや24時間営業店舗も多く、出先でのちょっとしたバイク利用や旅先ツーリングに最適です。
1時間単位の利用(店舗限定)やお得な1週間プラン、1ヶ月プランも用意されています。長距離ツーリングに人気の北海道では特別料金が適用され、セルフ店舗は24時間単位もしくは1週間以上の利用になります。
認知度は低いですが、店舗の立地の良さは業界トップで、電車や飛行機とバイク旅を組み合わせたり、私用やビジネスシーンなど幅広い活用方法があります。店舗数も急ピッチで拡大していて、高い将来性を感じる注目サービスです。
■ベストBikeの特徴・メリット
・空港、駅前などの好立地に多数の拠点
・セルフや24時間対応店舗など利便性が良い
・原付1時間800円で利用できるので、ちょっとした用事はタクシー変わりに利用できる
・長期利用料がお得
・店舗によっては乗り捨て可能
■ベストBikeのデメリット・注意点
・車両補償を含めてオプションは全て1週間単位
・無人店舗が多いので、最初は利用方法に戸惑うケースがある
・大型バイクのレンタル車両が少ない
・北海道は割増料金適用
・車両補償は修理代金の20%を自己負担(上限20万円)
・電話窓口の対応時間が短い(10時〜18時)
モトユニの特徴
モトユニは中国、四国地方限定のレンタルバイクサービスです。中小規模の中古バイク販売業者が参画しているネットワークで、社外マフラー付きなどプチカスタムされたレンタル車両が多数あります。
料金は一般と会員料金があり、会員の登録料、年会費は全て無料です。基本料金は若干割高ですが、会員になってWEB予約すると10%割引になるので、実質代金は相場水準です。
旅先での食事や観光が割引になったり、高速代も込みのセットプランなど推奨ツーリングプランの用意もあります。
■モトユニの特徴・メリット
・ツーリング先での観光費用がお得になるプランがある
・地域によっては乗り捨て可能
・大型トライクの用意もある
・プチカスタムバイクやレアな車種の用意もあり
・料金は車両補償込み
■モトユニのデメリット・注意点
・未成年者利用不可
・対物保険免責5万円をなくすにはオプション費用がかかる
・一般料金は割高
・雨天時を除く予約日6日以内のキャンセルは費用が発生(20%〜50%)
・WEB予約するには会員登録が必須
その他、地域限定業者など(1〜3店舗)
レンタルバイクは新しいサービスですが市場全体が拡大していて、興味を持っているバイク業者が多いです。ここで紹介した複数店舗展開している大手のほかにも、地域密着型の中小規模の業者によるレンタルバイクサービスも増加しています。
地域によっては、個人経営の大規模レンタルバイク専門店もあります。小規模業者のサービス内容はピンキリです。レンタル819に比べて安い価格設定になっている所が多いですが、保険や補償、オプション費用など、基本料以外のスペックが悪いケースもあります。
自社のみでサービス展開している直営業者は、フランチャイズのロイヤリティが発生しないため、集客力さえあれば、安くて充実したサービスを提供している場合もあります。
レンタル場所や返却場所の立地も大切なので、近所で気になるレンタルバイク屋を見つけたら、小規模の業者であっても検討してみてください。料金だけではなく、オプションや保険内容までしっかり確認して大手と比較しましょう。
おわりに
レンタルバイクは普段からバイクの修理や販売を行っている業者からしてみれば、片手間でできる事業で利益率も高いサービスです。
レンタル819の大手は信頼性がありますが、そのほかのレンタルバイク屋も、料金やスペックはレンタル819に負けていない所が多数あります。
特に単発利用でも最大50%以上の割引があるバイク王や、空港・駅前での利用が可能なレンタルBBはオススメ度が高いです。
レンタルバイクの手軽に利用できるかも重要なので、家から近い所に複数のレンタルバイク屋があれば、しっかり比較検討しましょう。
料金や補償内容を見た上で比較している複数のレンタルバイク屋の条件に差が少なければ、家から近い方の業者を選ぶと良いでしょう。
レンタルバイクは1日や数時間単位で利用できるものなので、一度使ってみてサービスやバイクの状態など不満が多ければ次回は違う業者も試してみるとよいでしょう。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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