トライアルバイクの主要メーカー、購入価格、練習方法を紹介

私は15年以上のバイク歴を持っていて、バイク好きの友人、知人もたくさんいますが、本気でトライアルをやっている人はいません。トライアルはバイクの中でも特殊なカテゴリーで、一般の人には始め方やトライアルバイクの購入方法を認知されていません。

しかし、近年はトライアルバイクのデモ走行など露出する機会も増えて人気が高まっています。ここでは、トライアルを始める方法について調べてきました。

以前はバイクのデモンストレーションといえば、アップハンドル仕様にした大型スポーツバイクで行われるエクスストリームが中心でした。最近はトライアルバイクのデモ走行を行うイベントも増えて、大きなイベントではエクスストリームとトライアルはセットの扱いになっています。

私のお気に入りの動画はコチラです。

2018年4月21日にはアジア初の市街地で開催するトライアルレースを、大阪の通天閣の前に広がる商店街で開催されました。(http://www.city-trial-japan.com/)。

トライアルバイクの露出する機会に比例して興味を持つ方も増えています。私もその1人で、トライアルを始めたいと思って色々と調べてみました。トライアルをゼロから始めるには、経験者の知り合いを見つけるか、レンタルスクールに参加する方法が良さそうです。

トライアルバイクの主要メーカーと販売価格の相場

トライアルバイクを製造・販売しているメーカーは次のものがあります。

・ホンダ
・ヤマハ
・montesa
・TRS
・Beta
・GasGas
・SHERCO
・Scorpa
・OSET

以前はスズキやカワサキもトライアルバイクを販売していましたがシェアは低いです。アマチュアのトライアルレースでも海外の専門メーカーを使っている人が多いです。

トライアルバイクは2000年以降に性能が大きく向上しています。最近のトレンドは動画で使っているような、燃料タンクが小さく、シートは低くてクッションのない、立ち乗りを前提に作られたスタイルです。トライアル用バイクにも様々な種類があり、大きな燃料タンクにシート付きのものもあります。

排気量は300cc、250cc、200cc、125cc、電動(EV)、2ストが主流で人気の高いカテゴリーは250ccクラスです。250ccクラスの新車相場は100万円前後です。小さい車体なので新車で30〜40万円ほどであれば気軽に始められそうだと思っていましたが、初心者がいきなり100万円の競技専用車両を買うのはハードルが高いです。

中古の場合は競技で使っているとガタや歪みの発生しているケースも多く、状態を見極める目利き力を求められます。購入するにあたって適切なアドバイスをしてくれる知人や、専門性の高いショップを見つけることから始めるのがよいでしょう。

トライアルバイクの練習方法

トライアルバイクの基本はスタンディングです。エンジンをかけずにバイクのステップに立ってバランスを取れるようにするのが基本中の基本です。トライアルレースは足を地面に着いただけで減点されます。

上級者になると手を離して状態でバランスを取ったり、バイクの向きを変えることもできます。スタンディングを身につけたら、ウィリーやジャックナイフなどの基本動作を練習して、初心者用のコースや小さな障害物を超える練習をしていきます。

トライアルバイクの練習場所

全国各地にトライアル向けのコースがあります。当サイトでトライアルコースを含めた全国のサーキット情報を一覧にまとめているので参考にしてみてください。
全国のバイクが走れるサーキット情報

関東や関西などの都心部はトライアルコースが少なく、山の中や川原などで練習するスポットが多数あります。ただし、大半は許可を取っていない場所のため、ネットに情報は流さずに常連のローカルがルールを作って運営しています。身近に練習できる場所を知るためにも、まずはトライアルバイクをやっている知人を見つけることが重要です。

スタンディングや基本動作は自宅や駐車場など、ちょっとしたスペースで練習できます。しかし、舗装されたコンクリートだと、転倒したときにバイクとライダーのダメージが大きくなります。デモ走行やシティトライアルは舗装された道路で行っていますが上級者向けの環境です。最初は石の少ない砂場や草の茂っている場所が適しています。

レンタルスクールを利用する

全国でトライアルコースやショップ、メーカーの主催するバイクと装備をレンタルできるスクールが多数あります。相場は3時間8千円ほどです。いきなり100万円の新車を買って独学で練習するよりも、8千円程度であればレンタルスクールで練習した方が手軽に効率的です。

多少は移動距離のある場所でも、慣れるまで数回はレンタルスクールを利用して練習すると良いでしょう。スクールを利用すれば、講師の人から練習場所の情報を聞いたり、人脈を作ることもできます。

レンタルスクールの一例

・ぱわあくらふと
住所:大阪府大東市御供田3-17-37(練習場所は生駒山上付近)
URL:http://www.power-craft.co.jp/trial/tebura/tebura.html

・TRINBA(トリンバ)
住所:千葉県印西市山田1733
URL:千葉県印西市山田1733

・ホンダ トライアルスクール
住所:開催日ごとに変更
URL:http://www.honda.co.jp/WCT/spcontents2003/trialguide/school/school_01.html

・那須MSLトライアルパーク
住所:栃木県那須塩原市寺子字坂の上677-1
URL:http://nasumsl.redbaron.co.jp/school/msl-trial.html

・スポーツランドSUGO
住所:宮城県柴田郡村田町菅生6-1
URL:https://www.sportsland-sugo.co.jp/school/trial/

・スーパーウイングまるやま
住所:神奈川県中郡大磯町高麗3-2-39(練習場所は中井インターサーキット隣接コース)
URL:http://www.swm.co.jp/

おわりに

先日、東京モーターサイクルショーを取材する中で、トライアルバイクのスタンディング体験をしてきました。慣れないとバランスを取るのが難しくて短時間の体験では5秒くらいのスタンディングが限界でした。コツを掴めば長時間バランスを取れるようになると思います。

トライアルバイクに興味はありますが、中級者以上になるには相応の練習時間が必要です。現時点では、新車購入は高くて中古を探す難しさと練習場所情報の少なさがネックです。

始める前にまずは経験者の知人を作ることが大切です。1人でも知人を作れれば人脈を広げていくことは簡単ですが、最初の1人を見つけるのが難しいです。

イベントによるデモ走行の増えたことでトライアルバイクの人気は高まっています。将来的にはトライアルバイクに関する情報がもっと普及してくれるとチャレンジしてみようと思う人が増えるでしょう。

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