出れたらすごいバイクレース

バイクに詳しくない人を相手に「バイクのレースをやっている」と伝えると「すごい」と言われるものです。

ここでは、ベテランのバイク乗りやバイクショップの店員、サーキット走行をしている人を相手にしても、すごいと尊敬されるレースの情報や定義をまとめました。

出れたらすごいバイクレースの種類は?

バイクレースは、傾向としては排気量が大きくなるほど敷居が高いです(もちろん小排気量のバイクでも、レベルが高いレースは多数あります)。

レースやサーキットのスポーツ走行をやっている方からも一目置かれるような、出れたらすごいバイクレースの条件や、レース情報をまとめました。

400cc超えの大型バイクのレース

私は以前はGSX-R750でサーキットライセンスを取って練習していた頃はありますが、本格的なレースはミニバイクが中心でした。私と同じように、自分のメインバイクは大型バイクだけど、ほかの人のバイクを借りて耐久レースに出たり、サブバイクで敷居の低いバイクレースに出ている方が多いです。

一方、大型クラスのバイクレースはレベルと費用が高いです。走行会のイベントでは、250cc、400ccと混走で大型バイクも走れるレースもありますが、レギュレーションで400cc超えに限定したレースに出れたらすごいです

国際規格のサーキットで開催されるレース

国際規格のサーキットとは、MOTO-GPをはじめ、国際レースも開催できる規模が大きいサーキットです。
国内の主要な国際規格のサーキットには次のものがあります。

・ツインリンクもてぎ
・鈴鹿サーキット
・スポーツランドSUGO
・富士スピードウェイ
・岡山国際サーキット
・オートポリス

大きいサーキットは、本コース、ショートコースなど複数のコースを併設していますが、本コースで開催されるレースは敷居が高く、レースに出れると自慢できます。「もて耐」「DE耐」「MiniーMoto」など、耐久レースを中心に、国際規格の本コースサーキットで気軽に参戦できるレースもあります。

J-GP3クラス

J-GP3クラスは、全日本選手権でも採用されている、250ccのレーサー車両しか出れないクラスです。全日本選手権と聞くとプロレーサーしか出れないと思われがちですが、出場選手の大半はプライベーターです
将来はプロレーサーや、JSB1000(スーパーバイククラス)を目指す方が始めるレースで、活躍するとビッグレースへステップアップできます。

J-GP3クラスは地方選手権と全日本選手権がありますが、お金と時間と情熱さえあれば、誰でも全日本選手権まで目指すことが可能です。

S80クラス

S80クラスは、2サイクル85cc以下、4サイクル165cc以下の条件以外は改造制限がない、ミニバイク最高峰のカテゴリーです
手軽にS80マシンを制作することはできますが、ライダーのレベルが非常に高く、改造無制限のため戦えるマシンを作るためには相応の整備スキルが必要です。

ミニバイクは大型バイクとは違った難しさがあり、大型バイクで経験を積んだベテランライダーでも、いきなりS80クラスに出ると活躍するのは難しいです。
まずはミニバイクレースの敷居の低いクラスから始めて、S80クラスへのステップアップを目指しましょう。

ハードルが高いレース情報一覧

バイクレースの中でも、ライディング技術、お金、時間の全ての問題をクリアするか、ビッグチームのライダーにならないと出れないハードルが高いレース情報をまとめました。

この中には、プロレーサーを目指せるレースだけではなく、アマチュアの最高峰に位置するレースもあります。趣味でレースをしている方も、走りに自信があれば、ビッグレースを目指してみるとよいでしょう。

鈴鹿8耐

鈴鹿8耐は国内最大級の耐久レースで、毎年多くの観客も訪れます。
ワークスチームも本気で参戦してきますが、プライベーターでも目指すことは可能です
しかし、近年は参加チームが70に制限されたことで、出場ハードルが大幅に高くなりました。

鈴鹿8耐に出る条件は次のものがあります。

・FIM世界耐久選手権に年間エントリーするチーム
・前年の8耐で20位以内に入ったチーム
・トライアウトに参加する

これから8耐参加を目指すプライベーターは、トライアウトに参加しないといけません。
トライアウトは鈴鹿200km耐久レース、SUGO120マイルレース、鈴鹿サンデーロードレースの3戦があります。
トライアウトに出場するにも、普段から全日本選手権のJSB1000でポイントを獲得しているなど、それなりの実績が必要です

マン島TT

マン島TTは世界最大級の公道レースです。使用するバイクは1,000ccクラスのスーパースポーツですが、サーキットとは違ったセッティングを行い、ライダーもサーキットで速く走れればいいわけではなく、公道レースならではの度胸と感性が必要です。
参加資格は国際B級以上のライセンス所持者とありますが、毎年参加希望者が殺到するため、ほかの公道レースやロードレースで実績を残していないとエントリーしても受理されません

海外のレースなので、自己資金だけで参加することは難しく相応のスポンサーを獲得しないといけません。これまでも多数の日本人が参加した実績があります。

全国大会

ロードレースをはじめ、全国のサーキットでシリーズ開催しているレースは、年に1回全国大会を用意している事が多いです
全国大会と聞くと、地方予選を勝ち抜いたエキスパートを想像されるかもしれないですが、シリーズ戦に3戦以上参加など出場条件は緩いことが多いです。

しかし、全国大会は全国から走りに自信がある猛者が集まるので、出場資格を持っていても参加しない方が多く、出るだけでもすごいことです。
もちろん、勝てばそのクラスで日本一の称号を手に入れられます。

全国大会があるバイクレース例

・まるち杯(ミニバイク)
・CBR250Rカップ、グロムカップなどHRC主催のワンメイクレース
・MFJモトクロス

まとめ

出れたらすごいレースにも色々あり、上を見れば世界最高峰もMOTO-GPなどに続いていきます。出るだけですごいレースもありますが、小規模のレースでも、表彰台にあがった実績があれば周囲からすごいと賞賛されるでしょう。

私は自慢できるレース実績や出場権はありませんが、富士スピードウェイの本コースのライセンスを取って月に1〜2回練習で通っていただけで、周囲からすごいと言われることもあります。

バイクレースは速さだけではなく、お金と時間と情熱がないと本格的に行うことは難しいです。ハードルが高いレースに挑戦したり、バイクレースやサーキット走行のためにお金と時間をかければ、まわりから一目置かれる存在になり、耐久レースのメンバーになって欲しいと色々なところから声がかかるようになります。

ただ、バイクレースは周りから認められることではなく、自分が楽しく参加できることが大切です。無理してハードルが高いレースに出れば、まわりからはすごいと言われても、自分のレベルが参加レースにあっていなかったら楽しめません。バイクレースは自分のレベルや力量、予算にあった場所で適度に楽しむものです。

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