基本的なバイク用品の選び方

バイク用品の選び方は、バイクのカテゴリーや、使用状況、保管状況によって異なります。
主要なバイク用品の選び方について、それぞれ詳しく解説します。

バイク用品の種類ごとの選び方

バイクカバーの選び方

ガレージする場合を保管を除いて、バイクカバーは必需品です。2〜3千円程度で売っている安価なものから、1〜2万円の高級品などがあります。バイクカバーは消耗品なので、高価なものを買ったからといって、長年使用できるものではありません。劣化で破けたり、防水性を損なってしまいます。

バイクカバーは、1枚のみ使用する場合は、ある程度しっかりした作りのものを使用しましょう。金額としては5千円以上が推奨です。私は複数枚重ねて使用していて、中に使うバイクカバーは安物を使用して、一番上で使用するバイクカバーはそれなりのグレードのものを組み合わせて使っています。

バイクカバーは雨風を防いでくれますが、カバーのなかに湿気を閉じ込めてしまうデメリットがあります。頻繁に洗車やバイクカバーを外して換気する時間が無い場合は、湿気対策機能付きの高級品を使用しましょう

最近では、簡易テント(シェルター型)の骨組みがある簡易ガレージタイプのバイクカバーが人気です。価格は3万円前後しますが、バイクの保管場所の広さに余裕があるのであれば、簡易テント型バイクカバーはオススメです。

バイクカバーの選び方の詳細はこちらのページ

洗車グッズの選び方

バイクの洗車には、最低限、次のものが必要です。

  • シャンプー
  • スポンジ
  • ブラシ
  • ワックス
シャンプーやスポンジの選び方

シャンプーは車用洗車シャンプーや、家庭用の中性洗剤でも問題ありません。酸性のシャンプーはバイクに悪影響を与えるので気をつけましょう。洗車用のシャンプーは安価で大容量なものが多いです。洗車の時間を短縮したい場合は、ワックス配合シャンプーを活用するとよいでしょう。

バイクの洗車はスポンジで汚れをしっかり落とす事が必要です。バイクはサビやすく水気に弱いですが、洗車しないと金属や外装についた汚れが付着して酸化して、すぐにバイクが傷んでしまいます。外装用スポンジや、チェーン用ブラシ、ホイール用スポンジなど、目的別にスポンジとブラシを使い分けるとよいでしょう。

シャンプーやスポンジは、部品量販店やホームセンターの洗車用品コーナーで安く売られています。

バイクのワックスの選び方

バイクのワックスは固形タイプや液体タイプなど、「乾燥させて吹き上げるタイプ」と、「スプレーで吹きかけて拭き上げるタイプ」、「水洗い洗車と一緒にスプレーするだけの簡易タイプ」があります。乾燥が必要なワックスの方が手間はかかりますが、耐久性が高いです。

私は、液体タイプの乾燥が必要な本格的なワックスと、時間が無い日用の簡易ワックスの2種類を使い分けています。凸凹がある場所など細かいワックス掛け作業が必要になるので、私は固形タイプよりも液体タイプをワックスを好んで使用しています

また、ワックスには塗装色専用品があります。バイクカラーなど用途にあったワックスを選びましょう。

収納グッズの選び方

バイクの収納グッズは次のものがあります。

  • タンクバック
  • シートバック
  • キャリアボックス
  • リュック、ボディーバック等

見た目を気にしないのであれば、キャリアボックスを付けてしまうのが便利です。キャリアボックであれば、雨の影響も少なく、荷物の積載性を高いです。ただし、キャリアボックスは取り外しが面倒で、外した時の保管場所の問題も発生します。普段荷物を積まない時にバイクをスマートに見せたい方にはキャリアボックスはオススメできません。

脱着可能な収納グッズでは、タンクバックが人気です。特にツーリング時に、財布、携帯をポケットに入れたくない人や、簡易雨具などちょっとした荷物を積載したい方などにタンクバックが選ばれています。タンクバックは、タンクが金属でできている特性上、マグネットで固定するタイプの商品が主流です。タンクバックは脱着の手軽さや適度な収納容量があるため、バイクに乗っている間は使い勝手が良いですが、バイクから降りた時の持ち運びには不便です。

私はロングツーリングにはほとんどいかないので、最低限の荷物が入るボディーバックを活用しています。収納グッズ選びで迷ったら、最初はバイクの運転中にも邪魔にならないようなボディーバックから購入する事が私のオススメです

整備、メンテナンスグッズの選び方

バイクの整備やメンテナンスを行うには、最低限の工具を持っておくとよいでしょう。工具はセットで買ってしまうのがお得です。ただし、バイクのネジやボルトは固く締め付けてあり、工具が入る隙間が狭い部分も多いので、安物の工具を使ったり、用途があっていない工具を強引に使うと、ネジ山を潰してしまうリスクがあります。

私は安い工具セットを先に購入して、よく使う用途の工具だけ、KTCやスナップオンなどの一流工具ブランドの品を単品購入して揃えていきました。バイクの整備やメンテナンスには、次の工具の使用頻度が高いです。

  • 10mmのソケットやスパナ、メガネ
  • 12mmのソケットやスパナ、メガネ
  • ドライバー(プラス/マイナス)
  • 六角レンチ全般

ドライバーは、ネジ山の大きさに応じて、複数の大きさ(番手や持ち手の長さなど)を揃えておきましょう。同様にラチェットなどソケットの土台になる工具も、大きいタイプや小さいタイプ、延長ソケット等を揃えておくと便利です。

工具は、まずは安いセットの工具を購入して、よく使用する工具から少しずつ良い物を揃えていく事がオススメです

また、チェーン調整やタイヤ交換を行いたい場合は、バイクのタイヤを持ち上げるメンテナンススタンドを持っておきましょう。メンテナンススタンドは幅広いバイクで使用できるので、1つもっておくと便利です。

そのほかの便利グッズの選び方

バイクに便利な便利グッズの特徴や、選び方をまとめました。

ETCの選び方

バイクは料金所で小銭の出し入れが不便なので、ETCが付いていると便利です。車用を流用する事も可能ですが、雨風の故障リスクがあるので、バイク専用のETCを活用しましょう。
一流メーカーのETCであれば、性能差はありません。デザイン性や価格を重視して選びましょう。

カーナビの選び方

近年はバイク用のカーナビも安くて高性能が商品が増えてきました。ただ、私はバイク用カーナビはあまり必要だと思っていません。道がわからなかったら、バイクを安全な場所にとめて、スマートフォンの地図アプリなどでゆっくりルートの確認や計画をしたいからです。
バイク初心者の方は、いきなりカーナビを導入するのではなく、一度カーナビ無しで一定期間バイクを使ってから再度必要性を判断するとよいでしょう

カーナビを買う時は、案内画面や販売店のモニターなどで、使い勝手を確認して使い勝手を確認してから選びましょう。安いカーナビを購入すると、地図や案内が見にくくて、結局スマホの地図アプリの方が使い勝手が良く、カーナビをほとんど使わなくなってしまう方もいます。

ドリンクホルダー/携帯ホルダーの選び方

バイクのハンドルやフロントポケット周辺に、ペットボトルや携帯電話(スマートフォン)を固定するホルダーが安く売られています。スクーターなどに人気の商品です。

ただし、ドリンクホルダーや携帯ホルダーは、屋外に露出するため、外気の影響を受けるデメリットがあります。特に夏場は飲み物をすぐに熱くなって、携帯やスマートフォンは長時間直射日光にあてると故障する可能性もあります。バイク用のドリンクホルダーや携帯ホルダーは、季節や天候の影響もあることを認識しておきましょう。

盗難防止グッズの選び方

盗難防止グッズの必要性は、バイクの車種や保管環境によって変わります。盗難リスクが高い旧車やスーパースポーツはプロの窃盗団に狙われます。プロの窃盗団は、U字ロックなどのチェーンを簡単に切って、アラームは即座に解除するなど盗難防止グッズの対策もしています。

盗難リスクが高い車種の場合は、極太U字ロックや、高性能の警報装置など盗難防止グッズで、厳重にバイクを盗難から守る環境を作ります。盗難リスクが低いバイクでも、若者が遊び用のバイクとして盗難する被害事例も多いので、最低限簡単なU字ロックやチェーンをつけておくと安心でしょう

まとめ

バイク用品の選び方は、バイクの使用状況や保管環境のほか、バイクのオーナーの好みの問題も出てきます。まずは自分が欲しいと思ったものを優先して選んでOKです。

私もバイク用品の購入で何度も失敗しています。特にセールなど期間限定品や、部品量販店の店頭展示で興味を持って即買したものなど、勢いで購入したバイク用品は結果的に失敗で終わる事が多かったです。

気になるバイク用品を見つけても、あらかじめ購入を検討していたものでなければ、その場の勢いに任せて購入せず、ネットや口コミで情報収集をしてから購入するとよいでしょう。

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