スーパーコルサSP Ver2はコスパ・性能ともに最強バイク用タイヤ
峠でコーナーを攻めている人や、サーキットでレース・スポーツ走行を楽しむ方から、圧倒的な人気を誇っているバイク用タイヤが「スーパーコルサSP Ver2」です。
愛用している私の知人からは、グリップ力が高く、耐久性も兼ね備えていて、通販を利用すれば割安に購入できる最強タイヤだと絶賛していました。
バイク用ハイグリップタイヤとして人気の、「PIRELLI(ピレリ)ディアブロ スーパーコルサSP Ver2」についてまとめました。
参照:https://www.pirelli.com/tyres/ja-jp/motorcycle/homepage
スーパーコルサSP Ver2の実力
スーパーコルサとは、イタリアのタイヤメーカー「PIRELLI(ピレリ)」が販売する、溝付きタイヤのハイエンドモデルのバイク用ハイグリップタイヤです。正式名称はディアブロスーパーコルサ(DIABRO SUPERCORSA)です。
現在は以下の3種類のシリーズをラインナップしています。
ディアブロ スーパーコルサV2:公道走行可能ですが、レースで勝つことを目的で作られたタイヤ
ディアブロ スーパーコルサSP Ver2:スーパーコルサを公道重視で改良したモデル
ディアブロ スーパーコルサA:250ccクラスにも利用可能なリア140サイズの用意がある
本格的なレースになると、スーパーコルサV2が圧倒的人気を占めているほどではないですが、趣味で峠やサーキットのスポーツ走行、アマチュアレベルのレースをしている方はスーパーコルサSPの人気が非常に高いです。250cc〜400ccクラスではスーパーコルサAもオススメです。
従来のハイグリップタイヤは、性能や耐久性が高いと価格も高くなる相対関係がありましたが、スーパーコルサは耐久性・性能が高く、割引販売する業者も多いメリットがあります。さらにタイヤは軽量化されているので、軽量ホイールにカスタムしたような、フットワークの軽さも実現しています。
WSS(スーパーバイク世界選手権)のワンメイクタイヤに採用されていて、数多くのレースタイトルも獲得しているため、ブリヂストンやミシュランのライバルメーカーの溝付き最高級タイヤと比べても性能は同等以上です。
DUCATIのパニガーレやホンダCBR1000RRーSPの標準タイヤにも採用されているので、信頼性の高いメジャーなタイヤです。
通販で新品を安く買える
スーパーコルサSPクラスのタイヤの相場は前後セットで5〜6万円です。しかし人気のスーパーコルサSP Ver2は、Amazonや価格.comなどの通販であれば3万円台で購入可能です。
このほかにも、ヤフオクのショップ出品で安く販売していることもあるのでチェックしてみるとよいでしょう。
耐久性
タイヤの種類やマシン、乗り方によって耐久性は大きく変わってきますが、スーパースポーツバイクに人気のスーパーコルサSP Ver2のおおよその目安は2,000km〜4,000kmです。ツーリングタイヤやスポーツタイヤに比べると耐久性は短いですが、グリップ力の高さを考慮すると高耐久だと評価できます。
全開走行を繰り返す使い方をしなければ5,000km以上使っている人もいるそうです。
スーパーコルサSPの口コミ
レースとかに関わってるお店のある人によると、スーパーコルサSP V2は最初だけゆっくり走ってならしたら雨でも食い込みはあるらしい! pic.twitter.com/TgTYZLnyFU
— もりへい (@CBR1000_Repsol) June 29, 2017
SPは公道重視でパターンは一緒ですが中身を見直して温まりやすいみたいですね。
160でスーパーコルサ履くのはサーキットユース位だから公道重視のSPは出してないんじゃ無いですかね?— ろん (@ronz750) August 16, 2017
スーパーコルサSPV2で良いかなって思い始めてる…
何故なら
SC1とかSC2履き替えたらハイグリップタイヤすら戻れない気がする…スパコルSPって実際の所どぉなんやろ🤔 pic.twitter.com/W1svovcduR
— YUKI氏 (@SC57_YUKI) May 19, 2017
次のタイヤはスーパーコルサSP V2でいい気がしてきた
— ひらまち (@HiRaMaTi) April 22, 2017
おれもたぶんスーパーコルサ履くなー
αSP悪くないけど良くはないなーって感想— けんぽよ (@kenpoyoooop) December 20, 2016
タイヤはスーパーコルサSP一択
— 五等分のギドリィ・マーキュリー (@Gidorah_346) December 16, 2016
スーパーコルサSP V2
8200kmぐらい走れました。3000kmぐらいで全てスリックタイヤになってる人も居るのに、私が凄くエコな走りをしてる証拠だね、、、( ´,_ゝ`) pic.twitter.com/T2r1FAZsgQ
— ヨッシー (@YosshiNinjaH2) September 28, 2016
なお、このスーパーコルサ
SPやししかも純正品でOEM
新車の時から変えてないから
6000キロ走ってこの感じ
なんとライフの長いことでしょう— HIDE (@HIDE_HRC) August 22, 2016
そっか!燃費向上もか!SPではあんまり考えないもんなー笑
スーパーコルサはびっくりするほど柔らかいですもんね!— ひろのし (@giantpanda8008) August 9, 2016
タイヤをスーパーコルサSPにした理由は、ST600で使うようなSC1やSC2は自分では使いこなせない(温度管理とか)と思い込んでいたし、SPならばパニガーレとか675RとかSSのスタンダード採用が多くて、アマチュアがサーキット走行するなら丁度いいだろうと思ったから。
— トミンで遊ぶ都民 (@T3nRider) March 1, 2016
初心者や本気でコーナーを攻めない人にはオススメできない
サーキットでの使用を前提にしたスーパーコルサV2は、タイヤが暖まらないとグリップ力がなく、タイヤウォーマーの使用を前提に作られています。公道仕様に改良されたSPは暖まりやすくなりましたが、温まっていない時のグリップ力は非常に低いです。
スポーツ走行初心者の方がいきなりスーパーコルサを履くのは、タイヤウォーマーを使わない場合、危険なのでオススメできません。中級者〜上級者向けのタイヤです。そこまでコーナーを攻めない人や、これからサーキットや峠で練習を始める初心者の方は、もっとランクの低いタイヤにした方が安全でストレスなく経済的にバイクを楽しめます。
スーパーコルサSPのライバル
スーパーコルサSP Ver2と同等クラスのタイヤには以下のものがあります。
・ブリヂストン RacingStreet RS10 TYPE R
・ミシュラン POWER CUP EVO
・ダンロップ α13ーSP
もっとも比較されるのは、性能的には一つ下にあたるダンロップのα14です。通販での販売価格はスーパーコルサと同等で、耐久性が高く、タイヤ温度の低い時でもグリップ力が高いと評判です。ガチのストイックな方はスーパーコルサ系、適度なグリップ力とツーリングでの扱いやすさを求めるならα14をオススメします。
またピレリからはスーパーコルサの下に、ロッソコルサ(DIABLO ROSSO CORSA)という、サーキットも走れるけど、より公道での適正が高い商品もあります。スーパーコルサまでは不要という方はロッソコルサも検討してみるとよいでしょう。
おわりに
全般的にバイク用タイヤの性能は日進月歩で年々向上しています。80年代・90年代のバイクブーム全盛期を知っているベテランライダーは、今のタイヤ性能の素晴らしさを身にしみるほど実感しているでしょう。
はっきり言って、タイヤを年間何セットも交換しているアクティブなライダーでなければ、どのメーカーのハイグリップタイヤを履いても満足できると思います。口コミやレビューの内容も、高品質クラスであれば評価は軒並み高く、ネットの情報でどのタイヤが良いのか判断するのは難しいです。
私は、実際に峠やサーキットを走っている方の中で人気の高いタイヤを選ぶのが一番無難だと思っています。少なくても私の周りでアクティブな乗り方をしている人からは、スーパーコルサのシェアが非常に高いので、信頼できるタイヤだと断言できます。
ただし、私の周りでスーパーコルサを履いている人はライディングテクニックもそれなりにありますし、峠でも安全性を確保した走り方をするノウハウを持っています。スーパーコルサを含めてハイグリップタイヤは温まった時のグリップ力は素晴らしいですが、タイヤ温度が低いと危険なので、初心者は少しずつ下のランクのタイヤからステップアップしていくとよいでしょう。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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