バイクカバーの選び方とおすすめの商品
バイクカバーを選ぶときのポイントは「価格帯・耐久性」「耐熱性」「通気性」「U字ロックとの相性(バイクとの固定方法)」です。
オススメのメーカーも紹介しますね。
このページの目次です
バイクカバーの選び方のポイント
価格が高いバイクカバーは耐久性も高いが…
バイクカバーの耐久性は価格帯に比例する傾向がありますが、バイクカバーはどれだけ高いものを買っても、屋外で使用すれば、いずれは劣化して穴があきます。屋外保管のバイクに使用するバイクカバーは経年劣化で防水性が失われ、ミラーやカウル部分などに穴があきます。
私はこれまで数十枚のバイクカバーを購入しました。バイクカバーの価格は、安い物では2〜3千円、高いものでは2〜3万円のものがあり、私は最高で1万5千円ほどのバイクカバーの購入経験があります。
2〜3千円ほどの安いバイクカバーは、生地が薄くすぐに劣化するので、2枚掛け・3枚掛けの内側として利用する分には良いですが、1枚のみの使用だと交換サイクルが短いのでコストパフォーマンスが悪いです。最低でも定価7千円〜1万円くらいのバイクカバーを選ぶとよいでしょう。
2〜3万円で売られている高級バイクカバーは、耐久性も高いですが、それでも半永久的に使えるわけではないので、私は購入に踏み切れませんでした。
耐熱性はバイクの種類やタイミングによっては不要
耐熱性は、バイクに乗った直後にエンジンが冷えるまで待てるかがポイントです。バイクは乗った直後だとエンジンが高温になります。スクーターや小排気量のバイクなど、エンジンの外側が熱くなりにくい車種の場合、耐熱性はそれほど気にする必要はありません。
また、エンジンが高温になるバイクでも、バイクを乗り終えたときに一定時間あけてからバイクカバーを掛けれる場合は、耐熱性の重要性は低いです。
大排気量のバイクや、バイクカバーをかけた時にエンジン部とバイクカバーが直接触れるバイクは、エンジンの熱でバイクカバーが燃える(溶ける)恐れがあるので、耐熱性が高いバイクカバーを使用しましょう。
バイクに乗る機会が少ない場合には、通気性にも注意
通気性は、雨が降った後にバイクを乾燥してあげられるかがポイントです。雨が降ると地面が濡れて、水蒸気になって蒸発していきます。通気性が悪いバイクカバーを掛けたまま放置すると、バイクカバーの中が蒸し風呂のような状態になり、サビの原因になります。
雨が上がって晴れた日にバイクカバーを外して乾燥してあげる時間があれば、通気性の重要度は低いです。また、屋内保管のバイクや、バイクの下からブルーシートを巻くなど水蒸気対策を取っていれば、通気性が無いバイクカバーでも問題ありません。
バイクに乗る機会が少なく、ずっとバイクカバーを付けっぱなしの場合は、通気性に優れたグレードの高いバイクカバーを使用するとよいでしょう。
U字ロックとの相性などバイクへの固定方法もチェック
私がバイクカバーを買う時に重視していたのが、風で飛びにくいバイクカバーです。強風が吹くと、バイクカバーは風でめくれてしまいます。私はバイクカバーそのものが風で飛んで、台風の日の後にバイクがむき出しの状態になっていた経験が何度もあります。
U字ロックを付けている方は、バイクカバーにU字ロック用の穴が空いているものを選びましょう。防犯性能が高い極太U字ロックの場合は、バイクカバーに空いている穴も大きいものを選びます。防犯性で見れば、U字ロックをつけてからバイクカバーをつけても効果はありますが、U字ロックでバイクカバーを固定できると、強風対策になります。
私のオススメとしては、バイクカバーの固定方法がセンター部のベルトをバックルで固定するタイプではなく、バイクカバーの下部全体にヒモが入っていて、下側のヒモを絞って固定できるタイプです。ただし、強風対策に優れたバイクカバーでも台風の時の突風では、飛んでしまうことがありました。
長期間乗らないときや、台風が来る前は、別にヒモを使ってバイクカバーを固定して使用していました。
オススメのバイクカバー商品
DAYTONA ブラックカバーシリーズ

DAYTONAはバイク用品を多数出している人気ブランドで信頼性が高いです。通気性・耐熱性に優れていて、バイクの固定方法はセンター部のベルトと、バイク下部全体に入ったヒモを後部で絞ることができます。
ブラックカバーシリーズでは、プレミアム、スタンダート、シンプル、HD(ハーレー専用設計)があります。
オススメはスタンダートモデルで、予算に余裕があればプレミアムもオススメですし、シンプルでもコストパフォーマンスが高いです。
リーズナブルな価格で総合力が高いバイクカバーとしてオススメできます。
平山産業 F-1防炎バイクカバー

平山産業はバイクカバーメーカーの老舗で、幌や自動車用カバーなどでも有名です。平山産業のバイクカバーの中でもF-1防炎バイクカバーは耐久性と耐熱性に優れていると評判です。価格に対して耐久性を重視したい方にオススメです。
私も何度か購入しましたが、バイクの固定が中央部のワンタッチベルトのみなので、強風でバイクカバーが飛ばされやすいです。
別途、ヒモで固定するなどの処置をすることと、通気性が低いので定期的にバイクカバーを外して換気・乾燥させてあげる必要があります。
ヤマハ バイクカバーシリーズ

バイクメーカーのヤマハが出しているバイクカバーは、価格帯に対して耐久性が高いです。通気性能も高く、生地が薄いので扱いやすく、ヤマハ以外のメーカーのバイクオーナーからも支持されています。
売れ筋はFタイプとEタイプで、予算が許すのあれば、湿気対策のエアーベンチレーション機能が付いているFタイプかプレミアムバイクカバーGがオススメです。
簡易ガレージ
バイク置き場のスペースに余裕がある場合は、簡易ガレージがオススメです。私がバイクをはじめて購入した15年前は高くて手が出ない商品でしたが、最近はネット通販を中心に安くて高機能がものが増えています。
私の知人も簡易ガレージを使用していますが、通販で1万円台のものを1年半使用して、雨漏れもなく耐久性も高いと評価していました。
バイクを固定する手間もなく、バイクとカバーが密接しないので湿気によるサビも発生しにくいです。設置スペースが大きいのがネックですが、使用可能な環境の方は是非検討してみてください。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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