【バイクの盗難対策】配線工事不要で取り付け可能の防犯カメラ
バイクの盗難対策で効果的なのが防犯カメラの設置です。
盗まれた時の映像を証拠にできれば、警察が動いてくれるなど検挙率が高まります。
従来はコンセントなどから電源供給するタイプが主流で、電源のない場所への設置は工事が必要でした。
昨今は、乾電池式で簡単に取り付けできる防犯カメラが普及しています。
乾電池式防犯カメラの機能性や活用するメリット・デメリットをまとめました。
出典:https://www.amazon.co.jp/
このページの目次です
1万円から買える簡単設置可能な防犯カメラ
本格的な防犯カメラは本体と工事代で10〜20万円ほどかかります。最新の家庭用防犯カメラであれば、本体1万円前後。録画用のSDカードと乾電池代を含めて1万5千円以下で購入できます。置くだけやベルトで固定する工事不要タイプを活用すれば自分で簡単に設置できます。
乾電池式だと電池切れがネックになりますが、人感センサーで人の出入りする時だけ作動するタイプを選べば、1〜2年に一回の電池交換で対応できます。
売れ筋商品をご覧ください。(価格は2018年9月7日現在)
・【トリガー速度UP!】トレイルカメラ
価格:11,000円
URL:https://item.rakuten.co.jp/kou-fuku/geod032ab/
・REVEX SD録画式センサーライト付きセンサーカメラ
価格:5,610円
URL:https://item.rakuten.co.jp/digital7/4943125709655/
・Victure 人感センサー 防犯カメラ 動き検知 トレイルカメラ
価格:7,980円
URL:「Victure 人感センサー 防犯カメラ」のamazonページはこちら
・SIGHTRON(サイトロン) トレイルカメラ
価格:24,784円
URL:http://kakaku.com/item/K0000776248/spec/#tab
ほとんどの商品はSDカードまたはmicroSDカードと乾電池を別途購入しないといけません。SDカードは32GBで1,000〜2,000円。電池は単三乾電池4〜8本ほどを使用タイプが多いです。
安いタイプでも、LED赤外線ライト付属で夜間でも鮮明に記録を残せて、画質の切り替え機能が付いています。機能的には、1万円前後で買えるものでも問題なく、画質や精度で不満を口にするレビューはほとんど見られません。
注意点として、小型タイプだと防犯カメラが付いていることがわかりにくいです。防犯カメラは映像を記録するだけではなく、窃盗犯へ警告する意味を持っていますので、作動中はLEDライトの点くタイプをオススメします。別途「防犯カメラ監視中」のステッカーを目立つ位置に貼っておくとよいでしょう。
防犯カメラは意味があるの?
SNSでは、防犯カメラでバイクや車を盗む映像をアップして、犯人探しの協力を呼びかける投稿をよく見かけます。防犯カメラは決定的な証拠になる一方で、プロの窃盗団ではカメラを気にせずに大胆な犯行を行っています。
国内で高級バイクを狙う窃盗犯の大半は外人グループで、顔だけで犯人を特定するのが困難です。つまり、防犯カメラを付けても完全に盗難を防ぐことはできず、盗まれた後も犯人探しの役に立たないことがあります。
防犯カメラによって期待できるのは、個人や若者グループによる犯行の防止と早期検挙です。個人の窃盗犯は防犯カメラが付いているだけで警戒して、防犯対策の行っていないバイクを狙おうとします。
また、暴走族の場合は、警察が検挙の材料集めに暴走行為している画像を記録しています。警察のマークしている暴走族による犯行であれば、防犯カメラの映像が証拠になってすぐに検挙できる場合があります。
バイクの盗難被害に遭っても、決定的な証拠がなければ警察はなかなか動いてくれません。決定的な証拠は、主に盗難で使用した車両のナンバーと犯人の顔のわかる映像か画像です。犯人の顔が鮮明に映っていても、前科や警察の記録がない犯人であれば警察は動いてくれません。
SNSなどネットで犯人を探す方法もありますが、防犯カメラを気にせずにバイクを窃盗する人の多くは、顔が割れると国に帰る外国人です。外人グループをはじめプロの窃盗団は海外に送って利益の出る高級車種しか狙いません。
盗難リスクの高い人気車種は、防犯カメラをつけるだけではなく、GPS発信機や極太にチェーンロック、ディスクロックなど2重、3重に防犯対策を講じましょう。
おわりに
バイク用の防犯グッズでは、ダミーカメラも効果的です。通販で1,000円前後で買えるものが多く、一部の個人経営やローカルチェーンの100円均一でダミーカメラが売られていることもあります。ダミーカメラもオススメですが、1万円前後のコストで記録もできる本物の防犯カメラを買えるのであれば利用価値は高いです。
工事不要タイプはカメラの設置をアピールすることも大切ですが、低い場所に設置すると外したり、布などでカメラの撮影レンズを隠されてしまうこともあります。なるべく高い位置につけるなど取り付け場所にも工夫するとよいでしょう。
防犯カメラで完璧にバイクの盗難を防ぐことはできませんが、現在ダミーカメラを使っている人や、バイクの盗難対策を強化したい人は是非検討してみてください。
また、映像を残しても警察が動いてくれるとは限らないので、防犯カメラをつけたことで油断はせず、チェーンロックやブレーキロックを活用して入念な防犯対策を行ってください。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
こちらの記事もあわせてどうぞ
- バイクを持つ
- 「バイクを持つ」では、バイクの購入方法、メンテナンス、保管方法、税金・保険・車検などの維持費について紹介しています。
バイクを持つ - メーカーごとのバイク車種一覧とその特徴
- メーカーごとにバイクの車種の特徴や、販売金額、売却予想金額などをまとめました。
メーカーごとのバイク車種一覧とその特徴 - バイクの最新ニュース
- バイクの新型モデル情報、バイクグッズや法律動向などバイクに関わるバイク業界関連情報、バイクレース情報の最新ニュースを紹介しています。
バイクの最新ニュース