バイクの適切なメンテナンス頻度やタイミング

バイクを持つには、正しいメンテナンス知識が必要です。

車であれば、車検や法定点検など1〜2年に1回のみの整備などの乗り方が通用しますが、バイクはそうはいきません。点検整備を業者に任せる場合でも、日頃から自分自身で日常点検やオイルアップなどを行う必要があります。

バイクのメンテナンスの基礎知識についてまとめました。

バイクのメンテナンスの5か条

バイクのメンテナンスの基本は以下の通りです。

  • オイルメンテナンスを正しく行う
  • 乗る前には日常点検をしっかり行う
  • 安全性を考慮した整備をする
  • 走行距離で消耗品交換のタイミングを考慮する
  • 雨天走行後に適切なメンテナンスを行う

バイクの正しいメンテナンス方法を実践すれば、愛車を不具合なく綺麗な状態を維持できます。

メンテナンスが行き届いているバイクは、売る時に程度が良いバイクと評価されて、高額査定が付きやすいメリットもあります

バイクはオイルメンテナンスが重要

バイクのオイルメンテナンスは、大きく分類して次の2種類があります。

・エンジンオイルやブレーキオイルなどバイク内部のオイル
・錆止め目的の潤滑油などオイルアップ

バイクは、小さいエンジンを高回転まで回して走ります。そのため、エンジンオイルを小まめに交換してあげないと、エンジンの寿命が大幅に短くなってしまいます。

また、バイクはサスペンションやレバー、ボルト、チェーンなど、錆止めコーティングがされていない鉄のパーツが多く露出しています。定期的に部品に応じてオイルを塗ってあげないと、すぐにバイクに錆が発生してしまいます。

このように、バイクのオイルメンテナンスは、バイク内部のオイル交換と外部からのオイルアップの2つとも必要不可欠です

オイル交換の頻度

バイクのオイル交換時期の目安は次の通りです。

・エンジンオイル:1,500km〜3,000kmもしくは半年に1回
・オイルフィルター:オイル交換2回に1回
・ブレーキオイル:1,000kmk〜5千kmもしくは2年に1回

オイル交換はバイクの車種、乗り方によって変わります。スポーツバイクなど、パワーが大きいバイクは高回転までエンジンがまわり、圧縮率が高いのでエンジンの負担が大きいです。スポーツバイクは1,000km〜2,000kmに1回。スクーターやツアラーバイク、ストリートバイクは3,000kmに1回の頻度でオイル交換しましょう

オイルは時間とともに劣化していくので、距離を走らない場合でも、半年に1回の交換が望ましいです。なお、2ストバイクはオイル交換不要でつぎ足しを行います。

ブレーキオイルは、街乗りや高速走行が多い場合は、5千kmもしくは2年に1回ほどの交換で問題ありません。山道やサーキットのスポーツ走行をする場合は、ブレーキオイルに熱が入るので1,000kmごとなど頻繁に交換する必要があります。

オイルアップの頻度

オイルアップは、バイクの使用状況や保管環境、車種によって変わります。スクーターなど外装にエンジンやフォークが守られているバイクより、主要パーツがむき出しになっているミッションバイクの方がオイルアップの必要性が高いです。

ガレージ保管など、雨風を完全に防げる環境であれば、オイルアップは半年〜1回の頻度で問題ありません。雨ざらしにバイクカバーだけの場合は、月に1〜2回、そのほか、雨天走行の後もメンテナンスしてあげるとよいでしょう

首都圏の場合は、海からの南風が多い夏場はメンテナンス頻度を多くするなど、気候や土地柄も考慮する必要があります。オイルアップは、フロントフォークにはシリコンスプレーを使うなど、部品ごとに適切なメンテナンス用品を活用しましょう。

日常点検の重要性

バイクは二輪で走るので転倒リスクがあり、車体が軽くスピードが出やすい特性上、死亡や重度障害などの重大事故が起こりやすいです
また、バイクは故障リスクが高く、整備業者に点検整備を行った後でも、不具合が発生するリスクがあります。

バイクは走行前に必ず日常点検を実施しましょう。

バイクの日常点検の方法

・エンジンをかけて、始動時やアイドリング、吹け上がりで問題がないか確認する
・ヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプなどの灯火類の点検
・ブレーキレバー(ペダル)、クラッチレバー、スロットル等を握る等、動かした時の感触がいつも通りか?
・タイヤの空気圧が適正か?(見た目やガソリンスタンドの空気入れの利用)
・ブレーキパットやタイヤの溝に残りがあるか?
・チェーンのたるみが適正か?(人が乗っていない時に2〜3cm動くたるみが適正)

走り出してからも異常の発見を心がける

バイクを乗る前の日常点検が終わっても油断はできません。実際に走ってみて、エンジンの吹け上がりやブレーキの効き、その他異音など異常がないか気にかけながら走行しましょう。

もし、いつもと違うと感じたら、些細な事でも再度バイクを安全な場所に停止して点検を行いましょう。原因が分からない異常は早めに整備業者に持っていきます。異常があるまま、無理して長い距離を乗る事は絶対にしないようにしましょう。

特にブレーキやタイヤの整備が重要

バイクは二輪で走る特性上、転倒リスクが高く、万が一事故を起こすとライダーを守るフレーム等はありません。そのため、バイクはブレーキやタイヤなど安全性に大きな影響を与える部位の整備が重要です。

タイヤの空気圧や、定期的にバイク業者でブレーキの点検整備を行い、安全性には手間を惜しまずしっかりしたメンテナンスを行いましょう。

走行距離で消耗品の交換時期を見極める

バイクの消耗品は、オイルやタイヤ、ブレーキパットのように、見た目で寿命のサインがわかるものだけではありません。また、タイヤの残り溝など見た目は問題なさそうに見えても、ゴムの劣化やオイルの酸化で本来の機能性を失っている場合もあります。

バイクの消耗品は交換した時期と、次回交換時期の目安を管理して、走行距離と見た目の双方で適切な交換時期を見極めましょう。

バイクの走行距離による消耗品交換時期の目安は次の通りです。

・バッテリー:3年〜5年
・ブレーキパット:5,000km〜10,000km
・プラグ:3,000km〜20,000km
・タイヤ:3年もしくは2,000km〜10,000km

バイクの消耗品は、車種や乗り方、部品のグレードによって交換時期が異なります。スポーツバイクや車体が重たいバイクほど、消耗品の交換時期が早くなります。

購入した販売店や日頃メンテナンスを依頼している整備業者に、消耗品の交換時期の目安を聞くとよいでしょう。不安があれば、早めに整備業者に点検してもらうと安心できます。

雨天走行後の適切なメンテナンス

バイクはサビに弱いので雨天走行後のメンテナンスが重要です。雨天走行後のバイクは、乾燥を最優先させないといけません。バイクを乗り終わった時に、雨が上がっている場合は、すぐにバイクカバーをしたりガレージにしまってはいけません。

できれば、洗車・拭き取り・オイルアップを行ってあげる事が理想ですが、時間が無い場合はバイクを外に露出して、自然乾燥で雨で濡れた水気を取ってあげます。

雨がまだ降っている場合は、一度バイクカバーなどで雨から守る環境を作り、雨が上がったらバイクを外に出して乾燥させてあげましょう。雨に濡れたバイクをカバーやガレージで長時間密閉すると、水気が水蒸気になってサビの発生を加速させます。

バイクカバーのみの場合は、地面からの水蒸気が上がってカバーの中が蒸し風呂状態になってしまいます。バイクに乗らない時でも定期的にバイクカバーを外すなど地面からの水蒸気対策を行いましょう。

まとめ

私ははじめてバイクを所有した時は正しいメンテナンス方法を理解していませんでした。フロントフォークの点サビをホームセンターのサビ取り剤で除去してオイルシールを剥がしたり、雨に濡れたバイクをすぐにバイクカバーを付けるなどして、サビやオイル漏れの原因を作っていました。

また、箱根峠の下りでフロントブレーキがほとんど効かなくなって、エンジンブレーキとリアブレーキのみで徐行しながら帰った思い出もあります。

バイクのメンテナンスは走行距離による整備など業者に任せるだけではなく、雨天走行後の手入れや日常点検など、所有者が正しい知識を身につけて、日頃から適切な処理をしないといけません。

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