バイクのタイヤのメンテナンス方法

バイクはタイヤが2本しかありませんので、スリップするとすぐに転倒につながるリスクもありメンテナンスがとても重要です。タイヤのメンテナンス方法について紹介します。

タイヤクリーナーの設置面への吹き付けは×

バイクのメンテナンスで失敗事例が非常に多いのがタイヤクリーナーをタイヤ全体に吹き付けてしまいスリップ転倒する事です。ホームセンターや部品量販店などで安く売っているタイヤクリーナーは本来車のタイヤの側面の光沢を出す為のものです。

タイヤクリーナーを塗るとタイヤ全体は綺麗になりますが、クリーナーの素材はとても滑りやすいです。バイクのタイヤの接地面に塗ってしまうと、溝がたくさん残っている新品タイヤでも、寿命を迎えた山がツルツルのタイヤよりも滑りやすい状態になります。

基本的にバイクにはタイヤクリーナーは極力使わないようにして、使用したい場合は周囲に飛び散るリスクがあるスプレー式ではなくて、スポンジに付けて塗る液体タイプを使用して側面だけ最低限の量を塗るようにしましょう。

タイヤの空気圧の調整

タイヤは空気圧によってグリップ力や燃費が変わってきます。自転車を乗る感覚で考えれば空気圧は高い方が良いと思われる人もいますが、バイクの場合、空気圧が高すぎるとタイヤと地面の設置面積が減ってグリップしにくくなります

バイクのスイングアーム周辺やタイヤの新品時に付いているラベルなどに空気圧の規定値が定められていますので、適切な空気圧に設定しておくようにしましょう。一般的な400ccクラスのバイクの場合でフロント2.50 kgf、リア2.90kgfくらいに設定されている事が多いです。

乗り方によって空気圧を変える

タイヤの空気圧は、タイヤにかかる負荷に応じてタイヤが温まり、中の空気が膨張します。その結果、高速道路や峠やサーキットなどを走る時は空気圧を規定値よりも少なく設定する事がオススメです。

負荷がかかると、タイヤ内の空気が膨張する事で自然に空気圧が高くなります。例えば2.50kgfの空気圧に設定していても、高速道路を走ると3.00kgfくらいまで空気圧が上昇してしまいます。

またバイクのタイヤは少し潰れるくらいの状態の方がグリップ力は高くなり、レーシングタイヤなどは規定値が1.50kgf。実際に初級者〜中級者が走る時は更に空気圧を低くして0.80kgfなどにしているケースもあります。長距離ツーリングなどの時は空気圧を低めにして、街乗りをする時は空気圧を規定値付近にしておく事がオススメです

タイヤの状態を把握する

バイクのタイヤは新品や、残り溝が多ければグリップ力が必ずあるとは限りません。
タイヤの状態や傾向を把握しておく事がポイントになります。

新品はスリップしやすい

バイクのタイヤは、グリップしやすいように若干の油分を含んでいます。新品タイヤは在庫期間で油分が飛んだりタイヤが劣化しないように、表面だけ固めの素材でコーティングされています。

俗称でタイヤの皮(カワ)といいます。新品に変えた直後はタイヤの皮が接地面になるのでスリップしやすい状態です。新品タイヤだからと信頼していきなり全開走行すると転倒リスクが高くなるので注意が必要です。新品タイヤから皮むきを終わった状態が一番グリップ力が高いです。

ハイグリップタイヤの方がスリップしやすい!?

バイクのタイヤには様々な種類があります。ここではオンロードタイヤの話になりますが、大きく分けるとツーリング用の安いタイヤと、スポーツ走行もできるハイグリップタイヤがあります。高級品のハイグリップタイヤを選べば、スリップしにくいと勘違いされる方も多いですが、通常時ではハイグリップタイヤの方がスリップしやすいです

安いツーリングタイヤは、状況を問わず、比較的安定したグリップ力が確保されています。それに対して、スポーツタイヤやレーシングタイヤなどのハイグリップタイヤは、負荷のかけた走行をしてタイヤが温まる事ではじめて高いグリップ力を生み出します。

タイヤがしっかり温まっていない状態では、溝の数も少ないハイグリップタイヤはツーリングタイヤと比べてもスリップしやすいので、この特性を理解して、乗り始めは慎重に乗る事が必要です。

タイヤは劣化する

タイヤはゴムでできているので、劣化していくと硬化してグリップしなくなります。タイヤが劣化する要因は主に経年劣化と、タイヤに熱が入りすぎてしまう場合の2種類があります。レーシングタイヤでサーキット走行をしない限り、新しいタイヤが溝が残った状態で熱の入りすぎによる寿命を迎える事は少ないです。

通常のツーリングタイヤであれば、経年劣化だけ気にしていれば良いですが、これと同じ原理で、直射日光があたる場所に保管しておくとタイヤの寿命が早まったり、タイヤと熱は密接な関係にあり、寿命を左右させる事を理解しておきましょう。

スリップラインを確認する

タイヤの交換目安は、スリップラインで確認します。タイヤの側面には必ず△のマークがあります。これをスリップラインと言い、△マークの延長線の溝が2mm程薄くできています。

タイヤの溝はスリップラインの部分の溝がなくなったタイミングが交換目安です。スリップラインを基準にタイヤの残り溝を日常的に確認しておくようにしましょう。

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