2017年版50cc原付スクーター比較
50ccの原付スクーターは、排気量が小さく時速30kmの実用速度を前提に造られているため、車種ごとの性能差が少ないです。
2ストキャブ車の時代は、ヤマハのZRが速いなど性能差が大きかった頃もありますが、4ストインジェクション化されてから、性能面の差は一層少なくなりました。
国産メーカーの原付スクーターであれば、耐久性や故障頻度もほぼ互角なので、スタイリングと価格・装備で選ぶとよいでしょう。
2017年モデルの50ccスクーターの比較ポイントをまとめました。
このページの目次です
2017年原付(50ccスクーター)の価格ランキング
2017年8月1日現在、新車ラインナップに並んでいる50cc原付バイクスクーターを、メーカー希望小売価格順に並べました。(生産終了モデルは含まれていません)
50cc原付スクーターの価格差のほとんどは「デザイン性」と「質感」です。
一昔前は、トゥデイやチョイノリなど、エンジン性能を下げて低価格を売りにした車種がありましたが、現行モデルは全て4馬力以上を確保して性能差が少なくなりました。
高額な車種は若者を中心に人気が高いです。スタイリングで気にいった車種を選ぶことも大切でしょう。
安さを重視したい場合は、生産終了モデルを含めて中古購入も検討しましょう。
安さ | メーカー | 車種 | 価格 |
---|---|---|---|
1位 | スズキ | レッツ | 143,640円 |
2位 | スズキ | レッツG | 154,440円 |
3位 | スズキ | アドレスV50 | 155,520円 |
4位 | ホンダ | タクト | 159,840円 |
5位 | ヤマハ | ジョグ | 171,720円 |
5位 | ヤマハ | ジョグプチ | 171,720円 |
7位 | ヤマハ | ジョグデラックス | 184,640円 |
8位 | ホンダ | ジョルノ | 189,000円 |
9位 | ヤマハ | ジョグZR | 205,200円 |
9位 | ヤマハ | ビーノモルフェ | 205,200円 |
11位 | ヤマハ | ビーノデラックス | 209,520円 |
12位 | ホンダ | Dunk | 214,920円 |
13位 | ヤマハ | VOXデラックス | 232,200円 |
14位 | ホンダ | ズーマー | 243,000円 |
50ccの原付スクーターオススメ車種
50ccの原付スクーターは、性能差が少なく上位モデルは個性を出して勝負しています。
項目別に50ccスクーターのオススメ車種情報を紹介します。
オシャレ・ストリート・カスタムベースのオススメの50ccスクーターランキング
1位:ホンダ ズーマー
2位:ヤマハ ジョグZR
3位:ホンダ Dunk
4位:ヤマハ VOXデラックス
ズーマーは、ノーマルでもカッコ良くてカスタムパーツも豊富です。中古バイク市場でも抜群の人気を誇っています。
ジョグZRはスポーティースクーター唯一の生き残りです。走行性能は2スト時代に比べるとマイルドになってしまいましたが、スタイリングのスポーティーさで勝負しています。
Dunk、VOXは見た目がオシャレですが、カスタムの需要は低いです。
軽い50ccスクーターランキング
1位:スズキ レッツ/レッツG 69kg
2位:スズキ アドレスV50 73kg
3位:ホンダ タクト 78kg
4位:ヤマハ ジョグプチ 83kg
50ccスクーターは全車種軽量で女性や小柄な方でも簡単に乗りこなせます。しかし、軽ければ軽いほど扱いやすく、取り回しが楽です。
特に駅前のバイク置き場や、スーパーやショッピングモールのバイク置き場など、狭くて他の駐輪バイクが密集している場所だと、車両重量の軽さが威力を発揮します。
ディスクブレーキ搭載車種一覧
より高性能の原付スクーターを選びたい場合は、フロントブレーキにディスクブレーキを採用している車種がオススメです。
なお、50ccスクーターは全モデルがリアはドラムブレーキを採用しています。
現行モデルのディスクブレーキ採用車種は以下の通りです。
・ヤマハ ジョグデラックス
・ヤマハ ジョグZR
・ヤマハ BW’S
・ホンダ Dunk
まとめ
当サイトがもっともオススメしたい原付50ccスクーターはホンダのDunkです。
外観がオシャレな車種では、ヤマハのVOX、ホンダのズーマーがライバルになります。VOXは大柄な車体に対してシート下収納が小さいデメリットがあります。
ズーマーは、唯一のフレーム型シート下収納で大きめの荷物の積載が得意ですが、雨の日や外出時の荷物の保管など実用性はあまりよくありません。
Dunkはオシャレな外観と収納スペースを両立していて、足元のフロアにも荷物を置きやすいです。
ブレーキランプはLEDを採用して先進性が高く、スマホ充電ができる電源ソケット、アイドリングストップ、コンビブレーキシステム(リアブレーキをかけると適度にフロントブレーキもかかる)などが搭載されていてパッケージングも豪華です。
スタイリング、質感、装備が付いている割には価格設定が安くお得感が高い1台です。
冒頭でも紹介している通り、50ccの原付スクーターは車種ごとの性能差が少ないので、見た目が気に入ったバイクを選ぶことが一番大切です。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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