2017年版250cc(200cc含む)ビッグスクーター比較
これまでビッグスクーターを牽引してきたホンダのフォルツァやヤマハのマジェスティは生産終了になり、新型バイクを投入するなど、250ccクラスビッグスクーターは新しい時代を迎えています。
2017年8月現在、国産主要メーカーのラインナップに並んでいる250cc(200cc含む)ビッグスクーターの特徴比較を紹介します。
ちなみに、ビッグスクーターを比較するときのポイントは以下のものがあります。
・価格
・デザイン性(カスタム性)
・重量
・積載性
250ccクラスのスクーターは走行性能に大差はなく、街乗りを中心に実用域でのパワーは確保されています。
バーグマン200のみ排気量が小さく、ライバルに比べると非力感はあるものの、重量の軽さで低速域での加速性能はライバルと互角で、高速走行時も最低限のパワーを確保しています。
250ccクラスのビッグスクーターは、どのバイクも荷物の積載性は優れているため、デザインと価格のバランスで折り合いをつけて購入する車種を選ぶとよいでしょう。
2017年版250ccクラスのビッグスクーターの価格と値引き幅
250ccクラスのビッグスクーターは定価が高額で値引き枠が大きいです。
新車購入を検討している場合は、予算に合わせて車種を絞り込むとよいでしょう。
値引き枠は本体価格との連動性よりも、車種の人気の有無の方が関係性が強いです。値引き枠が少ない車種は人気が高く、市場評価が高いことを意味しています。
購入資金は高く付きますが、将来売却するときに、値引き枠が大きい車種よりも高額査定が付きやすいメリットがあります。
車種 | 価格 | 値引き | 乗り出し価格 |
---|---|---|---|
ホンダ フォルツァSi | 555,120円 | 5万円〜12万円 | 48万円〜60万円 |
ヤマハ マグザム | 702,000円 | 8万円〜20万円 | 56万円〜69万円 |
スズキ スカイウェイブ250タイプSベーシック | 658,800円 | 6万円〜15万円 | 57万円〜66万円 |
スズキ スカイウェイブ250タイプM | 734,400円 | 7万円〜17万円 | 65万円〜75万円 |
スズキ スカイウェイブSS | 702,000円 | 5万円〜13万円 | 63万円〜71万円 |
スズキ スカイウェイブ250リミテッド | 691,200円 | 5万円〜15万円 | 60万円〜70万円 |
スズキ バーグマン200 | 523,800円 | 5万円〜17万円 | 41万円〜53万円 |
デザイン評価
ビッグスクーターのデザインを、スポーティー、ラグジュアリー、カスタム性、フォーマルの4つの項目で独自評価しました。
・ホンダ フォルツァSi
スポーティー ★★★☆☆
ラグジュアリー ★☆☆☆☆
カスタム性 ★★☆☆☆
フォーマル ★★★★☆
・ヤマハ マグザム
スポーティー ★☆☆☆☆
ラグジュアリー ★★★★★
カスタム性 ★★★★☆
フォーマル ★★☆☆☆
・スズキ スカイウェイブ250タイプSベーシック
スポーティー ★★☆☆☆
ラグジュアリー ★★★☆☆
カスタム性 ★★★☆☆
フォーマル ★★★☆☆
・スズキ スカイウェイブ250タイプM
スポーティー ★★★★☆
ラグジュアリー ★★☆☆☆
カスタム性 ★★★☆☆
フォーマル ★★★☆☆
・スズキ スカイウェイブSS
スポーティー ★★★★☆
ラグジュアリー ★★★★☆
カスタム性 ★★★★☆
フォーマル ★★☆☆☆
・スズキ スカイウェイブ250リミテッド
スポーティー ★★★☆☆
ラグジュアリー ★★★★☆
カスタム性 ★★★☆☆
フォーマル ★★★★☆
・スズキ バーグマン200
スポーティー ★★★★☆
ラグジュアリー ★☆☆☆☆
カスタム性 ★★☆☆☆
フォーマル ★★★★☆
重量
・ホンダ フォルツァSi : 192kg(ABS194kg)
・ヤマハ マグザム : 201kg
・スズキ スカイウェイブ250タイプSベーシック : 214kg
・スズキ スカイウェイブ250タイプM : 221kg
・スズキ スカイウェイブSS : 215kg
・スズキ スカイウェイブ250リミテッド : 218kg
・スズキ バーグマン200 : 163kg
250ccクラスのビッグスクーターは街乗り向けのバイクです。
ビッグスクーターは外見が大きく荷物の積載性や高速走行の安定性が高いことが長所ですが、その反動で取り回しが悪いデメリットがあります。
スクーターは全般的に足着き性が良いので小柄な方でも扱い切れますが、重量が軽いほど扱いやすくなります。
シート下収納
・ホンダ フォルツァSi : 53L
・ヤマハ マグザム : 18L+5L 別途リアトランクに11L
・スズキ スカイウェイブ250タイプSベーシック : 63L
・スズキ スカイウェイブ250タイプM : 63L
・スズキ スカイウェイブSS : 63L
・スズキ スカイウェイブ250リミテッド : 63L
・スズキ バーグマン200 : 41L
ビッグスクーターはシート下に大容量の収納スペースがあるのが強みです。
ほかにもフロントポケットや収納スペースの使い勝手も大切ですが、スペック面で比較するときはシート下収納の容量がもっとも重要になります。
現行モデルでは、ボディーサイズが大きいスカイウェイブシリーズが一歩リードしています。
おわりに
2017モデルの250ccビッグスクーターを比較すると、重量や取り回しではフォルツァSiとバーグマン200、収納力ではスカイウェイブシリーズがリードしています。
デザインに関しては好みの要素が強いですが、メーカー小売価格が70万円以上のマグザム、スカイウェイブ250タイプM/SSの評価が高いです。
スペックや性能、価格面の違いはありますが、250ccのビッグスクーターは、デザインで選ぶ価値が高いです。
まずは写真や店頭で現車を見て気に入ったバイクを見つけましょう。
予算オーバーの場合は、ビッグスクーターブームの影響で中古バイクのタマ数が豊富なマジェスティ、フォルツァ、スカイウェイブ250の中古もオススメです。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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