2017年版250ccアメリカンバイク比較

アメリカンバイクは大型バイクのシェアが高いですが、車検が不要の250ccクラスを求める需要も高いです。
アメリカンバイクは排気量を問わず、ネイキッドやスポーツバイクに比べるとパワーが少ないです。
もともとエンジンが小さい250ccクラスは非力さがデメリットになりますが、街乗りやゆったりした日帰りツーリングくらいであれば、充分アメリカンバイクの魅力を味わえます。

近年は250ccクラスアメリカンの新車ラインナップが減少傾向にあります。
2017年モデルの250ccアメリカンバイクを比較しました。

250ccアメリカンバイク現行モデル比較

ホンダ レブル250

価格:537,840円/588,600円(ABS)
エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
最高出力:19kw(26PS)/9,500rpm
最大トルク:22N・m(2.2kgf・m)/7,750rpm
重量:168kg/170kg(ABS)

2017年4月に国内発売した新モデルです。500ccの姉妹車種があり、どちらもアメリカンバイクには珍しい単気筒エンジンを採用しています。
小さい排気量を単気筒エンジンすることで、アメリカンバイクらしいドコドコ感を味わえて、重量が軽量で扱いやすいメリットがあります。
ただし純正マフラーだと、排気効率も良く単気筒らしさのない優等生のような走りをします。
デザインは、シンプルでタフなマッスル系ストリートアメリカンバイクです。

ヤマハ ドラッグスター250(DS250)

価格:594,000円
エンジン形式:空冷4ストロークSOHC2バルブV型2気筒
最高出力:15kw(20PS)/8,000rpm
最大トルク:19N・m(1.9kgf・m)/6,000rpm
重量:160kg

250ccアメリカンバイクの定番車種といえばドラッグスター250です。
ロー&ロングの王道スタイルにV型2気筒エンジンを採用しています。
見た目の迫力も大きく、長年クラストップの販売台数を維持してきた実績があります。

2017年に排ガス規制の影響で生産終了が発表されました。今後、排ガス規制に適合した新モデルとして復活することを願っています。
過去の経験上やドラッグスターの実績・歴史を考慮すると、2017年モデルが最終型で終わる可能性は低そうです。

王道クルーザーかマッスル系の2択

250ccアメリカンバイクは、かつてはイントルーダー250、エリミネーター250、マグナ250などのライバル車種がありましたが、排ガス規制と販売不振で生産終了になるモデルが相次ぎました。
現在は、レブル250とドラッグスター250の2車種のみが新車のラインナップに残っています。

レブル250とドラッグスター250は同じアメリカンバイクでも、マッスル系のレブル250と、王道クルーザーのドラッグスター250で、デザインやコンセプトが大きく違ってきます。
スペックの差はありますが、見た目が気に入った方のバイクを選ぶとよいでしょう。

乗りやすさはレブル250がリード

重量はヤマハのドラッグスター250の方が軽いですが、ストリートバイクでも採用されることが多い水冷DOHC単気筒エンジンを採用しているレブル250の方が、走行性能は高いです。
特に街乗りではストレスなくストリートバイクのような感覚で走れます。

ドラッグスターはスペックや最高速・燃費性能ではレブル250に劣りますが、空冷Vツインエンジンでアメリカンバイクらしい重厚な乗り応えが味わえます。
乗りやすさはレブル250がリードしているものの、ドラッグスター250もシリーズ最軽量モデルだけあって乗りやすいオススメ車種です。

おわりに

2017年モデルでは、250ccアメリカンバイクのラインナップが少なくなって、近日中にドラッグスター250が生産終了になれば、実質レブルの1車種のみになってしまいます。
レブル250とドラッグスター250は比較するのが難しいバイクで、デザインの好みを最優先に考えましょう。

走行性能では、扱いやすさはレブル250、アメリカンバイクらしいフィーリングはドラッグスターがリードしています。

250ccのアメリカンバイクは新車よりも中古購入のほうが需要が高いです。
レブル250は1998年生産終了の先代の中古があるものの、中古のタマ数は少ないです。
ドラッグスターは長年大きなモデルチェンジをしていないロングセラーモデルなので、中古を選ぶ価値が高いです。

中古であれば、イントルーダー、エリミネーター、マグナなど廃盤モデルも候補に挙がりますが、歴代モデルを含めてもドラッグスターが中古市場でも1番人気が高く無難な選択です。

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