間違えている人が多いバイクの保管方法
良い状態で保管できれば、バイクを売却する時より高値で売却することもできます。
ここでは、バイクの保管方法について解説します。
屋根がないところでのバイクの保管は要注意。
シャッター付きのガレージなどで保管できる環境が理想ですが、なかなかそういった環境は準備できません。
屋根などがない所にバイクを保管して、「適度なオイルアップやバイクカバーをかぶせていても、すぐに錆びてしまった」という経験がある人も多いのではないでしょうか?
それは保管方法が間違っている可能性が高いです。間違ったバイクの保管方法により、錆が出るなどバイクに悪影響を与えてしまっている方も多いです。
基本はバイクカバーを利用する。だが1枚では十分でない場合も
屋根のないところで保管する場合、基本的にはバイクカバーを購入してかぶせます。
バイクカバーを持っていない方は、下記の記事を参考に購入すると良いでしょう。
(参考)基本的なバイク用品の選び方
ちなみに私(運営者マメ)は、上記の記事を参考に下の写真のバイクカバーを購入して使っています。
完璧に雨水、砂埃などをカバーできるわけではありませんが、カバーをしているのとしていないのではかなりの差がありますので、カバーは必須ですね。
(参考)初バイクと合わせて購入した初バイクグッズ
バイクカバーを使うことである程度の対策にはなりますが、バイクの保管環境に関してバイクカバーを1枚かけるだけでは十分でなく、これだけではバイクは錆びてしまいまうことが多いです。
場合によっては、カバーをかけていない状況よりも、錆が出やすくなることもあります。
バイクカバーをして雨から守っているのにバイクが錆びてしまう原因は、雨が降った後に起こる地面からの水蒸気による湿気です。雨が降ると地面は濡れますが、その後雨が降らなければ地面は徐々に乾いていきます。そこで発生する水蒸気でバイクは錆びてしまうのです。
対策方法としては、雨が降っている時はカバーをかけてあげて、雨があがったらカバーを外して自然乾燥させて水蒸気がこもらない環境にしてあげることです。
屋根だけが設置してある環境でしたら、思い切ってカバーを外してしまうのも有効です。屋根があっても地面が濡れる構造であれば水蒸気の影響の方が大きくなる可能性があります。横風の中で雨が降った時だけカバーをかけたり、濡れた後はすぐに拭き取ってオイルアップをしてあげるのが理想です。
手間がかからない保管方法
上で紹介したような保管方法は当然手間がかかり、なかなか実践できない人も多いと思います。ここでオススメしたいバイクの保管方法が、カバーの3重掛けです。
これは、市販されているバイクカバーを3重にするという話ではありません。一番のポイントは下からもバイクを巻き上げるカバーを付ける事です。下から巻くカバーは市販されていませんので、ホームセンターなどでブルーシートを買ってきていただければ良いです。
まずは安価な商品でも良いので、通常のバイクカバーをかぶせます。このバイクカバーは最悪なくても良いのですが、下から巻き上げるブルーシートでバイクに小キズが付くリスクを軽減させる為に使います。
その後、ブルーシートを下からバイクに巻き上げます。この際にサイトスタンドやセンタースタンドが邪魔するのと、直接スタンドごと巻き上げるとすぐにブルーシートを破れてしまいますので、石ブロックなどブルーシートの重りの意味も兼ねて、設置するのがオススメです。
さらに上から可能であれば機能性の高いバイクのカバーをもう一度かぶせて、下からのブルーシートの中に水がたまりにくく環境を作ってあげるとよいでしょう。
こうすることで、空からの雨も地面からの水蒸気もダブルで守る事ができます。こうした水蒸気ケアもしてあげる事でバイクの錆の進行というのは一気に遅らせる事が可能です。
バイクカバーの選び方なら、下記記事をご参考ください。
(参考)バイクカバーの選び方とおすすめの商品
バイクを長期間使用せずに保管する場合
これまでは、日常的なバイクの保管方法を紹介してきましたが、長期間バイクを使用せずに保管する場合には、特別な保管方法が必要になります。
こうした予定がある場合には、下記の記事をご参考ください。
また、バイクをしばらく使う予定がない場合などは、保管するのではなく、売却も検討していいかもしれません。というのも、バイクを長期間「いい状態で」保管するのは、私の経験上からも結構難しかったからです。
長期間保管しているうちに、バイクの状態が悪くなり、後悔したことがあります。
バイクにしばらく乗らなさそうな場合には、下記記事をご参考ください。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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