二輪教習5回目「スラローム、急制動、坂道発進」に挑戦
こんにちは、免許取得挑戦中のマメです。
バイク教習第5回は、3-4回目を行った次の日の日曜日に入れました。
二日連続の教習は初めてでしたが、筋肉痛にも耐え、頑張って教習を受けることができました!
ここでは、私が5回目の技能講習で教わったことと、難しかったことについてベテランライダーの「ブルさん」に相談した内容を紹介します。
普通二輪MT 技能講習の5回目ではこんなことをした
第5回は、スラローム、急制動、坂道発進を少しづつ習いました。
リーンイン、リーンウィズ、リーンアウトなど、カーブ時の姿勢について一通り実習したら、スラロームにチャレンジ。それぞれ、緩やかなカーブで試すぶんにはできてたように思ったのですが、いざスラロームで「姿勢はリーンアウトで、起き上がる時はエンジン吹かす」というのをやってみろとなると、なかなかうまくいかず、通れるには通れるけど、「リーンアウト」できている手応えがなかったです。
「エンジン吹かす」と起きるってのも、できてる感じがなかったです。うーん、もっと練習したらできるかな。
急制動は、まずは3速30km/hから規定の距離で停止する。それができたら35km/h、40km/hとスピードをあげて行いました。停止線の前でアクセルを戻し、エンジンブレーキを利用しつつ、後輪ブレーキと前輪ブレーキを両方かけます。
一気にブレーキをかけるとこけたり、急停止してしまいあぶないので、じわーっとブレーキをかけるのがポイントとのこと。
(はじめはブレーキが強すぎて、停止位置よりだいぶ前で止まってしまいました)。
ブレーキで速度が落ちてきたら、クラッチ握って完全停止。3速から1速へギアチェンジ。
さらに坂道発進にもチャレンジしました。
車のMT免許を取る時に坂道発進で苦労した記憶が蘇ってきましたが、バイクの場合は思ったより簡単でした(はじめは)。
坂の停止線で止まったら、後輪ブレーキをかけた状態で半クラ状態をつくっていきます。半クラ状態になったら、後輪ブレーキをゆるめて発進。
これを習ってから何回かはうまくいき、「バイクの坂道発進は楽勝やな」と思っていたのですが、最後の1回で何度もエンストしてしまうことに。回転数が低かったのか、半クラ状態になった時にアクセル戻してしまっていたのか、めちゃめちゃ焦りました。
スラローム・急制動・坂道発進のコツをベテランライダーに聞いてみた
今回はスラローム・急制動・坂道発進のコツを教えてください。
それぞれのコツを解説しますね。
スラロームのコツ
パイロンが並んでいるので、常にそれぞれのパイロンの中間地点を通過して、走行ラインの膨らみ方も一定にすることがポイントです。
スラロームをリズミカルにこなすには、アクセルワークでバイクを寝かす・起こすを繰り返す操作をしないといけません。
バイクは後輪駆動なので、エンジンの力でタイヤが回転しようとすると、自然にバイクは直進しようとするため、コーナリング中にスロットルを回すとバイクを起こしやすくなります。
スラロームは障害物をかわしながら、最終的にはスラロームに侵入する前の進行方向に対して直進していきます。
アクセルをふかす時に、バイクを寝かせている方向に視線があると、そのままバイクがどんどん目線の方に曲がって行ってしまいます。
スラロームの時は、次のスラロームを通過するために必要な走行ラインの方に目線を向けます。
そうすると、バイクがバンクしている角度に対して目線が反対方向になるので、そのままスロットルを回してエンジンの動力が加われば自然とバイクが起き上がっていきます。
アクセルをふかしたり、スロットルを回してもバイクが起きない時は、身体のバランスの問題もありますが、まずは目線が間違った方向に向いていないか見直せば解決できると思います。
私が教習所に通っていた時は、アクセルをONにするのは一瞬で、スロットルは回したらすぐ閉じる、このひとつの挙動でバイクを切り返し、次のパイロンへ向かい、方向転換の時にアクセルワークを繰り返します。
基本的にスロットルを開けるのはパイロンを超えて次のパイロンに向かって方向転換する時だけで、あとはスロットルオフで惰性で進んで行きました。
もしスピードが出過ぎたら、リアブレーキで調整してあげてください。
方向転換のためにバイクを寝かせる直前にリアブレーキを使って減速させてあげるのもよいでしょう。
スラロームは最初は練習を繰り返さないと攻略できません。
まずは、目線をバイクをバンクさせている方向ではなく、次のパイロンを通過するための走行ラインに向ける事を強く意識してみてください。
急制動のコツ
停止位置よりも前で停まってしまったとありましたが、教習での急制動は限界ブレーキをしなくても十分に停止できます。
気持ちに余裕を持って、停止位置にゆとりを持って停まる技術を身につけましょう。
バイクの構造の話をすると、バイクのブレーキは前輪の方が性能が高いです。
急制動では、前輪と後輪のブレーキを同時にかけますが、メインは前輪ブレーキという事を意識して、微調整したい時はリアブレーキの強弱をつけてあげるようにします。
ブレーキを強くかけすぎると、タイヤがロックするおそれがあります。
前輪については、ブレーキをかけると、フロントフォークが沈んでいきます。
フロントフォークの沈み方で前輪ブレーキの限界を見極める事もできます。
停止位置をオーバーせずに停止できているので、現在のフロントフォークの沈み方を基準に、いつもより沈みすぎていると感じたら、ブレーキロックする前兆です。
急制動の時は停止位置をしっかり見る事が必要ですが、視線は停止位置をカバーしつつ、少し先まで見ておくことが大切です。
万が一、リアブレーキがロックした場合でも、バイクが垂直で直進しているのであれば、焦らずにバランスを取れば転倒を回避できます。
ブレーキロックしてもリカバリーができるように、リラックスして、少し先の景色まで見ておくのがポイントです。
急制動は一度転倒すると恐怖心を持ってしまいます。今後の教習でも決して無茶をしないように心がけて、練習ではオーバーすることがあってもいいので、転倒せずに練習を繰り返す事を意識しましょう。
坂道発進のコツ
そのため、半クラッチで動力がタイヤに伝わってからリアブレーキを緩めていけば簡単にクリアできます。
最後の1回で何度も失敗してしまったとの事で、見ていないので詳しい原因が分かりませんが、理由は次のいずれかだと思います。
・半クラッチがちゃんとできていない
・エンジンの回転数が弱い
・リアブレーキを離すタイミングが早い
エンストを繰り返してしまうのであれば、アクセルをふかしてエンジンの回転数をあげてください。
エンジンの回転数が高くても、半クラッチの操作をゆっくりやれば、急発進することはありません。
もし、坂道発進で苦戦したり、不安があれば、平坦な所での発進時でも、半クラッチがつながってからリアブレーキを離して発進する動作を行ってみてください。
半クラッチが繋がるタイミングをマスターして、平坦な所よりもエンジンの回転数を高めにして発進すれば坂道発進は攻略できます。
今回のまとめ
〜スラローム攻略のコツ〜
・目線を次の障害物を超える走行ラインに向ける
・アクセルのON/OFFをリズムよく行う
・パイロンの真ん中を通るように心がける
〜急制動攻略のコツ〜
・無茶をせず、気持ちの余裕を持つ
・停止位置を視野に入れつつ、その先まで見るようにして、リラックスしてバイクを垂直な状態に維持する
・フロントフォークの沈み方をブレーキロックの指標にする
〜坂道発進のコツ〜
・エンジンの回転数を高めにする
・平坦な場所でも、半クラッチが繋がってからリアブレーキを離すようにして練習する
・半クラッチが繋がるタイミングを見極める

この記事を書いたのは、サイト運営者のマメです。
バイク初心者でVTR250に乗っています。
バイクをのんびりと楽しむのが趣味。
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