どのバイクを買うかベテランライダーに相談してみた③
こんにちは。サイト運営者の「マメ」です。
現在、普通自動二輪の免許取得のために自動車学校へ通っています。
自動車学校の教習も終わりが近づき、やっぱり初めて買うバイクはミッションバイクに挑戦してみようという意思が固まってきました。
現時点での有力候補はVTR250なのですが、他にも新しい型の250ccネイキッドバイクがあることを知りました。VTR250とMT-25、Z250、CB250、NINJA250を比較して、初心者が買うのにオススメのバイクがないか、再度ブルさんに相談してきました。
このページの目次です
初めて買う250cc 5車種のバイクを比較
教習所の第二段階も終盤戦になってきておりまして、あとひと月もすれば免許が取れるのでは?という段階になってきました。
現時点ではやはりMTに挑戦したい気持ちがあるので、VTRがいいのかなと思っているのですが、雑誌やネットを見ていると、MT-25、Z250、CB250、NINJA250などもかっこよく見えてきました。
初心者が初めて乗るということも含めて、購入のアドバイスをお願いします。
さて、今回の質問ですが、まずは名前が挙がっているバイクの発売された年とエンジンの形状、馬力、燃費、価格を比べてください。
VTR250 | MT25 | Z250 ABS | CB250F | Ninja250 | |
---|---|---|---|---|---|
発売時期 | 1998年 | 2015年 | 2014年 | 2014年 | 2013年 |
エンジン形式 | 水冷4ストロークV型2気筒 | 水冷4ストローク直列2気筒 | 水冷4ストローク並列2気筒 | 水冷4ストローク単気筒 | 水冷4ストローク並列2気筒 |
最大出力 | 22kw[30PS]/10,500rpm | 27kw[36PS]/12,000rpm | 23kw[31PS]/11,000rpm | 21kw[29PS]/9,000rpm | 23kw[31PS]/11,000rpm |
燃費 | 40.0km(60km/h) | 33.5km/L(60km/h) | 38.0km/L(60km/h) | 50.1km/L(60km/h) | 40.0km/L(60km/h) |
価格 | 598,320円〜 | 523,800円〜 | 553,500円〜 | 464,400円〜 | 553,500円〜 |
- エンジン形式:単気筒or直列(並列)2気筒orV型2気筒
- 新車or中古:中古のタマ数の多さ(発売時期)
- 車体の形状やライディングポジション:ネイキッドorスポーツ
- 車種ごとの特徴:スポーツ性重視or街乗り性重視など
エンジン形式による違い
- Vツイン(V型2気筒)
- VTR250
- 直列(並列)2気筒
- MT-25、Z250、NINJA250
- 単気筒
- CB250F
単気筒のCB250Fは250ccの燃焼室がひとつで、2気筒のバイクは125ccの燃焼室が2つあります。
250ccクラスの場合は、簡単にまとめると、単気筒と2気筒で次の特徴があります。
- 2気筒
- ハイパワー、レスポンスが良い
- 単気筒
- 非力だけど低燃費、単気筒ならではの排気音
排気効率が良いのは2気筒です。単気筒のCB250Fはパワーは候補車種の中で1番非力ですが、燃費性能がもっとも優れています。
エンジンフィーリングは2気筒のバイクに比べて個性があり、250ccクラスのビッグスクーターやTW、FTRなどのトラッカーバイクなどと同じイメージを持って頂ければわかり易いです。
また、単気筒は製造コストが安いので、新車価格も他の候補車種より10万円ほど安くなっています。
新車価格の安さや燃費性能の良さを重視したいのであれば、CB250Fが有力候補になります。
どうせなら250ccクラスの中でも性能が高いバイクを買いたいのであれば、この時点でCB250Fは候補から除外しても構いません。
つまり、直列と並列は同じカテゴリーに分類できます。
直列(並列)は名前の通り、2つのエンジンが並んでいる形状で、Vツインは2つのエンジンがV字が型になっています。
リッタークラスのスーパースポーツをはじめ、ロードレースで使われるエンジンは突き詰めていくとV型エンジンの方が性能が高くなると言われていますが、250ccクラスでは直列エンジンの方が無駄がなく排気効率が良いとされています。250ccのロードバイクは直列か並列エンジンが主流です。
また、V型エンジンは直列エンジンよりメンテナンスに手がかかるデメリットがあります。
VTRは発売時期を見て分かるように、デビュー20年近く経過している車種で、これまで一度もフルモデルチェンジをしていません。
250ccでは、気筒数が同じなら直列でもV型でも性能差は少ないのですが、直列の方が高回転型エンジンを作りやすく性能が高いです。
V型エンジンは排気音やエンジンフィーリングが良い意味で個性が出ます。
250ccクラスで直列とV型のどちらがいいかと言われると、難しいのですが、無難で優等生のエンジンは直列です。
見た目のインパクトや乗った時のフィーリングを重視するなら、V型エンジンのVTRがオススメです。
ここで覚えておいてもらいたいのは、VTRのV型エンジンは最新モデルとは違ったエンジン形式ですが、一概に最近モデルの直列・並列エンジンよりも全てが劣っているわけではありません。
発売時期が古いほど、中古のタマ数が豊富で割安
新しい型の方が、フレーム剛性が優れていたり、ABSの設定があるなどメリットもありますが、性能差は発売時期の年数の差ほどはありません。
VTRとほかの4車種を比較するときのポイントは中古のタマ数の違いです。発売時期が古いVTRは中古のタマ数が豊富で、経年数や走行距離によって、割安な価格帯の中古やカスタム済み車両が多数あります。
新型バイクは、手放す人が少ないので中古のタマ数が少なく、フルノーマルバイクの中古比率が高いです。
マメさんが中古購入を希望しているのであれば、VTR250がオススメです。
ネイキッドとスポーツ(フルカウル)の違い
ほかのネイキッド4車種に比べて、Ninja250は前傾姿勢のスポーティーなポジションを取りやすく、高速走行時にカウルで風を防げるメリットがあります。
しかし、バーハンドル・ノンカウルのネイキッドバイクの方が、街乗りには楽なポジションを取れて、転倒時もカウルの破損リスクが少ないので、初心者にはオススメです。
スポーツバイクの外観が好きな場合や、峠のワインディングやいずれはサーキットのスポーツ走行を目的にしたい場合はNinja250がよいでしょう。
最終的には惚れ込んだバイクに決める
- VTR250R → スタイリングが良くVツインのフィーリング
- MTー25 → クラストップレベルのハイパワーとコーナリング性
- Z250 → ABS標準装備で安全性が高い
- CB250F → 低燃費、低価格、単気筒のフィーリング
- Ninja250 → スポーツ性が高いデザインとポジション
ただし、スペックの違いは少しだけで、同じ250ccクラスのバイクであれば、それほど大差はありません。
サーキットのスポーツ走行や峠で思いっきりワインディングをするなど、アグレッシブな使い方をしなければ、ほぼ各マシンのスペックの違いは実感できないでしょう。
250ccクラスの国産オンロードバイクという点まで絞り込めているので、あとは外観やメーカーなど好みで一番かっこいいと思えるバイクを選べばいいと思います。
あくまでも私の好みですが、最近流行の新型250ccクラスのスタイリングは共通点が多く面白みが少ないので、あえて型が古いVTR250の方がトレスフレームやVツインエンジンなど個性的で面白いと思います。
中古バイク相場も高いですが、最初に購入するバイクとしては、まずは中古のタマ数が豊富な車種で選ぶのもアリだと思います。
市場の評価が高いバイクであれば、MTー25がオススメではないでしょうか?
バイクを購入すれば、必ず運転技術も向上していくので、スペックが高いバイクを選んでおけばあとから後悔することはないと思います。
繰り返しますが、最終的には見た目や重要視する項目で自分自身がこれがいいと思えるバイクを選ぶことが大切です。
初心者が購入する時はどこのお店に行けばいい?
ほんとは見に行ければいいのですが、なかなか時間が見つけられていない状態です。
初心者が購入する際には、どこに見にいけばいいのか(レッドバロンなどか、YAMAHA、HONDAなどか)についてもアドバイスをお願いします。
候補に挙がった車種や、その他の車種を含めて色々なメーカーのバイクを見比べたいのであれば、レッドバロンなど大型中古販売店に行くのがいいと思います。
ただし、大型店でも好みの車種があるとは限りません。
事前にGooBikeやバイクブロスなどの中古バイク情報サイトで、検討している車種がたくさん置いてあるお店がないか調べてみるとよいでしょう。
時間に余裕があれば、ホンダ、ヤマハ、カワサキなどのディーラーを回るのもいいと思います。
中古の場合は、事前に中古バイク情報をチェックして、色や年式、走行距離、カスタム内容、価格帯などで1番気になった在庫のバイクがあるお店に現車を見に行きましょう。
新車の場合はディーラーで注文する方法と、小規模販売店を含めて新車の店頭在庫車を安く買う方法があります。
新車であれば、どこで購入しても保証が付いてくるので安心ですが、より高い安心感を求めるならディーラーがオススメです。
ほかにも購入後に整備を任せられる家から近いバイクショップで購入することも、購入後にメンテナンスをお願いする手間が楽なメリットがあります。
少しでも安く買いたいなら、バイクブロスやGooBikeで新車在庫を安く売っている販売店を検索して購入する業者を選ぶとよいでしょう。

この記事を書いたのは、サイト運営者のマメです。
バイク初心者でVTR250に乗っています。
バイクをのんびりと楽しむのが趣味。
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