250ccから400ccクラスのバイクへの乗り換え相談
こんにちは。サイト運営者のマメです。私は2017年に30代からバイクの免許を取り、VTR250に乗っています。人生初めてのバイク購入から3年が経ち、最近では250ccのバイクだとパワー感がないと感じることが多く、400ccクラスのバイクへ代替を検討しています。
主な用途は日帰りツーリング。現在のバイク置き場の都合から、なるべく軽くて取り回しが良いバイクを希望しています。初めてバイクを買った時と同様、ベテランライダーのブルさんにオススメのバイクがないか相談してきました。
まず、パワー不足の問題点を整理しよう
ちなみにVTR250の口コミを見ると、最高時速120~140km以上は出るみたいです。公道中心の使い方で加速感が物足りない場合は、スプロケットの丁数変更で補えるかもしれませんよ。
幅広い速度域でゆとりのある走りをしたい場合は、排気量アップなどパワーのあるバイクへ代替するしかありません。
250ccクラスは排気量が小さいので、エンジンを高回転域まで回して高速走行や加速をする構造です。
車種を問わず、400ccクラスのバイクであれば、高速走行や幹線道路の巡航にゆとりを持てますよ!
現在の排気量で物足りなくなった場合は、どのような走りをしたいか整理しましょう。
街乗りでの加速性能を重視するのであれば、スプロケットの丁数変更など現在のバイクに手を加えることで対処できるかもしれません。
加速や最高速などのスポーツ性を重視する場合は最高出力の高いバイクがおすすめ。
ゆとりのある走りをしたい場合は最大トルクが大きくて、なるべく低回転で最大トルクを発生できるバイクを選ぶとよいでしょう。
VTR250からの代替におすすめの400ccバイク
車種 | VTR |
---|---|
排気量 | 249cc |
エンジン形式 | 水冷4ストロークV型2気筒 |
最高出力 | 22kW(30PS)/10,500rpm |
最大トルク | 22Nm(2.2kgm)/8,500rpm |
車両重量 | 160kg |
ちなみに空冷エンジンはなんでダメなんですが?
なお、空冷エンジンは排気音とエンジンフィーリングが良いメリットがあります。水冷エンジンの250ccバイクでパワーが物足りなく感じていて、400ccクラスのバイクへステップアップする状況ですので候補から外して良いと判断しました。
ちなみに、400ccクラスの水冷エンジンではヤマハ・SR400が人気です。SR400は低回転でパワーとトルクが出ますが、最大出力24PS・最大トルク2.9kgfですのでVTR250からのステップアップでは物足りなく感じるでしょう。SR400は最大トルクを3,000回転で発生させるため、街乗りを中心に中低速域でのゆとりやパワー感を求めるのであれば、おすすめできるバイクです。
国産現行モデル | Ninja400、Z400、MT-03、YZF-R3、CBR400R、400X、CB400SF/SB |
---|---|
国産廃盤モデル | 90年代スポーツバイク(CBR400RR、ZXR400、FZR400など)、ネイキッド系(GSR400、XJR400など) |
外車(現行・廃盤) | 390DUKE、RC390、ハスクバーナSVARTPILEN401/VITPILEN401、G310R、SCRAMBLER Sixty2、モンスター400 |
車両重量とスペックを見た場合、ZXR400など90年代のスポーツバイクもおすすめですが、故障リスクが高くなります。スポーツ性を求めないのであれば、90年代のスポーツバイクも候補から外してよいでしょう。このほか、現在250ccクラスのバイクに乗っているため、どうせステップアップするのであれば、BMWのG310RやMT-03など排気量300cc台前半のバイクへの代替は勿体ない印象を受けます。
ここまでで気になる車種はございますか?
ざっと見た感じだと、390dukeやninja400あたりかなと思っています。
また、外車だと色々と選択肢が増えそうですが、どうですかね?
CBR400Rは車両重量192kgで2013年発売以降にフルモデルチェンジをしていません。先進技術が詰まっている点でNinja400が大きくリードしています。このほかCBR400と基本構造が同じ400Xについても、重くて古い構造という点でおすすめできません。
ネイキッド(ストリートファイター)とスポーツバイクは好みで選んでください。用途的にはZ400がおすすめですが、現在乗っているVTRとは異なるバイクに乗ってみたいのであれば、Ninja400にチャレンジしてみるのもありです。Ninja400はスポーツ性よりも実用性・快適性を重視したバイクですので、街乗りや通勤・ツーリングでもストレスなく使えますよ。
つまり、国産バイクで検討するならNinja400かZ400の2択で考えるのが無難だと思います。
最高速については、250DUKEが130km/h前後なのに対して、390DUKEは150~160km/hほど出るみたいです。高速道路の巡航や登り坂のゆとりであれば、十分満足できるスペックでしょう。従来の400cc単気筒エンジンはパワーが不足する問題点がありましたが、KTMの単気筒エンジンはレスポンスを極限まで高めています。
390DUKEは乾燥重量149kgですので、装備重量で見てもVTR250と同じくらいです。スタイリングやジャンルにこだわりたい場合は、同じエンジンを搭載しているRC390、390アドベンチャー、ハスクバーナの401系とも比較検討してみてください。
SCRAMBLER Sixty2については価格の高さがネックになります。国産とは一味異なるフィーリングが魅力ですが、維持費と故障リスクが高めになるので注意してください。
250ccから250ccへの乗り換えについて
ただし、250ccクラスはエンジンを高回転まで回して走る特性がありますので、低回転での巡航という希望は満たせないかもしれません。
CBR250RRに試乗した際にはフレーム剛性の高さを実感しましたので、高回転域で巡航する際でもVTRほどストレスは感じないと思います。加速性能では4気筒エンジンのNinjaZX-25Rが大きくリードしています。新車購入の選択肢しかありませんが、予算に余裕があるならおすすめですよ!
もっともおすすめできるバイクはヤマハのMT-07。車両重量は183kgで購入価格は新車・中古ともに400ccクラスや250ccスポーツバイクと大差ありません。
候補車種のまとめ
・Ninja400
・390DUKE
・SCRAMBLER Sixty2
・CBR250RR(現行)
・NinjaZX-25R
・MT-07
・MT-03
車種名(メーカー) | 排気量 | エンジン型式 | 重量 | 最高出力 | 最大トルク | 新車価格 | 中古価格 | 中古タマ数 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VTR(ホンダ) | 249cc | 水冷Vツイン | 160kg | 22kW(30PS)/10,500rpm | 22Nm(2.2kgm)/8,500rpm | -(絶版) | 30~60万円 | 非常に多い | 根強い人気を確保、250ccの中では平均的なパワー |
Ninja400(カワサキ) | 399cc | 水冷並列2気筒 | 167kg | 35kW(48PS)/10,000rpm | 38Nm(3.9kgf)/8,000rpm | 726,000円 | 45~60万円 | 現行モデルは少なめ | トルクがある、軽量ボディ |
390DUKE(KTM) | 373cc | 水冷単気筒 | 149kg(乾燥重量) | 32kW(44PS)/90,000rpm | 37Nm/7,000rpm | 641,000円~ | 40~60万円 | 少なめ | 軽量で加速力が優れている |
SCRAMBLER Sixty2 (ドゥカティ) |
399cc | 水冷Lツイン | 183kg | 30kW(40PS)/8,750rpm | 34Nm(3.5kgf)/8,000rpm | 920,000円 | 60~80万円 | 非常に少ない | 車両価格と維持費が高め |
CBR250RR(ホンダ) | 249cc | 水冷直列2気筒 | 168kg | 30kW(41PS)/13,000rpm | 25Nm(2.5kgm)/11,000rpm | 821,700円~ | 60~75万円 | 普通(増加中) | コーナリング性能が高い |
NinjaZX-25R(カワサキ) | 249cc | 水冷直列4気筒 | 183kg | 33kw(45PS) / 155,000rpm ラムエア吸気時34kw(46PS) |
21N・m (2.1kg・m) / 13,000rpm | 825,000円~ | - | なし | 加速性能が高い |
MT-07(ヤマハ) | 688cc | 水冷直列2気筒 | 183kg | 54kW(73PS)/9,000rpm | 68Nm(6.9kgm)/6,500rpm | 792,000円 | 40~65万円 | 多い | 大型免許が必要 |
MT-03(ヤマハ) | 320cc | 水冷直列2気筒 | 169kg | 31kW(42PS)/10,750rpm | 29Nm(3.0kgm)/9,000rpm | 654,500円 | 35~55万円 | 普通 | 250ccクラスとの違いを実感できるパワー |
ちなみにブルさんのおすすめを教えてください。
テクニカルなコースのサーキットを走らせれば1番速いスポーツ性が魅力に感じます。高回転型エンジンですが、15馬力の違いは大きいですよ。
特に発進からの加速性能が優れていますが、マメさんの用途には向いていないかもしれませんね。
遊び心を求めるなら390DUKEが良いと思います。ただし、スロットルを開いた時のレスポンスが良すぎるので、ゆったりツーリングでは扱いにくく感じるかもしれません。390DUKEは個性が強い乗り味ですので、できるのであれば購入する前に試乗した方がいいと思います。
このほか、ドゥカティのスクランブラーSIXTY2も悪くないですが、購入価格と故障リスクが高いです。ドゥカティならではのパンチ力がある乗り味やスタイリングに付加価値を感じる場合は検討してみてください。
400ccへ代替しても慣れてくるとパワーが物足りないと感じる時が来るかもしれません。長くバイクライフを楽しみたいのであれば、思い切って大型へのステップアップを検討してみてください。昨今は扱いやすくて手軽な大型バイクが増えていて、250ccから大型へのステップアップは流行している形です。
検討してみます。

この記事を書いたのは、サイト運営者のマメです。
バイク初心者でVTR250に乗っています。
バイクをのんびりと楽しむのが趣味。
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