ヤマハ XSR900の特徴と買う・売る時のポイント


出典:https://www.yamaha-motor.co.jp/mc

XSR900は2016年2月に発売したネオレトロをコンセプトにしたネイキッドバイクです。2014年に発売したMT-09とエンジン、シャーシ、サスペンションの基本構造を共有しているものの、セッティング変更で全く別の乗り味を実現しています。

高評価を得ているMT-09の3気筒エンジンをベースに、レスポンスの良さやスポーツ性よりも、バイクらしい乗り味を追求したセッティングです。MT-09ではスーパーモタードの要素も取り入れてよく動くサスペンションですが、XSR900用はオンロードを重視した固めの味付けになっています。

XSR900はヤマハヨーロッパの「Fasters sons project」の一環として、2015年EICMAでMT-10、XSR700とともに公開され、The Performance Retroster(ザ・パフォーマンス・レトロスター)のコンセプトで開発されました。


Youtubeより

MT-09にクラッシックの要素を取り入れつつ、パフォーマンスにも妥協しないコンセプトから、発売当時はMT-09に比べて1つ多い3種類の走行モード、ワンランク上のトラクションコントロール、アシストスリッパークラッチなどの先進装備を惜しみなく投入しました。

車体サイズはMT-09と共通ですが、ゆとりあるライディングポジションによって初心者やゆったりツーリングを楽しみたいツアラーが快適に乗れるセッティングです。

MT-09との違い

発売当初は走行モード切り替え、トラクションコントロール、アシストスリッパークラッチの3点でMT-09と差別化を図っていましたが、その後はMT-09のアップグレードで装備の差はなくなりました。基本構造は全て同じで、以下のセッティングを変更しています。

・サスペンションセッティングを固めに変更
・シート位置を後ろよりに変更
・ハンドル位置を変更

XSR900ABSのメーカー小売価格は1,042,200円、MT-09ABS(1,004,400円)より、約4万円高いです。価格差はデザイン変更に加えて、XSR900は一部の外装にアルミプレス材、アルミダイキャスト、鍛造材を使用してボルトやナットのデザインにもこだわっています。

細部の質感にこだわった分だけ割高になっていますが、気になる価格差ではありません。なお、MT-09では標準装備になるクイックシフトは非搭載です。

主要諸元は以下の違いがあります。

シート高 車両重量 ヘッドランプ
XSR900 830mm 195kg ハロゲン
MT-09 820mm 193kg LED

ハンドルやタンクの形状でXSR900の方が大きく感じますが、全長・ホイールベース・燃料タンク容量のスペックは全て同じです。3気筒エンジンや軽量ボディのスポーツ性を重視したい場合は、MT-09をおすすめします。基本的には性能差ではなくデザインの好みで比較する派生モデルです。

ヤマハ XSR900のスペック

車種名 XSR900 ABS
メーカー YAMAHA (ヤマハ)
排気量 845cc
販売時期 2016年2月
エンジン形式 水冷4ストローク直列3気筒/DOHC4バルブ
タイプ ネイキッド
シート高 830mm
軸距 1,440mm
燃料タンク容量 14L
燃費 国土交通省届出値 29.4km/L
トランスミッション形式 常噛6段リターン
クラッチ形式 湿式多板
燃料供給方式 インジェクション
フレーム形式 ダイヤモンド
車両重量 195kg
乗車定員 2名
最高出力 85kw(116PS) / 10,000rpm
最大トルク 87N・m (8.9kg・m) / 8,500rpm
新車価格 1,042,200円
中古車相場 70-85万円(2016年式)

ヤマハ XSR900の評価

近所の街乗り  ★★★☆☆
通勤・通学   ★★★☆☆
ツーリング   ★★★★☆
峠・サーキット ★★★☆☆
足着き性    ★★★☆☆
扱いやすさ   ★★★★☆
タンデム    ★★★☆☆
カスタム性   ★★★★☆

MT-09に比べて扱いやすいセッティングになっています。シート高は10mmの差ですが、シート位置が後ろになっているので、スペック差以上に足着き性は悪く感じます。装備重量で200kgを切る軽量ボディなので、慣れれば小柄な方でもストレスなく乗れます。

オーソドックスなデザインの燃料タンクに小型丸目ヘッドライトによるデザイン性が特徴のバイクです。発売当初は「ネオレトロ」の代表格になった車種ですが、ホンダのCB1000Rを筆頭に斬新なデザインを導入したライバル車種の登場で先進性が薄れました。新車購入を考えた場合、ハロゲンヘッドライトに古さを感じてしまい、発売当初よりクラシックバイクの要素が強まりました。

走行機関はMZT-09と共通で軽量かつスポーツ性が高い豪華な足回りなので、峠のワインディングなどスポーツ性を求めるベテランライダーでも満足できます。3気筒バイクのエンジンですが、フィーリングは4気筒バイクに近く、乗り比べるとMT-09と共通エンジンとは思えないほどの差を感じます。

ここまで共通パーツを多数使っているにも関わらず、フィーリングに大きな違いを出したの凄いことです。近年の大型バイクにおけるヤマハの躍進や、ヒット車種の仲間入りを果たしたことを象徴する1台です。

ヤマハ XSR900の新車値引き・カスタムに関して

発売当初の強みだったMT-09を上回る先進装備の魅力が薄れ、新車の値引き枠は拡大しています。ディーラーでは5〜10万円、格安販売店では10〜15万円以上の値引きを期待できます。一部では20万年超えの値引きを出す事例もあり、在庫ではなく注文販売でも値引き交渉の余地が大きいです。近くの販売店で購入したい場合は、Goo-Bikeなどネットの新車情報を材料に交渉してみてください。

カスタムベースの要素が強いデザインですが、元々はMT-09のファクトリーカスタムに近い存在で登場した車種です。ノーマルのままでも魅力的なスタイリングなので、ノーマルや軽カスタムで乗るオーナーの比率が高く、社外マフラー装着率は低いです。カスタムする人は、個性を強めた大掛かりなカスタムをする傾向が高いです。カラーリングによってカスタムスタイルとの相性が変わってきます。

中古バイク・買取情報

人気・査定額 ★★★★☆
タマ数    ★★★☆☆
カスタム比率 ★★★☆☆

発売から3年が経過してタマ数は増えてきましたが、中古相場は高値水準を維持しています。新車値引きを拡大しているので、カスタム済みなどの付加価値がなければ、新車購入をお奨めします。今後は中古相場が下がってくる見込みなので、お手頃な中古を探している方はもう少し待ってみるとよいでしょう。

流行に左右されないデザインなので大幅な値崩れは考えにくいですが、短期的に見ると売る時の買取価格は下がる見込みです。売却を検討している方は早めの行動をおすすめします。

マフラーやオプションのみのライトカスタムはプラス査定を期待できません。シングルシート仕様など、大掛かりなコンプリートカスタムは売却時にも高評価を期待できます。

おわりに

XSR900はヤマハらしいデザイン性が特徴で、SRやXJRシリーズ、RZシリーズのデザイン要素も取り入れているように感じます。ヤマハ党のライダーから高く評価されている車種で、SR400など中免で乗れるバイクからステップアップで購入する需要も高そうです。

カラーリングひとつで雰囲気が大きく変わりますし、カスタムの幅も広く不思議な魅力を感じるバイクです。個性を出して質感にもこだわったデザインの中で、割安感を感じる価格設定にしたことも売れた要因です。

個性的なバイクだからこそノンカウルの3気筒エンジンの外観が際立ち、フィーリングや走行性能ではなくエキゾーストやフロント倒立フォークなどの見た目でも、XSR700ではなくXSR900を選ぶ価値を感じます。

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