スズキ ボルティーの特徴と買う・売る時のポイント

ボルティー(Volty)は、1994年から2004年まで生産されていた250ccクラシックバイクです。後継車種はST250/Eタイプになります。古いバイクですが、クラシカルなデザインで250ccクラスにしては丸みがあり、大き目の燃料タンクを採用しているため、ワンランク上に見える迫力があります。

スタイリングだけではなく、乗りやすさを重視したバイクで、ハイスペックではないものの、バイクらしさの強い車種として根強いファンが多いです。現行モデルに比べてもスタイリングの魅力が大きく、また耐久性も高い車種ですが、中古価格は10万円以下で流通している車種も多く、初心者の練習用バイクに最適です

車名の由来は馬術用語のVOLTE(ボルト)から来ていて、「騎手(ライダー)の意志を忠実に伝える事が出来るバイク」をコンセプトにしています。重厚感のあるスタイリングですが、乾燥重量125kgの超軽量級で、後輪はドラムブレーキにも関わらずブレーキも良く効きます。

スズキ ボルティー(2003年モデル)の特徴

車種名 Volty (ボルティー)
メーカー SUZUKI (スズキ)
排気量 249cc
販売時期 1994-2004年
エンジン形式 空冷4ストローク単気筒/SOHC4バルブ
タイプ ストリート
シート高 750mm
軸距 1325mm
燃料タンク容量 12L
燃費 60km/h平地走行 54.5 km
トランスミッション形式 常噛5段リターン
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
燃料供給方式 キャブレター
フレーム形式 ダイヤモンド
車両重量 139kg
乗車定員 2名
最高出力 15kW(20PS)/7,500rpm
最大トルク 21N・m(2.1kgf・m)/6,000rpm
新車価格 358,000円
中古車相場 2〜10万円(年式不明)

デザインは童夢が担当

ボルティーはGN250の後継車種として登場し、エンジン・シャーシはほぼGN250と共通で、外装のみを新しくすることで開発費を抑えました。外装のデザインは、レーシングカーの開発やレーシングチームの運営(主に四輪)を行う童夢が担当しています。メッキを多用した曲線部分の多い車体デザインは、後継モデルのST250に比べても高い評価を得ています。

旧型のバイクをベースにしたことで、発売当初の価格は驚異の298,000円。当時の250ccクラスの平均価格より10万円ほど安く、現行モデルと比較すると125ccクラスよりも安い価格設定です。「バイクの価格破壊」と評されることもあり、当時は安いバイクの代名詞でしたが、現行バイクと比較して見てもデザインの良さとメッキパーツの高級感によって安っぽさは感じません。

なお、排ガス規制の適用やメーカーの販売戦略を見直したことで、数回にわたって値上げを行い、2000年モデルでは358,000円になりました。

女性に大人気のバイク

低価格、抜群の足着き性(シート高750mm)、軽量ボディ、オシャレなデザインなど女性ライダーの求める条件を満たしたことで、ボルティーは女性ライダーの比率が高いです。

歌手の矢井田瞳さんの愛車だったことでも有名で、矢井田瞳さんはスズキのバイク好きだったことからキャンペーンガールに起用されました。その後はボルティーからグラストラッカーに代替をして、5台限定の「矢井田瞳モデル」も発売されました。

キャブによるメンテナンスの難しさもありますが、中免を取得した女性ライダーの練習用バイクとしてもオススメできます。毎日乗っていればキャブレターは不調になりにくいので、通学用で頻繁に乗る学生や、車を持っていなくてバイクが日常の足になる方にもオススメです。

軽量・低価格に加えて、低燃費、シンプルな構造で壊れにくいことが評価されて、当時は配達用やバイク便などの業務用バイクとしても広く使われていました。

ボルティーのモデル

ボルティーは以下のモデルがあります。

・Type1(タイプ1)
発売時期:1994年
ベース車両。カラーリングを黒のみにすることで低価格を実現

・Type2(タイプ2)
発売時期:1994年
Type1との違いはカラフルなカラーリング、クラッチレバーやポジションランプなど軽微な装備の違い、1998年にType1に統合される形で廃止

・TypeC(タイプC)
発売時期:1995年
タンデムシートを外してキャリアを取り付けた1人乗りの業務向けモデル、センタースタンドやハザードランプ、パッシングボタンを装備

・TypeT(タイプT)
発売時期:1998年
ダブルシートと折り畳み式リアキャリアを搭載したツーリングモデル、TypeCと同様にセンタースタンド、ハザードランプ等を装備

スズキ ボルティーの評価

近所の街乗り  ★★★★☆
通勤・通学   ★★★★★
ツーリング   ★★★★☆
峠・サーキット ★☆☆☆☆
足着き性    ★★★★★
扱いやすさ   ★★★★☆
タンデム    ★★★☆☆
カスタム性   ★★★☆☆

街乗りをするにはストレスを感じないスペックです。125ccクラスに比べるとパワーがしっかあり、軽量なのでスペック以上にゆとりを感じられます。フレームはシンプルな構造なので高速走行になると安定感が少ないです。タンデムシートは広めですが、タンデム走行すると重たく感じてしまいます。

スタイリングや軽さなど、現行バイクにはない魅力があります。排ガス綺麗の影響が少なかったキャブ車なので、エンジンフィーリングや排気音も良く、空冷エンジンならではの味があります。実用性と耐久性も高いので、中古市場で人気がないことを不思議に感じています。

購入時に販売店の整備したバイクを買って、小まめに乗れば故障リスクは少なく、長く乗り続けられるバイクです。

中古バイク・買取情報

人気・査定額 ★☆☆☆☆
タマ数    ★★★☆☆
カスタム比率 ★★☆☆☆

車両価格10万円以下の中古が多く、驚くような安値で流通しています。新車販売していた当時の価格が安いことを含めても、お得感を感じられます。メンテナンス状況さえ良ければ、まだまだ現役で走れるバイクです。現車確認をしっかり行って検討してください。エンジンの耐久性は高いので、サスペンションのへたりやフロントフォークの歪みを重点的に確認しましょう。

当サイトの調査した2018年12月現在、Goo-Bikeでの中古バイク販売価格は最安値が2.5万円、最高値は35万円でした。根強いファンが多くて、現行モデルにはない魅力を持つ車種です。距離が少なくて大切に保管されていたバイクはプレミアムが付いています。

外装に適度な艶があってコンディションが良くても、極上車でなければ安く流通しています。安く購入できたバイクは売る時に値段が付かないと割り切っておきましょう。タマ数が少なくなれば、プレミアム価値が高まるかもしれません。スタイリングに魅力のある車種なので外装の手入れに気を配って保管すると売る時に有利です。

中古はノーマル比率が高いですが、一部でワンオフパーツをふんだんに取り入れたカスタム車両も流通しています。

おわりに

私はボルティーの中古価格を見て驚きました。もし、バイク通勤が必要な環境に変化したら、通勤用で買ってもいいと感じている車種です。キャブはメンテナンスが大変なイメージがありますが、スポーツバイクとは違うので、小まめにオーバーホールをする必要はありません。

もしバイク業者に修理を依頼しても単気筒エンジンなので工賃も安いです。乗る頻度が少ないと調子が悪くなりますが、エンジン不調やキャブが被ってもオーバーホールせずに、走り続けていけば自然と状態も良くなります。もし、安すぎるから不安だと感じている方がいたら、小まめに乗ることを条件に購入を後押ししたいと思える車種です。

個人的には後継車種のST250よりもスタイリングが好きです。250ccクラスの中で、線の細さを感じさせないシルエットラインとタンク、リアフェンダー、シートの形状を高く評価しています。

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