ホンダ ジョルカブの特徴と買う・売る時のポイント

ジョルカブは車体はジョルノクレア、エンジンはカブで、ノークラッチミッションを搭載したホンダのスクーターです。1999年の2スト規制によって4スト化される際に、ジョルノクレアのフルモデルチェンジと合わせてジョルカブも発売されました。2003年に生産終了になり、わずか4年ほどの販売期間です。歴代のバイクのなかでもミッションを採用した珍しいスクーターです。

スーパーカブの低燃費と耐久性に魅力はあるけど、シート下収納がないことや、見た目が業務用っぽいイメージを克服するために作られたバイクで、スクーターの利便性と快適性、スタイリングを綺麗に融合させています。

カブと同様の4速ミッションをフロアスペースに用意して、スクーターの単調な運転からミッションバイクのフィーリングを手に入れられる一方で、カブ同様に加減速を繰り返すとギアチェンジが面倒で加速の悪いデメリットがあります。

遠くから見ると普通のスクーターですが、近くで見るとフロアにあるミッション、ニュートラルと4速走行を印字するメーターインジゲーターによって「何このバイク!?」と注目を集められます。

ちなみにリアブレーキはスーパーカブのペダル式ではなく、スクーターによる左手で操作するレバー式です。ミッションはノークラッチのため、スーパーカブは左側にレバーはないですが、ジョルノはクラッチレバーにも見えるようなリアブレーキレバーが付いているのも、ミッションバイクと異なる特徴です。


出典:https://www.honda.co.jp/motor/

ホンダ ジョルカブの特徴

車種名 Giorcub (ジョルカブ)
メーカー HONDA (ホンダ)
排気量 49cc
販売時期 1999年-2003年
エンジン形式 空冷4ストローク単気筒 / OHCバルブ(AF53E型)
タイプ スクーター
シート高 720mm
軸距 1180mm
燃料タンク容量 4.2L
燃費 110.0 km/L (30km/h走行時)
トランスミッション形式 常時噛合式4段リターン
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
燃料供給方式 キャブレター
フレーム形式 アンダーボーン
車両重量 79kg
乗車定員 1名
最高出力 2.9kW〈3.9PS〉/ 7,000rpm
最大トルク 4N・m(0.41kgf〉/ 5,500rpm
新車価格 189,000円
中古車相場 8-12万円(2002年式)

実際の燃費はどのくらい?

ジョルカブは見た目以上に車体が軽く、装備重量79kgは現行のスーパーカブ50の96kgより17kg軽いです。原付バイクで17kgの重量差は大きく、実燃費はもちろん加速でも顕著に違いを実感できます。

ジョルカブ、現行モデルのジョルノとスーパーカブのカタログ燃費と重量の一覧をご覧ください。

・燃費
ジョルカブ:110.0km (30km定地走行)
スーパーカブ50:105.0km (国土交通省届出値30km定地走行)
ジョルノ:80.0km (国土交通省届出値30km定地走行)

・重量
ジョルカブ:79kg
スーパーカブ50:96kg
ジョルノ:81kg

構造的にはスクーターよりもミッションを積んだジョルカブの方が重たくなりますが、ジョルカブはキャブレターや排ガス規制が今より緩い時代の違いや、車体が現行ジョルノよりもコンパクトのため、重量がもっとも軽いです。カタログ燃費は測定方法が現在と若干異なりますが、基本的には平地の30km走行で出しているので大きな差はありません。

スーパーカブ50のオーナーレビューを見ると、実燃費で50km前後、ジョルカブは55〜60kmほどです。ジョルノはオーナーレビューによる燃費の幅が大きく、40kmも走らない意見もあれば、50km走るという報告もあります。カタログスペックとオーナーレビューの双方で、現行モデルに比べても燃費性能は優れています。

シート下収納の容量

容積(リッター数)の公表はないですが、ハーフメットが入る程度で現行ジョルノなど一般的なスクーターに比べて容量は小さいです。当時のジョルノクレアは、フルフェイスヘルメットを収納できるシート下収納を確保していたので、ミッションを搭載した都合でジョルカブのみ収納スペースが小さくなっています。

それでも用途的にハーフメットだけでも入れば十分で、雨の時でもメットや小物を収納できるのは大きな魅力です。スーパーカブの場合は、荷物を積むにはキャリアボックスをつける方法があり、大型キャリアベースのあることから荷物の運搬には優れています。ジョルカブはスマートなスタイリングと適度な実用性を兼ね備えているのが魅力です。

ホンダ ジョルカブの評価

近所の街乗り  ★★★★★
通勤・通学   ★★★★★
ツーリング   ★★☆☆☆
峠・サーキット ★☆☆☆☆
足着き性    ★★★★★
扱いやすさ   ★★★☆☆
タンデム    ☆☆☆☆☆
カスタム性   ★★★☆☆

希少性の高い車種で現行モデルにはない魅力があります。エンジンはスーパーカブ50用なので信頼性・耐久性は抜群です。車体が軽いので取り回しや加速性能も優れていて、スペックの評価は高いです。しかし、ジョルノクレアなどスクーターに比べると、低速域でも小まめにギアチェンジしないといけないのがネックになっています。

リトルカブやクロスカブなどオシャレなカブシリーズに比べると市場の評価は低く、スクーターとのアンバランスな外観をネガティブに捉えられています。注目度の高い車種で中古価格に割高感もなく、性能・耐久性に優れているので、価格も含めた総合力を当サイトでは高く評価しています。

中古バイク・買取情報

人気・査定額 ★★★☆☆
タマ数    ★★★☆☆
カスタム比率 ★★★☆☆

耐久性抜群で中古購入のオススメ度が高い車種です。それなりに程度の良い中古でも10万円を切って売られていて、高くてもノーマルなら13万円以下です。買取価格は1〜3万円ほどのシビアな評価を受けますが、乗り潰す気持ちで買えば割安です。

すでに買取相場は下がりきっています。ここから先はカブエンジンの耐久性によって廃車の評価にはならず、商品車としての査定価格を維持するでしょう。

販売期間は4年ほどで、大ヒットした車種ではないですが、当時は原付バイクの市場規模が大きかったので、中古のタマもそれなりにあります。面白い原付バイクを探している方にオススメできるモデルです。

珍しくてコアなファンの多い車種のため、手の込んだカスタムをしている中古も散見されます。エンジン系はスーパーカブ、外装系はジョルノクレアのパーツを流用できるので、カスタムパーツは充実しています。

おわりに

ジョルカブは認知度の低い車種です。2017年にスーパーカブシリーズのフルモデルチェンジ、2018年にはスーパーカブC125や60周年限定モデルを発売するなど、カブの注目度は高まっています。

排ガス規制の影響などで新車価格が高騰していますが、割安で面白いカブ系バイクを探している方は、ジョルカブを検討してみてはいかがでしょうか?私は、もっと中古市場で注目されても良い車種だと感じています。

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