ホンダ CRF1000L Africa Twinの特徴と買う・売る時の特徴

CRF1000Lアフリカツイン(Africa Twin)は、ホンダの本格アドベンチャーバイクです。2013年にホンダが長年参戦を見送っていたダカール・ラリーへの参戦を復活させたことをキッカケに、かつて販売していたアフリカツインを彷彿とさせるバイクを作ることを発表しました。

2014年のミラノショーでコンセプトモデルを発表し、日本仕様は2016年2月12日に発売しました。ラリーも走れるオフロード向けのデュアルバーパスバイク(オンとオフを両方走れるバイク)で、ホンダ独自技術のノークラッチで自動変速するDCT仕様をラインナップしています。

シート高2段階調整機構・ETC車載器、後輪のみON/OFFスイッチ付ABS・3段階+オフに設定可能な、セレクタブルトルクコントロール・パーキングブレーキ(DCT車のみ)を標準装備しています。リアのみABSをオフにすることで、オフロードにおけるリアブレーキのテクニックを駆使した乗り方が可能です。

コンセプトは「Adventure Sports(アドベンチャースポーツ)」で、オフロード性能を極限まで高めつつ、どこまでも走り続けられる長距離ツアラー性能を兼ね備えています。アフリカツインの名称で分かるように、エンジンは並列2気筒で、排気量998cのSD04E型水冷4ストローク4バルブSOHCエンジンを採用しています。

アフリカツインで初採用されたユニカムバルブトレインに加えて、270°位相クランクシャフト・クランクケース内蔵オイルタンク式ドライサンプ構造など、最新技術をふんだんに取り入れた専用開発エンジンです。

ホンダ CRF1000LAfrica Twin(STD・MT車)の特徴

車種名 CRF1000L Africa Twin (CRF1000Lアフリカツイン)
メーカー HONDA (ホンダ)
排気量 998cc
販売時期 2016年2月12日
エンジン形式 水冷4ストローク直列2気筒/OHC(ユニカム)4バルブ
タイプ アドベンチャー
シート高 870mm/850mm(ロー設定)
軸距 1575mm
燃料タンク容量 17L
燃費 国土交通省届出値 32.0km/L
トランスミッション形式 常噛6段リターン
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング式
燃料供給方式 フューエルインジェクション
フレーム形式 ダイヤモンド
車両重量 230kg
乗車定員 2名
最高出力 70kW(95PS) / 7,500rpm
最大トルク 98N・m(10.1kgf・m)/ 6,000rpm
新車価格 1,382,400円〜
中古車相場 90-100万円(2016年式)
モデル一覧

・CRF1000L Africa Twin (STD・MT車)
価格:1,382,400円(ブラック)、1,414,800円(CRFカラー、トリコロールカラー)
特徴:ベースグレード

・CRF1000L Africa Twin Dual Clutch Transmission (DCT仕様)
価格:1,490,400円(ブラック)、1,522,800円(CRFカラー、トリコロールカラー)
特徴:DCTによる快適走行、重量はMT車より10kg増

・CRF1000L Africa Twin Adventure Sports(LD)
価格:1,551,960円
特徴:アフリカツイン30周年特別仕様車、大型タンク(24L)、大型ウインドスクリーン・フロントサイドパイプ・大型スキッドプレートを標準装備、LD仕様は60mmローダウン

・CRF1000L Africa Twin Adventure Sports Dual Clutch Transmission(LD)
価格:1,659,960円
特徴:上述Adventure SportsのDCT仕様

先代のアフリカツイン

アフリカツインはCRF1000Lのほかに以下の2つのモデルがあります。

・アフリカツイン(XRV650)
当時パリ・ダカールラリーの2輪部門で2連勝していたNXR750のレプリカモデルとして、1988年に500台限定で発売しました。ほとんど中古市場にも出回らない希少モデルで、647cc水冷3バルブVツインエンジンを搭載しています。エアアシスト付きフロントフォークなど、ワークスマシンのレプリカらしく豪華な足回りとパワフルなエンジンが特徴です。

・アフリカツイン(XRV750)
1990年にRD04型として500台限定発売、1993年にRD07型にモデルチェンジして300台限定で発売しました。RD07型の発売以降は2000年まで毎年イヤーモデルを変えながら年間200-300台販売していたため、中古市場でも流通している車種です。

現行のCRF1000Lアフリカツインは、XRV750から採用されたデュアルヘッドライトなど先代のデザインの継承をしていますが、CRFの冠がついたように基本構造は全く違います。

CRF1000Lアフリカツインはレプリカモデルではなく、ツーリング性能も重視した新開発並列2気筒エンジンを採用し、実用性を大幅に高めています。

昨今はBMWのGSシリーズやドゥカティのムルティストラーダシリーズなど、大排気量のアドベンチャーバイクが世界中で流行しています。CRF1000Lアフリカツインは数少ない国産本格ツアラーバイクで、DCT車を設定するなど、ホンダの独自技術をふんだんに取り入れて個性を出しています。

海外メーカーのリッタークラス本格アドベンチャーを買おうとすると車両本体価格だけで200万円以上しますが、CRF1000LアフリカツインはベースグレードのMT車で138万円からのリーズナブルな価格設定も魅力です。

CRF1000Lアフリカツイン相場情報・中古販売価格の推移

2016年式

調査年月 販売件数(件) 販売価格(万円) 想定買取相場
~79.9万円 80万円~ 90万円~ 100万円~ 110万円~ 最安 最高
18年11月 0 4 11 11 22 81.9 148.0 55~95万円

2017年式

調査年月 販売件数(件) 販売価格(万円) 想定買取相場
~79.9万円 80万円~ 90万円~ 100万円~ 110万円~ 最安 最高
18年11月 0 0 8 2 16 92.9 123.9 55~95万円

2018年式

調査年月 販売件数(件) 販売価格(万円) 想定買取相場
~79.9万円 80万円~ 90万円~ 100万円~ 110万円~ 最安 最高
18年11月 0 0 0 1 15 102.9 161.0 70~110万円

アフリカツインDCT車の試乗レビュー

当サイト執筆車のブルは2017年にお台場で行われたHonda Dream Festa試乗会で、CRF1000LアフリカツインのDCT車に試乗してきました。試乗した印象は車高が非常に高くて身長175cmの私でも、つま先立ちするのがやっとです。

車高が高くて大きな車体を、半クラッチなしのDCT車で発進して低速走行するのは違和感がありました。それでも、太い中低速トルクと電子制御の恩恵で安定感が非常に高く、隊列を組んでの走行でもすぐに慣れました。

車高が高いので、舗装道路をゆったり走るだけでも気持ちよくて、想像以上に楽しく走れました。
試乗レビューの詳細はコチラのページで紹介しています。
Honda Dream Festa試乗会レポート④ CRF1000L AfricaTwin編(2017/4/23)

ホンダ CRF1000L Africa Twinの評価

近所の街乗り  ★★★☆☆
通勤・通学   ★★★☆☆
ツーリング   ★★★★★
峠・サーキット ★★★★☆
足着き性    ★☆☆☆☆
扱いやすさ   ★★★☆☆
タンデム    ★★★★☆
カスタム性   ★★★☆☆

シートの高いラリー仕様のアドベンチャーバイクですが、ローダウン仕様(LD)とDCTの設定によって守備範囲が広いです。快適で楽しく走りたいのであれば、DCT車をオススメします。オフロードでの走行性能を重視したい場合は軽量のMT車を選ぶと良いでしょう。

大排気量で中低速トルクを重視した並列2気筒エンジンによって、軽量で扱いやすい乗り味です。車高が高い分だけ気持ちよく走れるので、オフロードを乗る機会の少ない人でも満足できます。

DCT車でも未舗装道路や林道などを軽快に走れますし、モード変更を活用することでスポーティーに走ることも可能です。リアのABSをオフにすることで、ブレーキングを駆使した乗り方も可能でベテランライダーまで満足できる設定です。

オンロード重視の方は足つき性を重視してLD仕様をオススメします。エントリーグレードにLD設定のない点を残念に感じます。シート高設定をローに設定して、純正オプションのローシートを組み合わせるとシート高は820mmまで下げられます。

CRF1000L Africa Twinの新車値引き・カスタムに関して

通常値引きで10万円ほど期待できます。格安販売店であれば20万円前後の値引きをしています。非正規ショップはドリーム店(ディーラー)に比べて保証内容の変わる可能性があるので、メーカー保証を受けられるか確認して検討しましょう。Adventure Sportsになると値引き枠が若干落ちるようです。

カスタムに関しては純正オプションのローシート、スクリーン、トップケースなどが人気です。専用オプションを多数用意しているので、新車購入時はオプション値引きの交渉もしてみましょう。マフラー交換の需要は低いです。

中古バイク・買取情報

人気・査定額 ★★★☆☆
タマ数    ★★☆☆☆
カスタム比率 ★★☆☆☆

発売から3年弱が経過して少しずつ中古のタマが増えてきました。新車値引きの大きい車種なので、現時点で中古の割安感は少ないです。もう少し待つと、初回車検の代替需要によって中古の供給が増える見込みです。

購入を検討している方は焦る必要はありません。ただし、全国で30台ちょっとの販売情報しかないので、近くで良い中古を見つけたときは積極的に検討してください。

新車の値引き販売が増えてきているので、中古相場はタマ数の増加と連動して下がっていく見込みです。売却を検討している方は早めに売るとよいでしょう。初回車検での代替を検討している方は、数ヵ月前倒しで検討することをオススメします。

中古のカスタムは純正オプションが中心です。買取価格に付加価値は少なく、純正オプションは部品単体でも売りやすいです。時間のある方は車体とパーツで分けて売るとよいでしょう。

おわりに

私の周りには大型アドベンチャーバイクに乗っている方が数名いますが、オーナーの満足度が高く長期間乗っている方が多いです。ホンダは昔から大型オフロードバイクに強いメーカーだったので、国産のなかではおすすめの車種です。

DCTを選んでオプションの大型スクリーンを付ければ長距離ツーリングの快適性はクラストップです。総合力では欧州メーカーのアドベンチャーバイクの方が優れているかもしれませんが、価格やオプション設定、メンテナンス面ではCRF1000Lアフリカツインはもっとも優れています。

私も乗ってみて車高の高さと、ゆろりある中低速トルクが気持ちよくて欲しくなった車種です。

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