ホンダ CB1000R(2018-)の特徴と買う・売る時のポイント


Youtubeより

CB1000Rは2018年4月に発売した、ホンダの新しいネイキッドバイクです。国内ではあまり知られていませんが、初代モデルは2007年にヨーロッパ向けに発売したSC60型です。2018年に発売したSC80型はSC60型のフルモデルチェンジにあたる2代目です。初代と2代目はともに、CB1000Rのエンジンを流用しているリッタークラススーパースポーツ派生モデルです。

2代目のSC80型CB1000Rは、丸目ヘッドライトを採用するなどデザインを一刷し、エンジンの改良、電子制御デバイスの大幅なアップデートを行いました。さらに、2018年に春には国内でCB125R、CB250R、海外向けのCB300Rを発売してシリーズ化を行っています。2019年モデルにはCB650Rが新しくCB-Rシリーズに加わっています。

ネオレトロを象徴するバイク


https://www.honda.co.jp/より

CB1000Rは、新しいデザインを採用していますが、車名はホンダを代表する車名でもある「CB」の冠を使っています。CB-Rシリーズは、新しいデザインですが、丸目ヘッドライトをはじめ、昔ながらのバイクの形を活かした設計になっています。CB1000Rで採用される水冷直列4気筒エンジンは、バイクらしさを感じられるスペックとフィーリングを併せ持ちます。昔ながらのバイクの良さに、近未来的なデザインエッセンスと最新の電子制御技術を組み合わせています。

国内モデルで見ると、リッタークラススーパースポーツをベースにしたストリートファイターでは後発になりますが、先進性を追求したライバルメーカーに対して、ホンダはネオレトロなスタイリングで差別化しました。昨今は、ネオレトロをコンセプトにした車種が増えていますが、CB1000Rは装備や走行性能にもこだわったネオレトロを象徴するバイクです。

国内市場を重視したモデル

先代のCB1000Rは国内未導入でイタリアの現地法人が製造を担当し、ヨーロッパと南アフリカで販売していました。しかし、新型の2代目CB1000Rは熊本工場で生産しています。カウルレスの丸目ヘッドライトを採用したデザインで、国内の市街地に溶け込めるデザインです。

トップギアで全開走行すると空気抵抗がネックになりますが、高速道路でも法定速度100km(一部110km)に制限された日本の道路と相性が良いです。海外の高速道路には向いていませんが、高速走行重視のユーザーはメガクルーザーやフルカウルのスポーツバイクを選びます。海外でもネオレトロで個性的なデザインを好んで乗る需要を期待できるでしょう。

スポーツバイクらしい豪快な加速や、レスポンスの良いエンジンフィーリングを街中で楽しみたいライダーに最適なバイクです。なお、シリーズ車種の125、250,300の生産国はタイです。

ホンダ CB1000Rの特徴

車種名 CB1000R (SC80型)
メーカー HONDA (ホンダ)
排気量 998cc
販売時期 2018年4月2日
エンジン形式 水冷4ストローク直列4気筒/DOHC4バルブ
タイプ ネイキッド
シート高 830mm
軸距 1455mm
燃料タンク容量 16L
燃費 22.5km/L
トランスミッション形式 常噛6段リターン
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング式
燃料供給方式 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)
フレーム形式 ダイヤモンド
車両重量 212kg
乗車定員 2名
最高出力 107kW(145PS) / 10,500rpm
最大トルク 104N・m(10.6kgf・m)/ 8,250rpm
新車価格 1,640,520円
中古車相場 140-145万円(2018年式)

CB1000Rの主要装備

■エンジン
先代と同様に2006年発売の2代目CBR1000RR(SC57型)のエンジンを採用。鍛造ピストン化を行い、圧縮比を11.2→11.6に向上。

■シャーシ、足回り
車体はアルミダイキャスト製モノバックボーンフレーム、先代からフレーム素材を高張力鋼モノバックボーンへ変更し、新構造のアルミピボットプレートによって軽量化を実現。CB1000Rシリーズでは唯一の、片持ちスイングアーム(先代も片持ちスイングアームを採用)。

■フロントフォーク
ショーワ製セパレートファンクションビッグピストン(S.F.F-BP)倒立フロントフォーク。S.F.F-BPとは左側フォークに減衰機構とスプリングを装備し、右側フォークにスプリングのみにした構造で摺動抵抗の低減と車体の軽量化に貢献。市街地、高速道路、ワインディングなどツーリングでの実用性を重視した設定。

■リアサスペンション
分離加圧式のモノサスペンション、軽量化を目的に高強度材のスプリングを採用。

■外装
マスの集中化でシャーシと一体化したようなデザイン、タンクはCBシリーズらしいオーソドックスな形状、シルエットラインは小排気量のCB-1000Rと共通。シートは削ぎ落としたようなショートレールを採用し、ナンバーステーはホンダ車初のスイングアームマウント。シートはセパレートで脱着できる構造で、タンデムシートの下には純正ETCの装着スペースを用意、その他の小物入れ収納スペースはほとんどありません。

■マフラー
4-2-1の右出しサイレンサーを採用。上下2本出しにスラッシュガードを合わせて極太マフラーのようなスタイリングを演出。アイドリングでの重低音などサウンドと見た目にもこだわっている専用マフラー。

■メーター
新設計の反転表示式デジタルメーターを採用。左側にギア表示とアナログテイストのタコメーター、右側にデジタルのスピードメーターを置くレイアウト。スタンダート、スポーツ、ユーザー、レインの4つの走行モードなど、多機能な表示機能を完備。

■ブレーキ
フロント:310mmの10ピンフローティングディスク、TOKICO製ラジアルマウント式4ポッドキャリパー、バーチカルピストンマスターシリンダー、レバー比の最適化。
リア:256mmシングルディスク&2ポッドキャリパー。

■電子制御
走行モード:スポーツ、スタンダート、レインの3つのプリセットと任意設定できる「ユーザー」の4段階切り替え。
パワーセレクター(P):スロットル操作に対する出力特性を3段階から任意選択。
Honda セレクタブル トルク コントロール:トラクションコントロールの介入度を3段階で任意選択。
セレクタブルエンジンブレーキ:エンジンブレーキの強さを3段階で任意選択。
スロットルバイワイヤシステム:ECUでアクセル操作を最適化。
ABS:前後輪を感知する最新ABS。
クイックシフト:アップ・ダウンに対応、ECUと連動。

■その他の標準装備
アルミカム アシストスリッパークラッチ、ETC2.0、グリップヒーターなど。

CB1000Rの年式による違い

2019年モデルのCB1000Rは1つのグレードのみです。2018年モデルとの違いは、ソードシルバーメタリック(ガンメタ)の新色追加とETCを2.0へのアップデートです。海外モデルではメーターバイザー、シングルシートを標準装備したCB1000R+(プラス)の設定があります。今後は、CB1300SF/SBに追加されたオーリンズ製サスを搭載したSPモデルを将来的に追加する可能性があります。

ホンダ CB1000Rの評価

近所の街乗り  ★★★☆☆
通勤・通学   ★★★☆☆
ツーリング   ★★★★☆
峠・サーキット ★★★★☆
足着き性    ★★★☆☆
扱いやすさ   ★★★☆☆
タンデム    ★★★☆☆
カスタム性   ★★★☆☆

CB1000Rは、CB1300SFをはじめ、大型ネイキッドバイクからの代替需要が高いです。CBR1000RR直系のストリートファイターなので、他の車種で物足りなくなった方にオススメです。最新電子制御デバイスをふんだんに取り入れ、エンジン、サスペンションを公道に最適化しているので癖がなくて乗りやすいバイクです。迫力あるデザインですが、徹底した軽量化を行い、CB400SFおよびCB650Rとの重量差は11kgです。街乗りから高速走行、サーキットでのスポーツ走行など幅広い活用方法があります。

シリーズ化されたことで、フラッグシップモデルのCB1000Rのブランド力も高まりました。一目見て最上位モデルだと分かるボディと、シリーズ唯一のプロアームが魅力的で、保有する優越感の高い1台です。欠点は高速走行時の空気抵抗ですが、カウルレスならではのスタイリングなので割り切って購入する方が多いです。国内の公道では最高速を求める需要は少なく、加速性能に優れているので乗っていて飽きることはありません。

ワイドなバーハンドルによる楽なポジションと、クイックシフトや多彩なモード切替で、日帰りの300〜500km走るツーリングを快適にこなせます。デザイン重視のショートシートレールを採用しているので、荷物の積載性とタンデム走行は割り切りが必要です。

ホンダ CB1000Rの新車値引き・カスタムに関して

ディーラーでは端数カットから1〜2万円程度の値引きです。格安販売業者でも5万円前後の値引きしかありません。CB-Rシリーズの中でも新車値引きを引き締めている車種です。メーカーおよびディーラーでは、値段勝負で売る気を感じられません。もっと待っても大幅値引きは期待できないでしょう。

スタイリング重視でサウンドにもこだわったショートマフラーなど、ノーマルでの完成度が高いのでカスタム需要は低いです。純正オプションのシングルシートカウルとアルミフロントフェンダーパネルが人気です。東京モーターサイクルショー2018では、メーカーがカスタムコンセプトを公開しています。今後は純正オプションと社外品でアフターパーツが充実していくでしょう。

中古バイク・買取情報

人気・査定額 ★★★★☆
タマ数    ★★☆☆☆
カスタム比率 ★★☆☆☆

ホンダでは初めてのCBR1000RRをベースにしたストリートファイターを国内導入しました。価格帯やクラスを考えれば売れ行きは好調で、将来的にはタマ数が増えていく見込みです。程度の良い中古車も流通し始めているので、新車購入がネックになる方は中古バイク情報もチェックしておきましょう。

電子制御を中心に充実したパッケージングなので、短期的に中古相場が崩れることは考えにくいです。3〜5年先の売却であれば高価買取を期待できるでしょう。洗練されたノーマルの外観が好評なのでカスタムパーツをプラス査定される要素は低いです。

おわりに

2019年モデルにはCB650FをCB650Rにフルモデルチェンジするなど、ホンダが力を入れているシリーズです。CB1000Rはリッタークラススーパースポーツを単純にネイキッドスタイルにするだけではなく、ネオレトロなスタイリングで付加価値を付けています。フラッグシップモデルにふさわしいパワーと装備を持っているので、オーナーレビューで軒並み高評価を受けていることも納得できます。

価格設定は高めに感じますが、バイク全般で値上げ傾向が続いていて、CB1300SFに比べて約15万円の価格差であれば割安に感じます。ストリートファイターも人気の高いカテゴリーですが、オーソドックスなネイキッドバイクの方がリセールバリューは高めになっています。CB1000Rは伝統を活かしたデザインになったことで、これまでのストリートファイター以上に高く売れるバイクになると期待しています。

購入者の大半は大型ネイキッドバイクからの代替です。今まで乗っていたバイクが予想以上に高く売れたことで、購入を決断できた方も多いのではないでしょうか?CB1000Rは賢い代替をしている人が多いように感じています。

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