カワサキ ニンジャZX-14Rの特徴と買う・売る時のポイント

zx14r

Ninja ZX-14Rはカワサキが販売しているZZR1400の北米・オセアニア仕様のことでしたが、現在はアジア用もZX-14Rの名称で統一されています。ライバルであるスズキのハヤブサを研究して開発された時速300km前後を出せるメガツアラーバイクです。

カワサキ ニンジャZX-14Rは、ライバルのスズキの隼(ハヤブサ)と比較すると、パワー自体はZX-14Rの方が高いですが、発進時の加速が鈍く感じてしまいます。初代のZX-12Rはとにかくハイパワーから来る圧倒的加速を重視していて、レーサーマシンのように反応が良いエンジンとギア設定でした。

結果的に「初代モデルは公道で乗りにくい」と評価が悪い方向にいってしまった経緯があり、ZZR1400以降は極端なくらい1速、2速のギア比と中低速のパワーバランスをマイルドな設定にしています。その結果200馬力のハイパワーでも初級〜中級者の方がお手軽に扱えるセッティングになっています。発進直後をのぞけば、加速性能はまさにモンスター級になっています。

Ninja ZX-14Rは、エンジンは燃焼室を切削加工で製作したり、吸気ポートをポリッシュ仕上げにしたりするなど、レーシングマシン並みの作りが魅力です。フル/ロー2段階の出力切り替えと、3段階のトラクションコントロールが装備され、ラムエア加圧時に210馬力にも及ぶパワーを確実に路面に伝えます。また、バックトルクリミッターも装備しています。アルミモノコックフレームにより、大排気量モデルながらスリムな車体を実現し、ABS装備車もラインナップしています。

国内販売はありませんが、ブライトより正規輸入販売をしていて2018年モデルの用意もあります。メガツアラーバイクとしては、スーパーチャージャーを搭載したH2シリーズが実質の後継車種にあたり、ZX-14Rは近いうちにラインナップから消える可能性があります。


Youtubeより

カワサキ ニンジャZX-14Rの特徴

車種名 ニンジャZX-14R
メーカー KAWASAKI (カワサキ)
排気量 1,164cc
エンジン形式 水冷4ストローク並列4気筒 / DOHC4バルブ
燃費 国土交通省届出値25.8km
トランスミッション形式 常時噛合式6段リターン
クラッチ形式 湿式多板
燃料供給方式 フューエルインジェクション
フレーム形式 プレスバックボーン
車両重量 268kg
乗車定員 2名
最高出力 147.2kW(200PS)/10,000rpm
最大トルク 162.5Nm(16.6kgm)/7,500rpm
新車価格 1,684,800円/1,868,400円( High Grade)
中古車相場 90万円〜165万円
想定売却価格 55万円~120万円

ニンジャZX-14R場情報・中古販売価格の推移

カスタム比率が高く、高価なカスタムはプラス査定評価を得ています。発売時期の割にタマ数は豊富でミッチリ整備された中古が豊富です。一部で100万円を切る中古も出ているので将来的に中古相場は一段下がる懸念があります。

カワサキ ニンジャZX-14Rの評価

近所の街乗り  ★★☆☆☆
通勤・通学   ★★☆☆☆
ツーリング   ★★★★★
峠・サーキット ★★★☆☆
足着き性    ★★★☆☆
扱いやすさ   ★★☆☆☆
タンデム    ★★★★★
カスタム性   ★★★★☆

カワサキ ニンジャZX-14Rは、カワサキのフラッグシップモデルのモンスターパワーのツアラーバイクです。初代は2000年にZX-12Rとして発売し、2006年のモデルチェンジでZZR1400に変更しました。2012年モデルよりニンジャZX-14Rに名称変更しています。全てのモデルが海外モデルで日本で売られているものは逆輸入車になります。

ライバルはスズキの隼(ハヤブサ)になり、2000年代は最高速度300kmオーバーの市販車としてそれぞれのモデルが最高速度の限界を求めて競い合っていました。近年では隼はコーナリングも兼ね備えた方向性になり、ZX-14Rは直線番長の路線を追求する形でコンセプトが分かれてきました。

2006年に先代のZX-12Rからフルモデルチェンジして以降、大きなモデルチェンジをしていない型の古い車種ですが、現行車においてトレンドになっている200馬力をクリアしています。

2018年に国内モデルを発売したH2 SXと比べて、最高出力は同じで価格はZX-14Rの方が約30万円安いです。最高出力は同じでも、ピークパワーを発生させる回転数が1,000回転低いのもポイントです。迫力のあるデザインでバンク角を確保しているので、サーキットや峠のワインディングも楽しめるスポーツ性の高いメガツアラーです。仕組み的には古いですが、トラクションコントロールと3種類のパワーモードがあるので扱いやすさを確保しています。

排気量の大きい分、耐久性が高くて長距離ツーリングに行く時の信頼性も高いです。ロングセラーになるだけの魅力を持つ、定番のメガツアラーバイクだと評価できます。

200馬力を超えるハイパワーではありますが、トルクも分厚く車体もズッシリと構えているので、スペック以上に乗りやすく市街地でも意外とストレスなく走る事ができます。高速ツーリングを好む方に最適なバイクですが、カワサキの直線最速モデルというブランドで選ぶ方も多い海外モデルの中でも国内で根強い人気を誇る車種です。

カワサキ ニンジャZX-14Rの新車値引き・カスタム

カワサキの海外モデルの中でも値引き枠がトップレベルに多く20万円以上の値引き条件が出る事も珍しくありません。ネット上でZX-14Rは値引きが多い情報を仕入れている事を伝えて強気に交渉にのぞみましょう。

カスタムに関しては、ノーマルで乗る方も多いですが、定番のマフラーは社外品へ変えるケースが多いです。純正マフラーは各種規制に適合させる為に太くなりすぎてしまっているので、ルックスを重視して可社外マフラーを入れる需要もあるようです。一部のユーザーではロングスイングアームに太いタイヤを入れてドラッグカスタムも人気があります。

カワサキ ニンジャZX-14Rの中古バイク・買取情報

人気・査定額 ★★★★★
タマ数    ★★☆☆☆
カスタム比率 ★★☆☆☆

排気量の大きいことと、大きなモデルチェンジをしていないので、年式を問わず高値で流通しています。中古の平均相場は100万円を超えているので、新車購入も合わせて検討してみてください。

デザインは古くないですが、ハロゲンヘッドライトを採用しているので、灯火類のカスタムが人気です。ほかにも純正のサイドパニア、ETCなどが定番カスタムです。大排気量ハイパワーエンジンのバイクですが、マフラー交換は社外品が少なくて高価になるため交換している方は少ないです。

将来的にも高いリセールバリューを期待できる車種です。排気量の大きい分、距離減点を受けにくいので頻繁に長距離ツーリングに行くなど、走る距離の多い人にオススメです。

買取価格に影響を与える可能性ニュースでは、2018年から2019年にかけてモデルチェンジが予想されているスズキの隼の存在があります。規制を考えると200馬力を大幅に超えることは考えにくく、ZX-14Rはカワサキブランドを評価されている面もあるので、新型の隼が発売されても大幅な値崩れは考えにくいです。

それでも、ZX-14Rは型の古い中でライバルがフルモデルチェンジをすれば、多少の影響を受けるかもしれません。隼の発売前後は中古バイク市場の動向を細かくチェックしてみるとよいでしょう。

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