Moto-GP 2018 日本GP前に今シーズン1~13戦をおさらい

年間19戦で行われるMoto-GPの2018年シーズンは、9月9日に決勝レースが行われた第13戦サンマリノGPで、シーズンの約2/3を消化しました。

残り6戦を残し、10月21日(決勝)には第16戦日本GPが控えています。日本GPをより楽しむためにも、2018年シーズンがどのような展開になっているか、おさらいしておきましょう。


出典:http://www.twinring.jp/motogp/

サテライト勢が輝いていた前半3戦

第1戦カタールGPでは、昨年チャンピオン争いを繰り広げたマルケスとドヴィツィオーゾが、いきなり最終ラップまで接近戦を繰り広げる熱いバトルを繰り広げます。開幕戦は最終コーナーでゼブラを踏んでインをついたドビツィオーソが優勝、2位にマルケスが入りました。

不安定な天候になった第2戦アルゼンチンGPは、5番手でフィニッシュラインを割ったマルケスが、1レースで3度のペナルティを受け最終的には18着に降格。優勝はクラッチロー、2位ザルコとサテライト勢が続き、3位にはスズキのリンスが入る荒れたレースになりました。

昨年の王者マルケスは、第3戦アメリカズGPでオープニングラップ以降は、首位を快走する走りで今シーズン初優勝。ドヴィツィオーゾは初戦以降は優勝争いに加わることがなく、昨年に比べて精彩を欠く印象でした。目立ったのはクラッチロー、ザルコ、ミラーといったサテライト勢の活躍です。

特に開幕戦でのポールポジションなど、前半3戦全て序盤にトップ争いに加わったザルコの存在感が強かったです。ビニャーレス、ロレンソ、ロッシなどのライバル勢は着実にポイントを獲得しますが、前半3戦は優勝争いに加わる大きな見せ場がありませんでした。

第3戦までの詳細はコチラで詳しく紹介しています。
2018 MOTO-GP 1〜3戦を総括〜注目ライダーのレース内容評価〜

3〜5戦はマルケスが3連勝!ライバルの衰退で早くも独走体制

第3戦で今シーズン初優勝を手にしたマルケスは、第4戦スペインGP、第5戦フランスGPと連勝してポイントリーダーに立ちます。

最大のライバルになるべき存在だったドヴィツィオーゾは、第4戦で2番手争いをしていたロレンソ、ペドロサと接触して3台ともにリタイヤ。さらに第5戦でもドヴィツィオーゾは転倒リタイヤして、ポイントランキング9位に後退します。

2018年MOTO-GP第5戦フランスGPを終えた時点のポイントランキングは以下の通りです。

●ポイントランキング : ライダー名 /チーム(メーカー) / 獲得ポイント / 第1戦順位-第2戦順位・・・第5戦順位
1位:マルク・マルケス / レプソル・ホンダチーム(HONDA) / 95pt / 2位-18位-1位-1位-1位
2位:マーベリック・ビニャーレス / モビスター・ヤマハMOTO-GP(YAMAHA) / 59pt /6位-5位-2位-7位-7位
3位:ヨハン・ザルコ / モンスター・ヤマハテック3(ヤマハ) / 58pt / 8位-2位-6位-2位-Rit
4位:バレンティーノ・ロッシ / モビスター・ヤマハMOTO-GP(YAMAHA) / 56pt / 3位-19位-4位-5位-3位
5位:ダニロ・ペトルッチ / プラマック・レーシング(DUCATI) / 54pt / 5位-10位-12位-4位-2位
6位:ジャック・ミラー / プラマック・レーシング(DUCATI) / 49pt / 10位-4位-9位-6位-4位
7位:アンドレア・イアンノーネ / チームスズキ・エクスター(SUZUKI) / 47pt / 9位-8位-3位-3位-Rit
8位:カル・クラッチロー / LCRホンダ・カストロール(HONDA) / 46pt / 4位-1位-19位-Rt-8位
9位:アンドレア・ドヴィツィオーゾ / ドゥカティチーム(DUCATI) / 46pt / 1位-6位-5位-Rit-Rit
10位:ダニ・ペドロサ / レプソル・ホンダチーム(HONDA) / 29pt / 7位-Rit-7位-Rit-5位
11位:エステベ・ラバト / アビンティア・レーシング(DUCATI) / 24pt / 11位-7位-8位-14位-Rit
12位:アレックス・リンス / チームスズキ・エクスター(SUZUKI) / 22pt / Rit-3位-Rit-Rit-10位
・・・
19位:中上 貴晶 / LCRホンダ・イデミツ(HONDA) / 10pt / 17位-13位-14位-12位-15位

●コンストラクターランキング
1位:ホンダ 120pt
2位:ヤマハ 92pt
3位 ドゥカティ 82pt
4位:スズキ 61pt
5位:KTM 19pt
6位:アプリリア 18pt

マルケスは5戦中3戦で優勝、前半2戦で優勝したクラッチローとドヴィツィオーゾは、それ以外のレースがピリっとせずにランキング争いは9位と10位。ランキング2位には優勝争いに加わることは少ないけれど、5戦とも崩れなかったビニャーレスが入り、マルケスとは36pt差。

ヤマハは前半3戦で見せ場自体が少なく、ドビツィオーソの後退でマルケスの楽な展開になっていました。
第4戦、第5戦までの総括をまとめた記事はコチラです。
2018 MOTO-GP 4、5戦を総括〜早くもマルケスが独走体制!!〜

6〜13戦はドゥカティ勢が善戦、ヤマハは苦戦

2018年MOTO-GP第13戦サンマリノGPを終えた時点のポイントランキングは以下の通りです。
(第12戦イギリスGPは悪天候および新路面の排水トラブルによって中止)

●ポイントランキング : ライダー名 /チーム(メーカー) / 獲得ポイント / 第1戦順位-第2戦順位・・・第5戦順位
1位:マルク・マルケス / レプソル・ホンダチーム(HONDA) / 221pt / 2位-18位-1位-1位-1位-Rit-2位-1位-1位-4位-2位-2位
2位:アンドレア・ドヴィツィオーゾ / ドゥカティチーム(DUCATI) / 154pt / 1位-6位-5位-Rit-Rit-2位-Rit-4位-7位-1位-3位-1位
3位:バレンティーノ・ロッシ / モビスター・ヤマハMOTO-GP(YAMAHA) / 151pt / 3位-19位-4位-5位-3位-3位-3位-5位-2位-4位-6位-7位
4位:ホルヘ・ロレンソ / ドゥカティチーム(DUCATI) / 130pt / Rit-15位-11位-Rit-6位-1位-1位-7位-6位-6位-1位-17位
5位:マーベリック・ビニャーレス / モビスター・ヤマハMOTO-GP(YAMAHA) / 124pt /6位-5位-2位-7位-7位-8位-6位-3位-3位-Rit-12位-5位
6位:カル・クラッチロー / LCRホンダ・カストロール(HONDA) / 119pt / 4位-1位-19位-Rt-8位-6位-4位-6位-Rit-5位-4位-3位
7位:ヨハン・ザルコ / モンスター・ヤマハテック3(ヤマハ) / 110pt / 8位-2位-6位-2位-Rit-10位-7位-8位-9位-7位-9位-10位
8位:ダニロ・ペトルッチ / プラマック・レーシング(DUCATI) / 110pt / 5位-10位-12位-4位-2位-7位-8位-Rit-4位-6位-5位-11位
9位:アンドレア・イアンノーネ / チームスズキ・エクスター(SUZUKI) / 92pt / 9位-8位-3位-3位-Rit-4位-10位-11位-12位-10位-13位-8位
10位:アレックス・リンス / チームスズキ・エクスター(SUZUKI) / 79pt / Rit-3位-Rit-Rit-10位-5位-Rit-2位-Rit-11位-8位-4位
・・・
20位:中上 貴晶 / LCRホンダ・イデミツ(HONDA) / 14pt / 17位-13位-14位-12位-15位-18位-Rit-19位-Rit-17位-15位-13位

●コンストラクターランキング
1位:ホンダ 256pt
3位 ドゥカティ 233pt
3位:ヤマハ 194pt
4位:スズキ 131pt
5位:KTM 41pt
6位:アプリリア 29pt

マルケスは、第6戦イタリアGPで約1年ぶりに決勝で転倒してリタイヤしますが、その後は安定した強さを見せつけてポイントランキングを快走しています。13戦を終えて2位に67ptを付けています。日本GP終了時で2位に75pt差を付ければ年間チャンピオンが確定するので、日本で王者決定になる可能性が高いです。

第6戦以降に3勝をあげて躍進しているのがドゥカティのロレンソです。前半にほとんどポイントを獲得できなかったことが響いていますが、最初から調子が良ければチャンピオン争いをしていた可能性も十分あります。ロレンソは2019年よりホンダへ移籍してマルケスのチームメイトになることが決まりました。来年のホンダは今年以上に強力なチームになりそうです。

サンマリノGPで優勝してポイントランキング2位まで上げてきたドヴィツィオーゾですが、64pt差は非常に厳しい展開です。不運な転倒も多かったですが、前半に比べて安定して上位争いをできるようになってきました。

ヤマハはロッシが安定した走りを見せているものの、ビニャーレスと合わせてチームとして優勝がない厳しい展開です。表彰台の回数こそ多いものの、優勝争いをする場面そのものが少なく、明らかに地力でホンダとドゥカティに劣っています。そんな中でロッシの安定感が光りますが、12戦、13戦は6位、7位と精彩を欠いたレースでした。

スズキはすでに昨年のコンストラクターポイント110ptを上回る結果を残し、着実にパワーアップしています。リンスとイアンノーネが2回ずつ表彰台を獲得していて、確実にトップチームとの差を縮めています。

中上貴晶は厳しいルーキーイヤーを過ごしています。第13戦サンマリノGPは、公式練習や決勝でタイムを出して結果以上に内容が良いレースでした。来季の去就が決まっていなく、LCRホンダもまだ迷っている様子です。今のところ残留できるかは五分五分で、もしかしたら来季は日本人が再びMoto-GPのシートを失ってしまうかもしれないです。

おわりに

2018年シーズンは前半戦でドゥカティが失速して、マルケスの独走体制になっています。残りのシーズンで少しでもポイントを積み上げられれば、マルケスのチャンピオンはほぼ決定でしょう。

年間チャンピオン争いの見所は少ないですが、中盤以降はドゥカティの躍進が光っています。日本GPでも昨年のマルケスVSドヴィツィオーゾのような最終コーナーまでもつれる熱いバトルを期待したいです。

前半戦好調だったザルコ、クラッチロー、ミラーなどのサテライト勢は、中盤以降に見せ場が少なくなっています。成長を見せているのはスズキで、日本GPでは表彰台に期待です。来季に向けて上位3チームとの差をさらに詰める活躍ができるかが見所です。

ヤマハのビニャーレスは、電子制御が機能していないと問題点を指摘していて、上位チームとの差は明らかにマシンの性能差にあります。果たしてこのまま優勝せずにシーズンを終えてしまうのか?それとも来季に繋がる1勝を記録できるかがポイントです。

来季はロレンソのホンダ移籍で、ドゥカティに比べてホンダの勢力が強くなります。展開を面白くするにはヤマハの復活が必要不可欠です。

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