平成28年はバイクの盗難件数が大幅減少

警視庁の資料によると平成28年中の都内のオートバイ盗の発生件数が前年比39.5%の1,940件だったと発表しました。東京だけの数字ではありますが、驚異的な減少率です。

また、静岡県も平成28年中のオートバイ盗の発生件数は前年比30.7%の593件をはじめ、神奈川県10%減、宮崎県49%減、広島県34%減、大阪市17.8%減など、各警察発表の資料では平成28年は軒並みオートバイ盗件数が減少したデータが出ていました。

なお警察庁の平成28年犯罪件数資料では、オートバイ盗の統計は出ていませんが、自動車盗は減少傾向が著しく、前年比で約20%減、、平成25年比で約半分、平成19年比で約3分の1に減少しています。

当サイト独自にバイク盗難件数が減った理由について要因を探ってきました。

(参考URL)
http://www.pref.shizuoka.jp/police/kurashi/higai/mijika/motorcycle/motorcycle-h28/index1.html
https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesd0066.htm
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/police/hanzaitokei/tokucho/documents/27995_20170331113810-1.pdf
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki_file/police/toukeioto28.pdf
http://www.city.osaka.lg.jp/shimin/cmsfiles/contents/0000036/36925/28-seireisi-kakuteiti.pdf
http://www.npa.go.jp/toukei/seianki/h28hanzaizyousei.pdf

バイク盗難が減っている理由

当サイトの見解としては平成28年中にオートバイ盗の発生件数が減った要因として次のことが考えられます。

  • SNS等のネット情報の拡散力
  • 若者のバイク離れ
  • ネット通販の普及
  • 純正装備の盗難防止装置の充実(イモビライザー、シャッターキーなど)

ネットの拡散力

私はバイクの盗難件数が減った資料を見て意外だったと感じました。FacebookやTwitterではバイクの盗難被害報告の投稿を目にする機会が増えて、盗難件数が増えていると思っていました。しかし最近では、バイクの盗難被害に遭うとSNSで情報提供を求めてシェアやリツイートで拡散する傾向が強まっているようです。なかには、すでに犯人を特定して出頭を呼びかける投稿もあります。

SNSによる拡散力によって、バイク所持者は盗難意識を高く持ち、バイクを盗もうとしていた方は、バレた時のリスクを大きく感じるようになったのではないでしょうか?ここ数年で著しく盗難件数が減少傾向にある一番の要因はネットの影響ではないかと推測しています。

背伸びしたバイクを買う若者が減った

バイクの盗難被害は、旧車、ハーレー、スーパースポーツなど、中古市場でもプレミアムがついて高値で流通している車種に集中しています。昔は若者が背伸びをして買ったバイクが、適切な防犯対策を取れておらず、購入してすぐに盗まれる被害事例をよく聞きました。

最近では若者のバイク離れが深刻で、憧れのバイクを背伸びしてでも買うのではなく、実用性や経済性を重視した車種を選ぶ若者が増えています。盗難リスクが高い車種は、これまで何台もバイクを乗り継いできたベテランライダーが購入する比率が増えて、人気車種が無防備に置かれている状況自体が減っているように感じます。

ネット通販の普及で、防犯効果が高い商品を安く買えるようになった

バイクの盗難防止グッズは日々進化していますが、基本的な仕組みはU字ロック、チェーンロック、ブレーキディスクロック、アラームなど、10年以上前から大きな変化はありません。しかし、バイクの盗難グッズの購入先では、従来の大型部品量販店やホームセンターではなく、Amazonや楽天などのネット通販に変化してきています。l

一流メーカーの盗難防止グッズが安く買えるのはもちろん、ノンブランドだけど盗難防止効果が高いグッズもたくさんあります。ネット通販では、レビュー情報を重要視されています。バイクを初めて買った人でも通販のレビューを見れば、防犯効果の高いグッズや活用術の情報を簡単に仕入れられて、安物を買っても失敗するリスクが緩和されています。

ネット通販の普及でバイクオーナーの防犯対策の品質が向上するとともに、良い商品を安く買えるようになったので、盗難防止グッズを使用する人の比率が高まっています。

バイクの防犯性能の底上げ

バイクメーカーも純正の状態で盗難されないような取り組みを行っていますが、ここ数年で新開発された活気的な純正装備はほとんどありません。ただし、シャッターキーやイモビライザーなど基本的な盗難防止対策品は、原付バイクなど小排気量のバイクでも拡大を見せています。

また、最近では若者のバイク離れや電動アシスト自転車の普及で50ccの原付バイク全体の販売台数自体が落ち込んでいます。

こうしたバイクの防犯性能のアップと、原付バイクそのものの需要低下によって、10代の若者でも簡単に盗むことができるバイクそのものが減っています。

まとめ

バイク盗難件数の減少は非常に良いことです。しかし、一部では「盗難認知件数に対して検挙率が減少した」という地域のデータもあり、窃盗団も検挙されない知恵を付けてきています。データを見て傾向を分析したところ、従来オートバイを盗んでいた若者など素人による犯行が減ったため、盗難件数減少に繋がったように感じます。

プロの窃盗団そのものはあまり減少していないかもしれません。盗難リスクが高い車種は徹底した防犯対策を求められます。

・バイク盗難情報のSNS拡散は協力、活用する
・ネット通販で評価の高い盗難防止グッズを活用する
・キーのかけ忘れやロックをしないなど凡ミスによる盗みやすい状況を作らない
・盗まれやすい車種を所有するなら防犯対策に妥協しない

以上の4点を守っていればバイクの盗難リスクは少なく、今後も盗難件数の減少傾向は続くでしょう。

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