プレミアム市場で成長率世界1位バイクメーカーのインディアン【東京モーターサイクルショー2019】

インディアンブースの様子

バイクメーカーの「インディアン(Indian)」はご存じでしょうか?
名前は知っているけど、車種の名称やメーカーの特徴は理解していない方が多いはずです。著者もその1人で、アメリカで最も古いバイクブランド程度の予備知識しか持っていませんでした。

東京モーターサイクルショー2019では、インディアンが最新モデルのFTR1200シリーズを発表するとともに、年内に親会社が日本法人を立ち上げて、日本市場の拡大を強化することを発表しました。

老舗で独自路線を貫くメーカーのイメージが強かったですが、レースで実績を残し、最新テクノロジーを積極的に導入することで、現在世界中で急成長を遂げているオートバイメーカーだということが分かりました。

インディアンとは?

インディアンは1901年創業のアメリカの老舗オートバイメーカーです。正式名称はインディアン・モトサイクル(Indian Motocycle Company,Inc)で、1940年代には世界最大規模のバイクメーカーでしたが、その後は車の普及によって衰退し、1959年に一度解散します。その後は何度もオーナーが変わり、倒産を繰り返してきた歴史を持ちます。

現在のベースになったのは、2006年に設立された新生インディアン・モーターサイクル社で、2011年よりスノーモービルなどを手がけるポラリス社(ポラリス・インダストリーズ)が経営権を握ります。新しい体制になってからは、プレミアムモーターサイクルブランドとして、着実に実績を残していきます。

インディアンが本格的な復活のキッカケになったのは、2017年シーズンより電撃復帰したアメリカのフラットトラック選手権(AMA傘下のレース)で、2年連続シリーズチャンピオンを獲得しています。東京モーターサイクルショー2019では、レース参戦モデル「スカウトFTR750」のレーサーレプリカにあたる、FTR1200シリーズを国内初公開しました。

レースでの活躍を受けて、純粋なレーサーバイクを5万ドルで受注生産するなど、アメリカ市場で人気を集めています。アメリカのバイクメーカーなので、主力車種はアメリカンタイプのクルーザーでしたが、フラットトラックレースで実績を残したことがメーカーのPRになり、全世界でかつてない成長を遂げています。

2018年は前年比で約30%の成長を遂げ、これはプレミアムモーターサイクル市場で世界一の成長率です。今後は既存モデルのアメリカンバイクのほか、フラットトラックレーサーマシンをベースにしたデュアルバーパスバイクを導入し、今後5年で3倍の成長を目指します。

100年以上の歴史を持つバイクメーカーですが、2019年は大きなターニングポイントになりそうです。

レーサーレプリカ「FTR1200」シリーズを国内初公開

FTR1200の画像

FTR1200は車名にある通り、フラットラックレース参戦マシン「スカウトFTR750」をベースに開発されました。フラットトラックレースで得たノウハウをアスファルト上での使用に重点を置いた味付けにすることで、従来のロードスポーツバイクとは一線を画します。

簡単にまとめると、徐行しながら崖や林道を計画に走る悪路走破性能に重点を置いたデュアルバーパスバイクとは違い、路面が悪いタイル貼りの路面や、未舗装道路を軽快に走れるバイクです。

FTR1200シリーズの開発過程では、GPライダーやワークスチームの協力を得て、100万マイル(約160万km)以上のシミュレーションライドを繰り返し、豊富なデータを得ながら造り上げたメーカーの自信作です。

カテゴリーはあくまでもスポーツバイクで、専用シャーシに新開発エンジン、電子制御デバイスを盛り込んでいます。スタイリング、走行性能、コストパフォーマンス(価格)のバランスが良く、トライアンフのスクランブラーシリーズに近いコンセプトを持っています。

FTR1200シリーズは2019年春に以下の3つのグレードが発売されます。

FTR1200の画像

FTR1200
・価格:1,899,000円
・特徴:シンプルなSTDモデル。車体の基本構成は上位モデルと共通

FTR1200Sの画像

FTR1200S
・価格:2,099,000円
・特徴:小型フロントカウルなど外装のアップグレード、多彩な電子制御デバイスとタッチパネルの液晶メーターを採用したライディングサポートテクノロジーを装備

FTR1200Sレースレプリカの画像

FTR1200Sレースレプリカ
・価格:2,364,000円
・特徴:アクラポビッチ製スリップオンエキゾーストを搭載、専用カラーリング

おわりに

今後5年で3倍の成長を目指す計画は、FTR1200を開発した経緯や性能を聞いて現実的に感じました。見た目ではオフロードっぽくないスタイリングで、峠のワインディングや市街地走行も軽快にこなせそうです。オフロード性能よりもプレミアムネイキッドとして検討する人も多いでしょう。

スタイリングはV型エンジンのインパクトが抜群で、電子制御デバイスの内容を見ると魅力的な価格設定に感じます。これから間違いなく成長していくメーカーなので、インデュアンのバイクの特徴を覚えておけばバイク仲間との会話でも、きっと役に立つでしょう。

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