2019年モデルのホンダのバイク〜モデルチェンジ・新型情報まとめ〜


出典:https://www.honda.co.jp/motor/

インターモト、EICMA(ミラノショー)の開催や、年末のメーカーによるプレリリースによって、ホンダの2019年モデルの全貌が見えてきました。気になる新型バイク情報から、細かいモデルチェンジやカラー変更を行った車種の情報をまとめました。

2019年モデル・ホンダから新発売するバイク

PCXエレクトリック(ELECTRIC)
発売時期:2018年11月30日(リース限定)
価格:787,860円

PCXエレクトリックは企業・個人事業主・官公庁向けにリース限定で発売しました。価格は約78.8万円と高額で、航続距離はカタログ数字で41kmです。現状は環境活動をアピールする目的に企業向けのバイクになりますが、将来のさらなるEVバイクの発展に向けて大きな前進をしました。48Vバッテリーを2個直列の96V仕様にすることで最高時速60km以上を確保し、最大トルクを500回転で発揮するEVならではの加速性能を誇ります。
ホンダ PCX ELECTRICの特徴と買う・売る時の特徴

CB650R
発売時期:2018年3月15日
価格:961,200円

CB650Fのフルモデルチェンジに伴い、車名をCB650Rに変更し、デザインを2018年に発売したCB-R(CB125R/CB250R/CB1000R)シリーズと同じ内容に変更しました。従来は単気筒エンジンを搭載したCB250RとCBR1000RRのエンジンをベースにしたCB1000Rの間に大きなギャップが生じていたのを埋める存在です。CB-Rシリーズの仲間入りを行い、エンジンはCBR650Rと共通です。直列4気筒エンジンと100万円を切るリーズナブルな価格設定のバランスが良く、CB650Fより販売台数を伸ばす可能性が高いです。
ホンダ CB650Rホンダの特徴と買う・売る時のポイント

CBR650R
発売時期:2018年3月15日
価格:1,036,800円〜

CBR650Fをフルモデルチェンジして、CBR650Rに進化しました。「F」から「R」の冠を付けたとおり、倒立フォークの採用、前傾姿勢のポジション変更などコンセプトが大幅に変わりました。エンジンは4PSアップ、車体は6kgの軽量化を行いました。価格はCBR650Fから約3万円の値上げに抑えるバーゲンプライスです。峠やサーキットでのスポーツ走行を楽しむ程度であれば、CBR650Rのスペックがあれば十分です。扱い切れるパワー領域で非力さを感じさせないバランスが素晴らしいです。CBR650Rが皮切りになって650ccスポーツバイククラスの流行が起こるかもしれません。
ホンダ CBR650Rの特徴と買う・売る時のポイント

CRF450L
発売時期:2018年9月20日
価格:1,296,000円

2018年9月20日に2019年モデルの最新バイクとして投入されました。レーサーマシンノCRF450Rを公道仕様にしたモデルで、保安部品を取り付けるほかに扱いやすさを重視した設定変更をしています。ツーリングでも使えて、本気を出せばオフロードコースを思いっきり楽しめる中上級者向けの本格オフロードバイクです。250クラス並みの軽量ボディと中低速トルクを高めたエンジン設定で、初心者でも扱いやすい仕上がりになっています。
ホンダ CRF450Lの特徴と買う・売る時のポイント

CRF450RALLY
発売時期:未定
価格:未定

CRF450Lが発売して間もないですが、すでにRALLYモデルのコンセプトが発表されています。ワークスマシンのような外観で、マフラーはCRF450Lのアップタイプからワークスマシンと同じテルミミーニョ製ダウンマフラーに変更するなど、本気度を感じさせるパッケージングです。発売に関する情報は未定ですが、コンセプトモデルは市販秒読みの内容で、2019年中の投入を期待できます。

開発中の新型バイク情報

CB125M/CB125X


ECCMA(ミラノショー)2018で、CB125Rをベースにした2台の派生モデルのコンセプトが公開されました。現時点では市販化も発表されていないコンセプトモデルです。既存車種をベースにしていることや、保安部品を取り付けたコンセプトモデルなので、早ければ2019年中の投入も期待できます。CB125Mはモタード仕様。CB125Xはアドベンチャーバイクをイメージしたバイクです。

参考:https://www.honda.co.jp/news/2018/2181107.html

レブル500
2017年に復活したレブル500が早くもモデルチェンジの噂が出ています。発売予定時期は2020年になる見込みです。早ければ2019年後半にも詳細情報が出てくるかもしれません。

CBR1000RR
CBR1000RRは2019年モデルの発表を行い、2020年モデルでフルモデルチェンジをする見込みです。2灯ヘッドライトの廃止など、さまざまな噂が出ていて、メーカーも幅広い試作モデルを作っているようです。未だに進化を続けているリッタークラススーパースポーツにおいて、どのようなスペックを出してくるか注目です。

モデルチェンジ、カラーチェンジ情報

CBR400R
CBR1000RRルックの外装に変更。アシストスリッパークラッチの採用、新デザインのメーターなど大幅パワーアップします。装備を大幅にアップデートした価格は約1万円の値上げに抑えて、お得感が高まりました。
(参考:CBR400R)

400X
2019年モデルの400Xは、前後17インチホイールからフロント19インチホイール、前後サスペンションのロングストローク化によって、今まで以上にオフロード寄りのバイクに生まれ変わります。タイヤとサスペンションの変更によって、400ccクラスの本格アドベンチャーバイクとして新たな需要を獲得できそうです。CBR400Rと同様に新型デジタルメーターも採用しています。デザインはフロントカウルやシュラウドなどの軽微な変更のみです。

CBR1000RR
CBR1000RRの2019年モデルは、2019年1月18日に発売されます。Hondaセレクタブルコントロールの機能をアップグレードして、新たにウィリーコントロールを設定します。カラーリングはストライプデザインを一部変更しています。

CB1000R
CB1000Rシルバーメタリック(ガンメタ系)のニューカラーを追加しました。従来から標準装備しているETCを「ETC2.0」にアップグレードしました。

CRF1000Lアフリカツイン(AFRICATWIN)/DCT
グリントブルーメタリックの新色を追加し、ETCを「ETC2.0」のアップグレードしました。

NC750シリーズ
ETC2.0を標準装備。NC750S/DCTはキャンディクロモスファイアレッド、グラファイトブラックの2色のカラーラインナップに変更。ABSとグリップヒーターを標準装備。NC750X/DCTは、従来の2カラーにマットバリスティックブラックメタリックを追加して3色のラインナップに強化。ABS、グリップヒーター、Hondaセレクタブルトルクコントロール(HSTC)を標準装備。

CB400SF/SB
CBXカラーを彷彿させるアトモスフィアブルーメタリックと、深みを増した黒単色のダークネスブラックメタリックの新色を追加。スーパーフォア、スーパーボルドールともに、従来のキャンディークロモスフィアレッドを含めた3色のカラーラインナップでABSを標準装備。スーパーボルドールはETC2.0とグリップヒーターを標準装備。

CBR250RR
待望のワークスカラーでトリコロールカラーの「グランプリレッド(ストライプ)」を新色に追加。従来からあるマットガンパウダーブラックメタリック、グランプリレッド、パールグレアホワイトを含めた4色のカラーラインナップ。

VFR800F
80年代のレースで活躍した「VFR750Fインターセプター」を復刻したパールグレアホワイトの新色を追加。サイドカウルに「INTERCEPTOR」のロゴを追加。

おわりに

時代の変化を受けて、幅広い車種でETC2.0とABSを標準装備にアップグレードしました。EVバイク、スポーツバイク、ツアラーバイク、ネイキッドの幅広い車種が進化して、メーカーの総合力が高まった印象を受けます。全般的に装備をアップグレードさせつつ価格設定をリーズナブルにまとめた点を評価できます。

個人的にもっとも気になるのはCBR650Rです。リッタークラススーパースポーツバイクの半値ほどの価格で、実用域で十分なスポーツ性能を確保しています。ほかにもCBR250RRのトリコロールカラーやVFR800Fのインターセプターカラーなど、魅力的な新色が多数追加された点を評価しています。

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