2019年式の新型YZF-R25/R3は倒立フォーク&フルLED化

2018年10月11日に、インドネシアにてYZF-R25とYZF-R3の2019年モデルが発表されました。

エンジンとシャーシは従来モデルと変わらないですが、フロントフォークを倒立化、YZF-M1シルエットの新型カウルの採用とフルLED化、デジタルメーターの採用を行う大幅マイナーチェンジになっています。

インドネシア仕様は価格発表。アメリカは12月発売、欧州は2019年1月発売のスケジュールをアナウンスしています。日本仕様は2019年2月以降の発売を見込まれていて、価格設定は2017モデルから2万円以内の差に抑えられる見込みです。

YZF-R25/R3の新車購入を検討している方がいれば、2019年モデルの発売まで待ってください。

見た目以外もパワーアップした新型カウル

YZFシリーズは、フラッグシップモデルのYZF-R1が2015年にフルモデルチェンジして以降、YZF-R6とYZFーR15が2017年、YZF-R125が2018年にモデルチェンジしました。しかし、YZF-R25/R3だけハロゲンヘッドライトでデザインが古い印象でした。

2019年モデルのYZF-R25/R3では、シリーズ車種と同様にLEDヘッドライトとYZF-M1ルックのフロントマスクにアップデートされました。個人的にはYZF-R1のように、もう少しヘッドライトを細く小型のデザインにしてもらいたかったです。

新型ではヘッドライトのデザインだけではなく、YZR-M1と同じ形のセンターダクトを搭載して、空気抵抗を低減する新しいフェアリングを採用しました。

センターダクトはラムエア吸気をしていませんが、ラジエターに空気を送り込む構造なのでエンジンの冷却性能をアップさせ、チューニングへの対応力を向上させています。レース用のカスタムではノーマルカウルを使ってラムエア化も可能になります。

新デザインのフェアリングによって空気抵抗を表すCD値は、従来の0.347→0.323に7%向上しました。エンジンは従来モデルと変更はないですが、空気抵抗の低減によって最高速が8km/hアップします。

フロントフォークの変更でレーシーなコンセプトに

新型YZF-R25/R3は、フロントフォークを従来の正立式からKYB製倒立フロントフォークに変更されました。径は37mmでライバルのCBR250RRと同じです。

トップブリッジはアルミ製の新型を採用し、軽量化によってハンドル操作を軽くしています。ハンドル位置は従来より22mmより低く、よりレーシーな前傾姿勢のライディングポジションによってフロントへの荷重をかけやすくなりました。

コンセプトは従来の「毎日乗れるスーパーバイク」から、「Ride the “R” Anytime(いつでもレーシーな乗り味)」に変更しています。

リアサスペンションはトラスフレームに備え付けたモノクロス式で従来モデルと共通です。フロントフォークの変更に伴い、リアサスペンションも設定のみ変えています。

コストパフォーマンスの高い新しい選択肢

新型YZF-R25/R3はフロント倒立フォークへの換装、ヘッドライトのLED化、フルデジタルメーターの採用など、製造コストの高いアップデートを行いました。先に発表されたインドネシア仕様の価格設定は、日本円換算で約1万円アップ。北米仕様はABS非搭載のSTDモデルで据え置きです。

日本仕様も2万円以内の値上げに抑えられることが予想されますが、装備に対してのコストパフォーマンスが大幅に向上します。

250ccスポーツバイクで、フロント倒立フォークを搭載しているのはホンダ・CBR250RRのみです。スポーツ性能を追求して豪華な装備を惜しみなく投入したCBR250RRは756,000円〜の価格設定がネックになっています。

2018年モデルのYZF-R25は、ABSなしのSTDで567,000円。ABSモデルで610,200円です。そこから2万円の値上げを行ってもCBR250RRより10万円以上安いです。

最高出力はYZF-R25が35PS、CBR250RRは38PS、2018年に新型を投入したNinja250は37PSです。スペックで見ればライバルに劣りますが、空気抵抗を低減した新型カウルによって性能差を縮めています。

センターダクト搭載によるチューニング性によって、レース需要が一層高まりそうです。新型YZF-R25/R3はパッケージングと価格設定でライバルにはない魅力を感じます。

ヤマハ YZF-R25(2019年モデル・インドネシア仕様)のスペック

車種名 YZF-R25 (2019)
メーカー YAMAHA (ヤマハ)
排気量 250cc
販売時期 2019年
エンジン形式 水冷4ストローク並列2気筒 / DOHC4バルブ
タイプ スポーツ
全幅 720mm
軸距 1380mm
燃料タンク容量 14L
燃費
トランスミッション形式 常噛6段リターン
クラッチ形式 湿式多板
燃料供給方式 フューエルインジェクション
フレーム形式 ダイヤモンド(トラス構造)
車両重量 166kg
乗車定員 2名
最高出力 26.5kW(36PS) / 12,000rpm
最大トルク 22.6N・m(2.3kgf・m)/ 10,000rpm
新車価格 5,860万ルピア(約43万円、日本仕様の予想価格は59万円弱)
中古車相場

2018年以前のモデルは早めの売却がオススメ

2019年モデルのYZF-R25/R3はマイナーチェンジの扱いですが、中古市場に大きな影響を与えそうです。従来モデルの方が楽なポジションで街乗りへの適正は高いです。しかし、デザインおよびカウリングの大幅改良、フロント倒立フォーク、液晶デジタルメーターなど、豪華装備をふんだんに取り入れて価格設定もリーズナブルにまとめています。

新型発売によって従来モデルの買取価格は一段下がる見込みです。売却を検討している方は、国内モデルの発売前がチャンスです。特にマフラーや足回りなど、スポーツ性能を向上させるカスタムをしている中古バイクは、売る時の評価が低くなる懸念があります。

おそらく、2019年中にはYZF-R25/R3と同様の内容でMT-25/03もフルモデルチェンジするでしょう。MT-25/03を売ろうとしている方も早めの売却をオススメします。

おわりに

サーキットや峠が好きな私は、YZF-R25/R3のモデルチェンジの内容に好感しました。値段を気にせず好きな車種に乗れるのであれば、CBR250RRが欲しいですが、価格と装備、スペックを比較するとYZF-R25が1番前向きに購入検討できます。

倒立フォークによって、スポーツ性能が向上しただけではなく、ゴールドメッキのアウターチューブによって質感が大幅に高まりました。

個人的には、YZF-R125やYZF-R6の細いヘッドライトを採用したフロントマスクが好きなので、デザインは物足りなく感じました。それでも価格設定を含めて総合的に評価すると、私の中では250ccスポーツバイクの中でYZF-R25の評価が一番高いです。

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