トライアンフブースレポート|東京モーターサイクルショー2018

トライアンフは2019年からMOTO-2へのエンジンサプライヤーが決まり、3気筒エンジンの魅力を東京モーターサイクルショー2018でアピールしていました。

国産・外国メーカー問わず3気筒エンジンの採用が増えてきている中で、トライアンフは3気筒バイクのパイオニア的存在です。

今後の成長を見込めるバイクメーカーで、出店ブースを見ていても勢いを感じました。

話題の増えているイギリスメーカーの実力を検証

トライアンフブースの様子はコチラです。

トライアンフはストリート系バイクに強いイギリスのバイクメーカーです。最近はツアラーバイクの人気も高まり、モータースポーツへの参加も積極的でマルチな活躍を見せています。

イギリス車の伝統あるデザインを大事に細部までこだわったバイクが多く、ハーレーなどアメリカ製バイクとは違う魅力を感じました。

トライアンフブースの目玉は、2018年春に発売予定のボンネビル・スピードマスターです。1,200ccのSOHC8バルブ2気筒エンジンを採用した、正統派のクラシックバイクです。

イギリス車らしいデザインですが、随所に先進技術も投入しています。純正アクセサリーを130種以上用意してカスタムで個性を出すこともできます。

170.5万円の価格設定も魅力で、他メーカーからの代替需要も期待できるでしょう。

昨秋にスピードマスターと同時発表された、2018年にモデルチェンジするボンネビル・ボバーです。王道バイクのシルエットですが、バーエンド取り付けのミラーなど適度にカスタム感も出ています。

シルエットラインに大きな変更はありませんが、LEDヘッドライトの採用、フロントブレーキをシングルディスクからダブルディスクに変更、4.5kgの軽量化など大幅にパワーアップしています。

MOTO-2へのエンジンサプライヤーに決まったことをアピールする看板です。スピードトリプルベースのエンジンをチューニングしたものを供給するようです。

4気筒派の人も、トライアンフの供給した3気筒バイクが世界最高峰のレースで好タイムを出せば考え方も変わるかもしれません。

トライアンフの代名詞でもある3気筒エンジンを単体で展示していました。MOTO-2に供給されるスピードトリプルベースの765ccエンジンになりますが、コンパクトな印象を受けます。

3気筒エンジンはフィーリングも良くて、レスポンスも4気筒エンジンと同等と言われています。パソコンに繋いだ姿で展示しているのも現代のバイクらしいです。

MOTO-2供給エンジンのベースになるスピードトリプルです。MOTO-2へ供給されるのはスピードトリプルRSベースになり、展示車両はエントリーグレードのスピードトリプルSです。

フロントマスク以外にもマフラーやフレームの存在感が大きく、タダ者ではない雰囲気が伝わってきます。

現在のフラッグシップスポーツバイクですが、MOTO-2へのエンジン供給をきっかけに、フルカウルのレプリカバイクを造ってくるのではないかと期待しています。

トライアンフの中でも売れ筋になっているのが、お手頃な価格設定と街乗りからスポーツ走行まで幅広く楽しめるストリートトリプルです。公道でも楽しく乗れるバイクでオーナーレビューの評価も非常に高いです。

初期のころのストリートトリプルに比べて質感も向上して、先進性を感じられる流行のリアデザインです。

ネイキッドスタイルなので、3気筒のエキゾーストも見える点がGoodです。3本までのエキゾーストを集合させるまでの距離が短く、4気筒バイクに匹敵するレスポンスの高さを持っています。

東京モーターショー2018では、タイガーシリーズの展示も多かったです。写真はタイガーシリーズ最大排気量のTIGER 1200 XRTで、モデルチェンジした新型では先代よりも11kgの軽量化を行い、電子制御装備も強化されています。

タイガーシリーズも3気筒エンジンを採用しています。中低速トルクが太くて高回転の伸びも良い3気筒エンジンは、大型アドベンチャーバイクとの相性も良いです。

国内での人気も高いTIGER 800 XRTです。2018年にモデルチェンジを行い、外観は先代のデザインを引き継いでいますが、200箇所以上のパーツをアップデートしています。

TIGER 800 XCAに純正オプションのパニアを装着したモデル。BMWなど他の外車ブースでも、この手のパニアを装着した展示車を何台か見かけました。ヨーロッパではワイルド系なゴツいパニアケースが流行しているのでしょう。

最高のモダンクラシックカフェレーサーのキャッチコピーを持つスラクストンRです。上級グレードのRはフロントフォークにショーワ、リアサスペンションにオーリンズを採用しています。

レトロなデザインの中でも、足回りがしっかりすると凝縮された戦闘力の高いバイクに見えます。メーカーの公式サイトで峠をハングオンしている写真を掲載していますが、メチャメチャかっこいいです!!

トライアンフのロングセラーバイクでもあるボンネビルT100です。昔から変わらない伝統あるデザインで、2018年モデルも大きな変更点はありませんが、すでに熟成されているバイクです。

乗りやすさとスタイリングにこだわっていて、カスタム性も高く自分に最適なバイクを簡単に作れます。

空冷から水冷エンジンに変更されてからは、燃費が28%向上されて、現行モデルではライド・バイ・ワイヤやABSも装備されています。

おわりに

トライアンフの展示ブースを見ると、メーカーのロゴやエンブレムなど、トライアンフのかっこよさが強く感じられました。日本ではマイナーなバイクメーカーのイメージが強いですが、伝統あるイギリスメーカーで、他の欧州車やアメリカメーカーのバイクとは違う魅力があります。

私はトライアンフに限らず3気筒エンジンのバイクに乗ったことがないのですが、ストリートトリプルを購入した知人のベテランライダーは大絶賛していました。ラインナップは少ないですが、人気モデルはシリーズ化して車種ごとに個性を強く出している点を評価できます。

2019年のMOTO-2は、現行のCBR600ベースのエンジンに比べて、どのくらいのタイム差になって、ライダーの満足度はどうなるのか今から楽しみです。

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