東京モーターショー2017徹底取材レポート〜カワサキ編〜

カワサキは出展ブースのスペースは狭かったですが、注目の新モデル「Z900RS」の出展もあり大盛況になっていました。
カスタムコンセプトのZ900RSの出展車両も多数あり、メーカーの力の入れ方が伝わってきました。

ほかにも2018年モデルの「Ninja1000」、モデルチェンジを行った「Ninja250/400」、2017年から国内投入された「Z650」、話題が絶えない「H2シリーズ」からはカーボンモデルの出展がありました。

カワサキの出展車種情報をまとめました。

東京モーターショー2017 カワサキブースのバイク

Z900RS

40年以上の歴史を持つZシリーズの最終形態として、東京モーターショー2017で「Z900RS」が世界初公開されました。モーターショー開幕前から大きな話題になっていた注目車種で、特徴はなんといっても往年の名車らしさを引き継いだ外観と、既存の大型スポーツバイクとの融合です。

現車を見て「やっぱりカッコイイ」と改めて感じました。燃料タンクやテールカウルの伝統あるデザインは鉄板です。

従来の旧車との大きな違いはツインサスではなくモノサスを採用した点です。
写真だと違和感を強く感じていましたが、現車を見るとそれほど気になりませんでした。

ノーマルモデルのほかにも多数のカスタムコンセプトが出展されていました。
カスタムするとさらにカッコイイです。発売当初からアフターパーツも充実していそうです。

オーリンズの黄色いスプリングを合わせたカスタムコンセプトですが、サスを強調したカスタムも先進性との融合でGoodです。

モーターショーの出展と同時に2017年12月1日発売の発表があり、スペックも公開されました。気になる価格は 1,296,000円〜です。

Z900RSの詳細情報、特徴はコチラのページで詳しく紹介しています。
賛否両論巻き起こるKawasaki Z900RSの特徴・スペック情報まとめ

Z650

Z650は、2017年に国内導入したライトウェイとネイキッドです。2018年モデルから追加されたイエローは、来場客からの評判が良かったです。

コンパクトにまとめて足着き性がよく、アップポジションのハンドルで長距離走行も快適です。カワサキの強みであるスポーツ性能も兼ね備えている万能な1台です。

Ninja1000

Ninja1000は、2018年モデルから登場した「銀×黒」の新色が展示されていました。最近のモデルはカラーリングが上手です。変則的なツートンカラーで立体感が出ていて、シャープなフロントマスクがより際立っています。

Ninja1000はツーリングもできるスポーツバイクとして、フルカウルにアップハンドルを組み合わせたのが特徴ですが、銀と黒の変速ツートンにうまくハンドルも融合されて、アップハンドルの組み合わせが馴染んでいるように感じました。

スタイリングの向上でより魅力的なバイクにパワーアップしました。
これから買う人は出展車両と同じ新色はオススメですよ!

Nija250/Ninja400

●Ninja400

カワサキのミドルスポーツバイクのNinja250とNinja400がフルモデルチェンジしました。従来までのモデルは、Ninja250は海外販売されるNinja300のシャーシ、Ninja400はNinja650のシャーシを採用し、全く別のシリーズ車種でした。

モデルチェンジした新モデルは新型シャーシを投入し、Ninja250と400で共通のシャーシを採用しています。ボディーサイズやサスセッティングまで全て250と400で共通しています。

最近のカワサキらしいフロントマスクにLEDヘッドライトを合わせ、スタイリングもパワーアップして魅力的なバイクに仕上がっています。

東京モーターショーでの発表は海外モデルで、国内販売は2018年夏ころを予定しているそうです。
国内仕様のスペック等が判明次第、当サイトでも順次新着情報を紹介させていただきます。

●Ninja400

新型Ninja400を見た印象は、車体が大型バイク並に大きく見えました。ナンバープレートも緑フチになれば、400ccには見えない迫力です。
タンクの立体感やテールカウルのデザインが熟成されていて好印象です。

Ninja400についての最新情報はコチラのページでも紹介しています。
新型Ninja400の東京モーターショーレポート(特徴・スペックまとめ)

●Ninja250

ボディーサイズや外装の形状も全て共通のはずなのに、250モデルは一回り小さく見えました。カラーリングの違いですかね?しかし、よーく見るとやっぱりライバルメーカーの250ccよりも迫力が大きいように感じました。
迫力あるデザインで大人気の250ccスポーツバイククラスでもシェアを高める新型になりそうです。

ちなみにインドネシア仕様のスペックでは国内モデルの既存のNija250(31PSから8PSアップの39PSになるそうです。国内仕様も同等スペックで発売できれば、かなり期待できます。現行モデル最強のホンダCBR250RRは38PSなのでクラス最強を狙う1台です。価格も気になる・・・。

Ninja250についての最新情報はコチラのページでも紹介しています。
新型Ninja250はクラス最大の39馬力!?東京モーターショーレポート

H2カーボン

「H2」はカワサキ重工ガスタービン、航空宇宙カンパニー、機械カンパニー、技術開発本部など、グループがタッグを組んで開発したスーパーチャージャー搭載のモンスターマシンです。

カーボンカウルを組み合わせた外観は質感が高く、より魅力的なデザインです。間近で見るとマフラーやフロントマスクがカッコイイです。量販車のスーパースポーツより一回り大きい車体で迫力も大きいです。

車両展示だけではありましたが、見るだけでも面白いバイクでした。

レース車両

●ZX-10RR

スーパーバイク世界選手権でカワサキのZX-10RRが2017年も年間チャンピオンに輝き、2015年、2016年に続いて3連覇を達成しました。モーターショーではチャンピオンマシンの展示もありました。

カワサキのレース車両を初めて生で見ましたが、ここでもカラーリングが素敵だと感じました。
近年のカワサキのスタイリングの良さはレース車両から来ているのでしょう。

●KX450

オフロードのレース競技車のKX250F-SRの展示もありました。カワサキは昔からKLXシリーズなど、オフロードバイクにも定評があります。

競技専用車両ならではの小さい燃料タンクと、ゴツいフロントフォークやフレームとの組み合わせは見ていて楽しかったです。

おわりに

Z900RSはかなりヒットすると予想しています。旧車好きやゼファーの時代を知るベテランライダーから支持を集めそうですし、若者からの需要も期待できます。

カワサキからはコンセプトモデルの展示はなく、新しい技術はほとんど見られませんでしたが、展示された車両を中心に熟成された印象を強く受けました。

硬派なカワサキは先進技術と進化したデザイン性で、より魅力的なバイクメーカーだと評価できる内容でした。

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