東京モーターショー2017徹底取材レポート〜ホンダ編〜

ホンダのバイク展示車両では、話題の自立式バイクコンセプトの「ライディングアシストe」のほか、モデルチェンジした「GWシリーズ」、「カブシリーズ」の展示に力を入れていました。

話題性が高いモンキー125の参考出品や、モータースポーツコーナーの用意など、広いスペースにゆったりと車両を展示していたので見やすかったです。

最新モデルのほかには、カスタムコンセプトの参考出品が目立ちました。今後、メーカーとして社外パーツを取り入れたカスタム済みの特別仕様車が増える可能性もありそうです。

ホンダブースの注目バイク情報をまとめました。

東京モーターショー2017 ホンダブースのバイク

RidingAssist-e(ライディングアシスト-e)

すでに多数のメディアでも取り上げられている、バランス制御技術を搭載したコンセプトバイクです。バイクだけで独立して自立が可能で、ライダーを乗せた状態でも自立支援を行い、ステップに足を乗せたまま停止することもできます。

モーターショーでは人が乗っての実演はなかったですが、新しい時代とバイクの安全性向上を感じられるコンセプトモデルです。
ホンダは2030年ビジョンで開発しているようですが、動力源はEVで将来的にはバイクもEV普及を目指しているのでしょう。

ヘッドライトはシンプルなLEDですが、なかなかカッコイイです。
これからのバイクはLEDヘッドライトが主流になるでしょう。

ゴールドウイング/ゴールドウイングツアー

●Goldwing(ゴールドウイング)

新モデルではトップケースを外したF6Bを彷彿させるローハイトフォルムが標準モデルになります。

●Goldwing Tour(ゴールドウイングツアー)

GWシリーズ伝統とグランドツアラーとして快適性を重視した大型シート付きのトップケースを採用したモデル。

ホンダのフラッグシップモデルのゴールドウイングが、17年ぶりにフルモデルチェンジを行い、東京モーターショー2017で展示されました。2018年4月の発売を予定しています。

国産メーカー唯一の水平対向エンジンを新開発して、パワーユニットを一刷しました。世界で見ても需要が高くない形式のエンジンを新開発してパワーアップさせたところはホンダらしさを感じられます。

ミッションは、ゴールドウィングはマニュアルミッション、ゴールドウイングツアーにはホンダの大型バイクで人気を集めているクラッチ操作不要の「7速DCTミッション」を採用しています。

フロントフォークは新開発のダブルウイッュボーンサスペンションを投入して、新型フラッグシップモデルらしい既存車種よりも先に行った最新技術を搭載しています。
走りの良さも改善されて峠のワインディングも楽しめそうです。

スタイリングも最近のホンダのバイクらしさを取り入れてかっこいいです。デザインがスポーティーになったせいか、機敏に走りそうなメガクルーザーに見えます。

メーターは大型ナビ+マルチモニターとアナログメーターの組み合わせ

新型ゴールドウイングの特徴、スペック情報はコチラ。
3-1ゴールドウィング/3-2ゴールドウィングツアー

PCX HYBRID/EV

●PCX-EV

●PCX-HV

ホンダの人気スクーターPCXは、2018年モデルから通常のガソリンエンジンモデルに加えて「HYBRIDモデル」も追加されます。バイクの本格的なハイブリッドの大衆車導入は初めての試みです。同時開発を進めていたEVモデルは参考出品になりました。

二輪初のハイブリッドと聞いて私は疑問点をいくつも感じました。トヨタのプリウスなど近年主流のハイブリッドカーは、ブレーキをかけた時の熱で生じた回生エネルギーで発電しています。

バイクの場合は車体が軽い分、ブレーキ熱が少なくなりますが、PCXハイブリッドは回生エネルギーではなく、従来のバッテリー発電用のジェネレーターを駆動用エネルギーとしても活用するマイルドハイブリッドになるようです。

スペック情報はまだありませんが、通常モデルとの価格差は5〜10万円、燃費性能は10〜30%アップほどになると予想されます。マイルドハイブリッドにすることに加えて、積載スペース確保のために多くの新開発技術を導入しています。

もともとバイクは車体が軽くて燃費性能が良いので、低燃費のために購入予算を増やす人がどれほどいるかは疑問がありますが、ハイブリッドモデルはモーターアシストによって、走りがよりパワフルになる可能性があります。

メーカーのスタッフは、さまざまな車種に応用可能なハイブリッドシステムになっていると紹介していました。

EVについては脱着可能の蓄電池を搭載。パワーユニットなどのスペックが未発表なのでなんとも言えないですが、2018年の発売予定から消えたのは開発面というよりかは国内規制の問題も関係していそうです。

どちらもメーカーからのスペック等詳細情報の発表に期待です。
当サイトでも引き続き、PCXハイブリッド/EVの情報をアップしていきます。

モンキー125

当サイトでも先日、モンキーが125ccになって復活濃厚のニュースを取り上げています。
ホンダ モンキーが125ccになって復活か?

東京モーターショーでもメーカーの発表通り、参考出品車両として展示されました。2018年には市販化される噂も出ています。

気になるエンジンをスタッフに聞いたところ、えらい人が出てきて、ヒントすら教えてもらえませんでしたが、展示車両についているエンジンはグロムベースのエンジンのようです。

隣で展示されていたスーパーカブC125も発売予定時期の発表がないため、2018年発売を目標に進めるのであれば、グロムエンジンをベースに海外生産になるでしょう。私の予想では、発売時期を送らせてカブエンジン搭載を再度検討しなおすのではないでしょうか?

すでに写真はネットでだいぶ出回っていますが、現物を見ると予想以上に大きいです。
モンキーと同じデザインですが、全く別物のバイクといった印象です。

私個人的には後ろからのスタイリングが好きでした。

モンキー125についても、当サイトでは引き続き最新情報をアップしていきます。

スーパーカブC125

こちらは、カブの125ccモデルの参考出品です。早ければ2018年発売という噂もありましたが、2017年11月には既存のカブシリーズをフルモデルチェンジしたので、もう少し時間のかかりそうな印象があります。

スーパーカブC125を見て思ったのは「オシャレでカッコイイ」です。これまでのカブと大きな変化のないデザインなのですが、カラーリングのせいかレトロな感じがしません。テールレンズなどライトまわりもカッコイイです。

新型カブシリーズ

●カブ110

●カブ110

●カブ110

●カブ50

新型スーパーカブはモーターショー前の10月19日に発表され、2017年11月10日に発売されます。スーパーカブは伝統あるデザインを活かしつつデザインを一新させました。カラーリングの変化もありオシャレで、仕事用バイクのイメージが薄れました。

排ガス規制をクリアするためのコストを含めて、従来モデルより約4万円ほどの値上げがされましたが、タウンユースであれば購入する価値があるように感じました。
ビジネスシーンで考えると値上げの影響が大きく、当面は型落ちの在庫販売に人気が集中しそうです。
(詳細は)新型スーパーカブシリーズの東京モーターショー2017レポート

●クロスカブ

●クロスカブ

年内の発売予定発表が期待される新型クロスカブも同時出品されていました。
横から見るとカブですが、正面から見るとカブっぽくないですね。こちらも注目です。

詳細:新型クロスカブ110の東京モーターショー2017レポート

Neo Sports Cafe Concept

ホンダは国産メーカーの中で唯一、大型バイクのストリートファイター(スポーツネイキッド)のラインナップがありません。2018年にはホーネット1000復活の噂もありますが、Neo Sports Cafe Conceptは次世代の大型ネイキッドを担うコンセプトモデルです。

見た目の印象は燃料タンクが横に広く、ツアラー性能兼ね備えたモデルになりそうです。欧州で販売しているCB1000Rを国内販売する話もありますが、完全新設計のニューモデルが近い将来出るかもしれません。

CB1300SB

ホンダのロングヒット車種でありながら、排ガス規制の影響で生産終了の噂も出ていたスーパーフォアシリーズは、排ガス規制をクリアしてモデルチェンジと販売継続が決まりました。

見た目に大きな変化はないですが、400ccモデルはスロットルボディと排気系の変更で3馬力アップを達成。販売台数自体は落ち込んでいますが、現在も高いリセールバリューを確保している人気モデルです。

伝統を守りつつ、パワーアップした新モデルの投入したのは、元スーパーフォア乗りの私としても安堵しました。
この先も長く販売を続けて、スーパーフォア、スーパーボルドールは歴史に名を残すロングセラー車種になってほしいです。

カスタムモデル

ホンダのブースでは既存車種のカスタムコンセプトを多数出品されていました。
バイクのカスタム需要は減少傾向にありますが、80年代〜90年代の黄金期を再来させるにはカスタムも重要な役割だと踏んでいるのでしょう。

●CBR250RR

2017年のホンダの躍進の筆頭になったCBR250RRは続々とアフターパーツが販売されています。
ノーマルでもプレミア感のあるマシンですが、カスタムでより魅力的になります。

マフラーはアクラボビッチ

空力性能を強化するエアロパーツは新しいトレンドになるかもしれません。

カーボンリアフェンダーを装着しています。

●CB1100RS

●レブル250

ほかにもCB1100RS、レブル250のカスタムコンセプトの展示がありました。

モータースポーツコーナー

●RC213V

●オフロード

モータースポーツに力を入れているホンダは、広くモータースポーツコーナーを用意してレース車両の展示を行っていました。人が多すぎて写真は撮れませんでしたが、F1車両の展示もありました。

2017年のMOTO-GPでもホンダの強さが目立っていて、今年モデルチェンジした市販車のCBR1000RRも高い評価を得ています。
この先もモータースポーツ界をリードする国産メーカーであり続けてほしいです。

おわりに

ホンダは小排気量と大排気量の展示のバランスが良く、着実な進化を感じられました。
ただ、市場が拡大していてライバルのヤマハより遅れを取っている600cc〜800ccクラスの展示が少なかったのが気がかりでした。

2017年はCBRシリーズでヒットさせましたが、次の一手ではライバルメーカーに比べて弱い印象を持ちました。
ただ、将来性を感じられるゴールドウイングシリーズや大型ネイキッドのコンセプトモデルもあり、バイクメーカーとしての将来性は期待できます。

今年は新モデルを出し尽くした感じもありますが、来年、再来年にはまた市場の注目を集める新型バイク情報が出てくるでしょう。

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