YZF-R15が現行R1の遺伝子を強く受け継いで新登場

2017年3月にインドネシア向けにフルモデルチェンジしたYZFーR15が、早くも日本上陸しました。いまのところ、メーカーの正規国内モデルではなく、一部の販売店が並行輸入しています。今後はYSPなどの大型販売店が扱うことが濃厚です。

YZF-R15は、2012年モデルから5年ぶりのフルモデルチェンジをしましたが、完成度がヤバいです!!サイズはYZF-R1譲りの小型LEDヘッドライトをはじめ、シャープでスポーティーな仕上がりになりました。

先代よりも車体サイズが大きくなって、エンジンはヤマハ独自の可変バルブ機構(VVC)を採用し、約3馬力のパワーアップを遂げました。

250ccクラスに近い150ccコミューターバイク

そもそも150ccはタイ、インドネシア、インドなどの東南アジア市場のターゲットにしたバイクで、現地では免許や税制面で150ccが売れ筋になっています。日本のルールでは、125cc超え250cc以下は同じ小型自動二輪に区分されるため、150ccを選ぶメリットは低いです。

日本では、250ccよりも小型で取り回しがよく、125ccの原付とは違い高速道路にも乗れるコミューターバイクとして、150ccクラスの需要が拡大しています。現時点では、PCX150N-MAX155などのスクーターが人気で、フルサイズのミッションバイクは、車体が細くて高さがあるため、横風を受けやすく安定感が少ない欠点があります。

新型YZF-R15は車体サイズの大型化と、タイヤも先代よりも太いタイヤを履いて安定感が大幅に向上しています。フロント倒立フォークにリアサスペンションはリンク式モノサスを採用し、足回りもしっかりしているため、街乗りのコミューターバイクだけの目的で乗るにはもったいなく、峠のワインディングやサーキットのスポーツ走行も楽しめます

250ccクラスよりも大幅に軽く、走る楽しさが詰まった、250ccバイクに近いスポーツ性を兼ね備えたマルチコミューターバイクだと評価できます。

現行R1テイストのデザイン

YZFシリーズは、フラッグシップモデルのYZF-R1譲りのスポーティーなデザイン性が魅力です。250ccクラスでは、スーパースポーツをモチーフにしたスポーツバイクが各メーカーから出揃っていますが、私個人的にはYZF-R25のデザインが一番好きです。

しかし、現行モデルのYZF-R25/R3のデザインは、型落ちのYZF-R1をテイストにしています。新型YZF-R15は兄貴分ノR25シリーズよりも早く、最新フォルムを手に入れたことで注目度が増しました。

今後はYZF-R25も同等のデザインになっていくことも予想されますが、現時点ではデザイン性の観点でYZF-R15を購入するメリットが大きいです。単気筒エンジンの利点を活かしたスリムなボディーに、立体的なタンクを組み合わせた手の込んだデザインで、完成度はYZF-R25/R3と同等水準です。

日本では150ccクラスは安さだけが売りのバイクだと思われがちですが、東南アジアのマーケットは日本よりも市場規模が大きく、メーカーが力を入れています。R1ルックのデザインをYZF-R15にいち早く取り入れたのも、ヤマハが150ccクラスに力を入れていることの現れです

気になるパワーと最高速は?

新型YZF-R15は発売して間もなく、オーナーレビューなどの情報はほとんどありません。先代のYZF-R15の口コミ情報を見てみると、最高時速は150kmほどで、実用域では120km〜130kmまで。しかしタイヤが細いので高速走行には向いていないといった意見があります。

現行の新型YZF-R15は先代よりも3馬力アップして、タイヤサイズが太く高速走行の安定性が向上しています。最高出力は19.3PS/10,000rpmです。ライバルの馬力を見てみると、150ccクラスで人気スクーターのPCX150は12PS、低価格の150ccミッションバイクのスズキ・ジクサーは14PS、単気筒の250スポーツのCBR250Rは29PSです。

150ccクラスの中ではライバルを圧倒していて、250ccクラスには一歩劣るものの、車体が軽いため出力ほどの性能差は感じません。250ccクラスや大型スポーツバイクと比較すると、中低速のトルクが細いですが、可変バルブの採用によって、実用性に問題が出るほどのスカスカ感はありません。

街乗りはもちろん、峠のワインディングでも十分楽しめるスペックだと評価できます。

YZF-R15(2017)のスペック

車種名 YZF-R15
排気量 155.1cc
新車価格 約430,920円
発売時期 2017年6月
エンジン形式 水冷4サイクル単気筒/OHC4バルブ
燃費
トランスミッション形式 6速リターン
クラッチ形式 湿式多板
燃料供給方式 フューエルインジェクション
フレーム形式 デルタボックスフレーム
乾燥重量 137kg
乗車定員 2名
最高出力 14.2kW(19.3PS)/10,000rpm
最大トルク 14.7N・m(1.49kgf・m)/8,500rpm

まとめ

私は150ccクラスの本格スポーツバイクに乗った経験はありませんが、下のクラスのグロム125やエイプ100のノーマルに近い状態で、ミニバイク用のサーキットを走った経験があります。グロムやエイプでも、ミニバイク用のコースであれば、思っていた以上に走れる印象がありました。

YZF-R15はパワーや重量、足回りなどスペックを見るだけで戦闘力が高いことを容易に想像できます。また、YZF-R15はスポーツ性能には興味はないけど、スポーティーな外観に乗りたい方にオススメできるバイクです。

価格は250ccクラスよりも安く、見た目は250ccに近い迫力があります。150ccバイクとしては割高な価格設定ですが、エンジン、カウリングをはじめとした外観、足回りを考えれば価格相応の価値があります。

スポーツ走行でも、近所の街乗りでも乗っていて間違いなく楽しいバイクなので、私もセカンドバイクとして興味がある新型車です。

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